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引用次数: 2
Abstract
長時間着座における腰痛を緩和するための持続受動運動(continuous passive motion: CPM)装置として椅子のlumbar support に収縮性エアバッグを設置したもの(腰CPM)がすでに市販されているがその効果は限定的である.われわれが独自に開発した装置は座面にもエアバッグを設置しlumbar supportと座面を連動運動させるものであり,一方の縮小時に他方が拡大する連動逆位相型と両者が同時収縮する連動同位相型とがある.いずれの動作様式も腰CPMより優れた腰痛予防効果を有している.今回,健常学生13人を対象としてエアバッグの各種収縮条件での全身の姿勢と座面上の圧分布を検証した.腰CPMと比較した連動型の長所は同位相型では骨盤の前方移動を抑制しつつ前方回旋を獲得できることであり,逆位相型では腰椎や骨盤傾斜角の変化量が有意に大きいことと推察された.