{"title":"リハビリテーション専門職によるアドバンス・ケア・プランニング—非がん性呼吸器疾患患者一例へ試みた経験より—","authors":"Takeshi Kakuta, Yuki Oyama, Yoshiko Fukumura, Mizuki Sugiura","doi":"10.2512/jspm.18.201","DOIUrl":null,"url":null,"abstract":"症例は76歳の慢性閉塞性肺疾患患者.リハビリテーション場面における対話を活用し,アドバンス・ケア・プランニング(Advance Care Planning: ACP)の実践を試みた.ACPの実践は,呼吸リハビリテーション中のコンディショニングやセルフマネジメント教育の対話の場面を主に活用した.リハビリテーション専門職がACPに関わる場合,いわゆる広義のACPが関わりやすかった.リハビリテーション専門職は,他の職種と比較して対話する時間が得やすく,生活を主軸に置いた視点で患者の価値観や将来の不安について対話することができる.現場でのACPを促進するため,他の職種と比較して対話する時間が得やすい利点があるリハビリテーション専門職は,繰り返しの対話の機会を活用しACPへ関わる必要がある.","PeriodicalId":19883,"journal":{"name":"Palliative Care Research","volume":"188 1","pages":"0"},"PeriodicalIF":0.0000,"publicationDate":"2023-01-01","publicationTypes":"Journal Article","fieldsOfStudy":null,"isOpenAccess":false,"openAccessPdf":"","citationCount":"0","resultStr":null,"platform":"Semanticscholar","paperid":null,"PeriodicalName":"Palliative Care Research","FirstCategoryId":"1085","ListUrlMain":"https://doi.org/10.2512/jspm.18.201","RegionNum":0,"RegionCategory":null,"ArticlePicture":[],"TitleCN":null,"AbstractTextCN":null,"PMCID":null,"EPubDate":"","PubModel":"","JCR":"","JCRName":"","Score":null,"Total":0}
引用次数: 0
Abstract
症例は76歳の慢性閉塞性肺疾患患者.リハビリテーション場面における対話を活用し,アドバンス・ケア・プランニング(Advance Care Planning: ACP)の実践を試みた.ACPの実践は,呼吸リハビリテーション中のコンディショニングやセルフマネジメント教育の対話の場面を主に活用した.リハビリテーション専門職がACPに関わる場合,いわゆる広義のACPが関わりやすかった.リハビリテーション専門職は,他の職種と比較して対話する時間が得やすく,生活を主軸に置いた視点で患者の価値観や将来の不安について対話することができる.現場でのACPを促進するため,他の職種と比較して対話する時間が得やすい利点があるリハビリテーション専門職は,繰り返しの対話の機会を活用しACPへ関わる必要がある.
病例是一名76岁的慢性阻塞性肺病患者。通过在康复训练场景中使用对话,尝试了高级护理计划(Advance Care Planning, ACP)的实践。ACP的实践主要应用于呼吸康复中的调节和自我管理教育的对话场景。康复专业人员与ACP相关时,容易涉及所谓广义的ACP。康复专门职业与其他职业相比,更容易获得对话时间,能够以生活为中心的视角,就患者的价值观和将来的不安进行对话。为了促进ACP在现场的开展,具有与其他职业相比更容易获得对话时间优势的康复专门职业必须充分利用反复对话的机会与ACP打交道。