{"title":"High Pressure Rheology of Lubricants (Part 2)","authors":"M. Kaneko","doi":"10.2474/trol.19.33","DOIUrl":null,"url":null,"abstract":"軸受・歯車やトラクションドライブなどのヘル ツ接触面では,潤滑油は瞬間的高圧にさらされて 圧縮されることで,粘度や密度が大きく変化する. 一方,油膜に発生する圧力でしゅう動部は弾性変 形する.この領域における潤滑油の油膜厚さは, 1962 年に発表された DOWSONらの弾性流体潤滑 (EHL)理論により算出が可能となった.この EHL 理論に基づく計算式には BARUS式の圧力粘 性係数 が含まれている.なお, 値は第 1 報 で供試油として市販のエンジン油,変速機油,ギ ヤ油,冷凍機油,トラクション油,油圧油および 各種基油単体の 16 種類を用い,圧力 0.0001~ 0.26GPa,温度 30~100°Cの範囲で高圧粘度と高 圧密度を実測することにより導出した粘度圧力温 度密度線形式の 値と, T( t/ 0t) の関 係にある. ここで,高圧密度に関する過去の主な知見を列 挙すると,1953 年の ASME 報告では欠番を除 く 45 種類のサンプルについて,精力的に高圧粘 度とともに高圧密度の測定が行われた.また, DOWSONらは,EHL理論の中でREYNOLDS方程式 に含まれる高圧密度を算出するために密度圧力関 係式を導出した.この式は現在でも潤滑油の高圧 密度の推算式として多用されている.さらに,大 野らにより自由体積理論をもとに,固化領域にわ たる密度-温度-圧力関係式が提案されている. この中で,DOWSONらの密度圧力関係式が,第 1報の線形式の密度項の推算式としても活用でき 191","PeriodicalId":0,"journal":{"name":"","volume":null,"pages":null},"PeriodicalIF":0.0,"publicationDate":"2024-02-29","publicationTypes":"Journal Article","fieldsOfStudy":null,"isOpenAccess":false,"openAccessPdf":"","citationCount":"0","resultStr":null,"platform":"Semanticscholar","paperid":null,"PeriodicalName":"","FirstCategoryId":"1085","ListUrlMain":"https://doi.org/10.2474/trol.19.33","RegionNum":0,"RegionCategory":null,"ArticlePicture":[],"TitleCN":null,"AbstractTextCN":null,"PMCID":null,"EPubDate":"","PubModel":"","JCR":"","JCRName":"","Score":null,"Total":0}
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