An On-Road Study of Monitor Location and Driver Acceptance of Camera Monitor Systems as a Replacement for Side Mirrors in Cars

S. Kubota, Hayato Kikuta, Tomoaki Ryu, H. Kitajima
{"title":"An On-Road Study of Monitor Location and Driver Acceptance of Camera Monitor Systems as a Replacement for Side Mirrors in Cars","authors":"S. Kubota, Hayato Kikuta, Tomoaki Ryu, H. Kitajima","doi":"10.3169/itej.75.824","DOIUrl":null,"url":null,"abstract":"国際連合欧州経済委員会が定める規則UN-R46「間接視界 に関する協定規則」1)が2016年に改定され,我が国でも自 動車のサイドミラーをカメラモニタシステム(Camera Monitor System:CMS)で代替可能となった2).すでに市 販車にも搭載されている3).CMSによるミラーの代替に関 する人間工学的な課題については,UN-R46の改定に先 立って,ドイツ連邦道路交通研究所(FHRI)4),ミシガン大 学交通研究所(UMTRI)5)~7)などで検討され,その後,米 国運輸省道路交通安全局(NHTSA)8)でも試作車による調 査が行われた. 筆者ら9)はそれらの研究を概観した上で,CMSの最大の メリットである広角カメラの利用による死角低減に注目 し,ドライバがサイドミラー代替のCMSに求める視野の大 きさを実験的に求めた.その結果,ドライバが多様な走行 環境で要求したCMSの水平視野の大きさは,23名の平均 値で41゚~45゚であった.これは従来ミラーのほぼ2倍であ る.この結果はCMSが死角の低減に寄与し得ることを示し ている.しかし,従来ミラーに準じた表示倍率の規制1)10) のために,合流時や駐車操作時の一時的な変更時以外,こ の大きさの視野の実装が容易でないことを指摘した.また, ドライバが求める視野の大きさは,主に運転経験に依存す る個人差が大きいことも指摘した. 一方,CMSのもう一つの重要なメリットとして,ある程 度の制約の範囲内で,モニタを車内の自由な位置に配置で きる点がある.モニタの配置については,人間工学的な側 面から比較的多くの検討がなされている11)~17).しかし, 走行環境条件,評価方法などの違いにより,必ずしも一貫 した結果は得られていない.現状では,従来ミラーとの互 換性や構造上の配置可能性を考慮して,Aピラー下部,ド アトリム前方上部,ダッシュボード両端に配置する傾向に ある.いずれにしても,実車による多様な走行環境での検 討が求められる. さらに,CMSのドライバ受容性(Driver Acceptance),す なわち,多様な走行環境において従来ミラーと比較した CMSの主観的な優位性の評価は,ドライビングシミュレー タでは難しい.コスト増が避けられないCMSによる従来ミ ラーの代替のためには,CMSによる機能上の付加価値だけ でなく,ドライバの受容性が高いことが一義的に重要である. 本研究では,従来のサイドミラーに加えてCMSを実装し た実験車両を用いて,モニタの配置およびCMSのドライバ 受容性について実験的に検討した.また,運転試行を繰り 返すことによって,CMSの利用に対する慣れが,モニタの 配置およびCMSのドライバ受容性の評価に及ぼす影響につ いて検討した. あらまし サイドミラー代替のカメラモニタシステム(CMS)を従来ミラーと併せて実装した実験車両を,運転経 験が豊富な23名の学生ドライバが運転し,従来ミラーとの比較およびモニタの配置について主観評価した.約10分 間の運転を3試行し,各試行後にCMSと従来ミラーとを,死角の少なさ,距離感,表示の見やすさ,総合評価につい て比較した.同時に,CMSに対する慣れの評価,および左側モニタをAピラー下部に配した場合とダッシュボード 上中央に配した場合との間で比較を行った.結果は,20分程度でCMSの利用に慣れ,総合評価も従来ミラーより有 意に高くなった.CMSの優位性には死角の少なさ,表示の見やすさが寄与している.モニタの配置に有意差はな かったが,運転経験が長いドライバほど試行を重ねると従来ミラーに近いAピラー寄りに評価がシフトした.ドライ バの内省報告からCMSのモニタ配置およびドライバ受容性について多くの示唆を得た.","PeriodicalId":39325,"journal":{"name":"Kyokai Joho Imeji Zasshi/Journal of the Institute of Image Information and Television Engineers","volume":null,"pages":null},"PeriodicalIF":0.0000,"publicationDate":"2021-01-01","publicationTypes":"Journal Article","fieldsOfStudy":null,"isOpenAccess":false,"openAccessPdf":"","citationCount":"0","resultStr":null,"platform":"Semanticscholar","paperid":null,"PeriodicalName":"Kyokai Joho Imeji Zasshi/Journal of the Institute of Image Information and Television Engineers","FirstCategoryId":"1085","ListUrlMain":"https://doi.org/10.3169/itej.75.824","RegionNum":0,"RegionCategory":null,"ArticlePicture":[],"TitleCN":null,"AbstractTextCN":null,"PMCID":null,"EPubDate":"","PubModel":"","JCR":"Q4","JCRName":"Engineering","Score":null,"Total":0}
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Abstract

国際連合欧州経済委員会が定める規則UN-R46「間接視界 に関する協定規則」1)が2016年に改定され,我が国でも自 動車のサイドミラーをカメラモニタシステム(Camera Monitor System:CMS)で代替可能となった2).すでに市 販車にも搭載されている3).CMSによるミラーの代替に関 する人間工学的な課題については,UN-R46の改定に先 立って,ドイツ連邦道路交通研究所(FHRI)4),ミシガン大 学交通研究所(UMTRI)5)~7)などで検討され,その後,米 国運輸省道路交通安全局(NHTSA)8)でも試作車による調 査が行われた. 筆者ら9)はそれらの研究を概観した上で,CMSの最大の メリットである広角カメラの利用による死角低減に注目 し,ドライバがサイドミラー代替のCMSに求める視野の大 きさを実験的に求めた.その結果,ドライバが多様な走行 環境で要求したCMSの水平視野の大きさは,23名の平均 値で41゚~45゚であった.これは従来ミラーのほぼ2倍であ る.この結果はCMSが死角の低減に寄与し得ることを示し ている.しかし,従来ミラーに準じた表示倍率の規制1)10) のために,合流時や駐車操作時の一時的な変更時以外,こ の大きさの視野の実装が容易でないことを指摘した.また, ドライバが求める視野の大きさは,主に運転経験に依存す る個人差が大きいことも指摘した. 一方,CMSのもう一つの重要なメリットとして,ある程 度の制約の範囲内で,モニタを車内の自由な位置に配置で きる点がある.モニタの配置については,人間工学的な側 面から比較的多くの検討がなされている11)~17).しかし, 走行環境条件,評価方法などの違いにより,必ずしも一貫 した結果は得られていない.現状では,従来ミラーとの互 換性や構造上の配置可能性を考慮して,Aピラー下部,ド アトリム前方上部,ダッシュボード両端に配置する傾向に ある.いずれにしても,実車による多様な走行環境での検 討が求められる. さらに,CMSのドライバ受容性(Driver Acceptance),す なわち,多様な走行環境において従来ミラーと比較した CMSの主観的な優位性の評価は,ドライビングシミュレー タでは難しい.コスト増が避けられないCMSによる従来ミ ラーの代替のためには,CMSによる機能上の付加価値だけ でなく,ドライバの受容性が高いことが一義的に重要である. 本研究では,従来のサイドミラーに加えてCMSを実装し た実験車両を用いて,モニタの配置およびCMSのドライバ 受容性について実験的に検討した.また,運転試行を繰り 返すことによって,CMSの利用に対する慣れが,モニタの 配置およびCMSのドライバ受容性の評価に及ぼす影響につ いて検討した. あらまし サイドミラー代替のカメラモニタシステム(CMS)を従来ミラーと併せて実装した実験車両を,運転経 験が豊富な23名の学生ドライバが運転し,従来ミラーとの比較およびモニタの配置について主観評価した.約10分 間の運転を3試行し,各試行後にCMSと従来ミラーとを,死角の少なさ,距離感,表示の見やすさ,総合評価につい て比較した.同時に,CMSに対する慣れの評価,および左側モニタをAピラー下部に配した場合とダッシュボード 上中央に配した場合との間で比較を行った.結果は,20分程度でCMSの利用に慣れ,総合評価も従来ミラーより有 意に高くなった.CMSの優位性には死角の少なさ,表示の見やすさが寄与している.モニタの配置に有意差はな かったが,運転経験が長いドライバほど試行を重ねると従来ミラーに近いAピラー寄りに評価がシフトした.ドライ バの内省報告からCMSのモニタ配置およびドライバ受容性について多くの示唆を得た.
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作为汽车侧镜替代品的摄像头监控系统的监控位置和驾驶员接受度的道路研究
联合国欧洲经济委员会制定的规则UN-R46《关于间接视野的协定规则》1)于2016年进行了修订,我国也将汽车后视镜改为相机监视系统(Camera MonitorSystem:CMS)可以代替2).已经搭载在市贩车上3).关于用CMS代替后视镜的人体工学课题,在UN-R46的修改之前德国联邦道路交通研究所(FHRI)4)、密歇根大学交通研究所(UMTRI)5)~7)等对此进行了研究,之后美国交通部道路交通安全管理局(NHTSA)8)也对原型车进行了调查。笔者等9)在概观了这些研究的基础上,关注CMS的最大优点——利用广角摄像机来降低死角,驾驶员对代替后视镜的CMS所要求的大视野。实验要求的。其结果,驱动在多种行驶环境要求的cms的水平视野的大小,23名的平均值41゚~ 45゚。这是现有米勒的几乎两倍啊该结果表明,CMS可以有助于降低盲点。但是,由于现有的以后视镜为基准的显示倍率限制1)10),除了在会合时和停车操作时的临时变更时以外,的大小视场的封装不容易。另外,驾驶员所要求的视场大小主要取决于驾驶经验,个人差异很大。CMS的另一个重要优点是,可以在一定程度的限制范围内,将监视器放置在车内自由的位置上。方面进行了比较多的探讨11)~17).但是,由于行驶环境条件、评价方法等的不同,不一定能得到一致的结果。目前,考虑到与传统后视镜的可互换性以及结构上的配置可能性,倾向于配置在A柱下部、门饰板前方上部、仪表板两端。另外,在CMS的驾驶员接受性(Driver Acceptance)、砂轮、多种行驶环境下,与传统后视镜相比,CMS的主观优势评价如下:驾驶模拟单纯依靠CMS是很难实现的。为了替代成本不可避免增加的CMS的传统miller,CMS不仅具有功能上的附加价值,更重要的是驱动器的可接受性要高。在本研究中,利用在原有后视镜的基础上安装了CMS的实验车辆,对监视器的配置以及CMS的驱动器接受性进行了实验性的探讨。通过返回,对使用CMS的习惯对监视器的配置以及CMS的驱动器接受性的评价产生的影响进行了讨论。由具有丰富驾驶经验的23名学生司机驾驶了与传统后视镜一起安装了可代替后视镜的相机监视器系统(CMS)的实验车辆,并对与传统后视镜的比较及监视器配置进行了主观评价。进行了3次约10分钟的驾驶试验,每次试验后对CMS和传统后视镜在死角少度、距离感、显示易看性以及综合评价方面进行了比较。同时,我们对CMS进行了熟悉程度的评价,并对左侧显示屏配置在A柱下部和仪表盘中央的情况进行了比较。结果显示,20分钟左右就习惯了CMS的使用,综合评价也出乎意料地高于传统后视镜。CMS的优势在于死角少,显示清晰。虽然买了,但是驾驶经验越长的驾驶员在反复尝试后,评价就会偏向于原来接近后视镜的A柱。从dry - ba的内省报告中得到了很多关于CMS的监视器配置和驾驶员接受性的启示。
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