Development and Achievements of the International Forum in the Republic of Korea: Roles and Possibilities of Environmental Education Using the Reintroduction of Oriental White Stork
{"title":"Development and Achievements of the International Forum in the Republic of Korea: Roles and Possibilities of Environmental Education Using the Reintroduction of Oriental White Stork","authors":"Kantaro Tabiraki, Junichi Komatsu, Youngjoo Nam","doi":"10.5647/jsoee.28.3_44","DOIUrl":null,"url":null,"abstract":"2 コウノトリ保護・増殖の取組と野生復帰 1996年、韓国教員大学内(忠清北道チョンジュ市) に「コウノトリ復元センター(Korean Stork Restoration Center)」が設置され、現在は「コウノトリ生態研究 院(Eco-Institute for Oriental Stork)」と名称を変更し コウノトリの保護・増殖等の研究を進めている (図1)。コウノトリ生態研究院の目的は、遺伝的多様性 の保全と生息環境の確立に関する研究推進、 そして、コ ウノトリを活用した教育実践の開発と評価である。組織 構成は、研究員5人(非常勤1人を含む)、飼育員10人(常 勤5人、そのほかに禮山コウノトリ公園への出向を含 む)、情報専門職員1人である。 コウノトリ復元センターが設置された年にドイツとロ シアからそれぞれ2羽のコウノトリを導入し、1999年に は日本から3つの受精卵を導入し人工ふ化に成功する。 2002年に初めての人工繁殖、自然繁殖に成功し、2013 年には生息羽数が151羽に達した。2015年6月に「禮山 コウノトリ公園」が開園し(2009年に文化財庁が放鳥 拠点を忠清南道イエサン郡に決定)、環境省、忠清南道、 礼山郡とコウノトリ生態研究院が連携してコウノトリの 野生復帰に取り組むこととなった。そして、同年9月に 同場所でコウノトリの試験放鳥を初めて実施し、その後、 3つのペアが確認されるなど野外での繁殖に成功の兆し がみられた。現在、韓国コウノトリの野生復帰の取組は、 自治体、LG常緑財団や電力会社等との組織的な協定を 積極的に結ぶなど、さまざまな主体による協働取組のな かで人工巣塔の設置や生息地保全等を進めている。","PeriodicalId":308853,"journal":{"name":"Japanese Journal of Environmental Education","volume":null,"pages":null},"PeriodicalIF":0.0000,"publicationDate":"1900-01-01","publicationTypes":"Journal Article","fieldsOfStudy":null,"isOpenAccess":false,"openAccessPdf":"","citationCount":"0","resultStr":null,"platform":"Semanticscholar","paperid":null,"PeriodicalName":"Japanese Journal of Environmental Education","FirstCategoryId":"1085","ListUrlMain":"https://doi.org/10.5647/jsoee.28.3_44","RegionNum":0,"RegionCategory":null,"ArticlePicture":[],"TitleCN":null,"AbstractTextCN":null,"PMCID":null,"EPubDate":"","PubModel":"","JCR":"","JCRName":"","Score":null,"Total":0}