{"title":"Objective evaluation of visual field by magnetic resonance imaging","authors":"S. Nakadomari, A. Furuta","doi":"10.4263/JORTHOPTIC.35.53","DOIUrl":null,"url":null,"abstract":"機能的磁気共鳴画像法(以下fMRI)は、MRIを用いた非侵襲的脳機能測定法である。この手法を用いて視野内の位置と大脳視覚野の反応点との対応関係から、ヒト視覚野の細分類が実現されている。この手法を洗練してきたWandell研究室にて、筆者らはその技術を習得し、これまでその視覚刺激を改良し、解析法を工夫することで、この技術の臨床応用を試みた。筆者らは、fMRIによって得られた機能画像から被験者の視野を再構築することに成功した。筆者らの用いている視覚刺激は、視野の極座標の偏心度(r)と極角(θ)の情報の両者を同時に含み、これらを異なる周期で提示することで、得られたデータからフーリエ解析によりそれぞれを分離同定することができる。これを後頭葉全画素について解析することにより、任意の視野位置に対応してどれだけの画素が視覚刺激に応答しているかというヒストグラムを作成できる。そして、この分布を2次元平面上に表示するとそれはすなわち視野表を意味することになる。筆者らは、同時刺激の利点を測定時間を短縮できる点と任意の画素にrとθ情報の両方を持たすことができる点と考え、この刺激法が患者の視野測定に最適であると判断した。そして、正常被験者にこれを適用し実験を行なったところ、視野表示は可能であり、臨床応用が可能であるものと考えられた。","PeriodicalId":205688,"journal":{"name":"Japanese orthoptic journal","volume":"9 1","pages":"0"},"PeriodicalIF":0.0000,"publicationDate":"2006-08-31","publicationTypes":"Journal Article","fieldsOfStudy":null,"isOpenAccess":false,"openAccessPdf":"","citationCount":"0","resultStr":null,"platform":"Semanticscholar","paperid":null,"PeriodicalName":"Japanese orthoptic journal","FirstCategoryId":"1085","ListUrlMain":"https://doi.org/10.4263/JORTHOPTIC.35.53","RegionNum":0,"RegionCategory":null,"ArticlePicture":[],"TitleCN":null,"AbstractTextCN":null,"PMCID":null,"EPubDate":"","PubModel":"","JCR":"","JCRName":"","Score":null,"Total":0}