{"title":"The Bipartite Action of Parathyroid Hormone-related Peptide on Cartilage","authors":"N. Amizuka","doi":"10.2330/JORALBIOSCI1965.43.360","DOIUrl":null,"url":null,"abstract":"軟骨の研究は,骨 代謝研究のなかでも発生生物学的な アプロー チの視点から急速に進歩 してきた領域の1つ で ある。軟骨細胞の分化増殖,さ らに軟骨内骨化に対する 調節因子の研究は,基 礎的な細胞生物学ばか りでなく先 天異常を含めた遺伝子疾患の解明にも及び,そ の必要性 が再認識 されている(図1)。 そのなかで副甲状腺ホルモ ン関連ペ プチ ド(parathyroid hormone-related peptide: PTHrP)は,軟 骨の分化増殖に最 も重要な因子で あり,多 くの研究者によってその詳細が明 らかにされて いる。PTHrPに ついては,す でに1950年 代 にAlbright が,悪 性腫瘍から産生される副甲状腺ホルモン(PTH) 様の物質でありhumoral hypercalcemia of malignancy の高カルシウム血症の起因物質 としてその存在を提唱し ていた。 しかしながら,実 際にそのア ミノ酸 ・遺伝子配 列の同定が明 らかにされたのは1980年 代後半 になって か らである1-3)。Albrightの 予想は見事に的中してお り, PTHrPはN末 端 ア ミノ酸 がPTHの それ と高い相 同 配列 を示すため,PTHと 共有のPTH/PTHrPレ セプ ターに結合することで副甲状腺機能亢進症様の活性 を示 すことが知 られている。 このような歴史的な歩みから, PTHrPは 病理学的因子 として扱われてお り,現 在でも 悪性腫瘍に併発する高カルシウム血症ならびに腫瘍細胞 の増殖 に及ぼすPTHrPの 作用 などが精力的に検討 さ れ て い る。とこ ろ がPTHrPは,oncoproteinと して の 反 面,胎 生 期 の さ ま ざ ま な正 常 組 織 で産 生 さ れ て い る こ と か ら個 体 発 生 や器 官 形 成 の局 所 因 子 と し て解 釈 さ れ る よ うに な って き た。PTHrPは 胎 生 期 の 哺 乳 類 の 多 くの 組","PeriodicalId":14631,"journal":{"name":"Japanese Journal of Oral Biology","volume":"42 1","pages":"360-369"},"PeriodicalIF":0.0000,"publicationDate":"2001-08-20","publicationTypes":"Journal Article","fieldsOfStudy":null,"isOpenAccess":false,"openAccessPdf":"","citationCount":"0","resultStr":null,"platform":"Semanticscholar","paperid":null,"PeriodicalName":"Japanese Journal of Oral Biology","FirstCategoryId":"1085","ListUrlMain":"https://doi.org/10.2330/JORALBIOSCI1965.43.360","RegionNum":0,"RegionCategory":null,"ArticlePicture":[],"TitleCN":null,"AbstractTextCN":null,"PMCID":null,"EPubDate":"","PubModel":"","JCR":"","JCRName":"","Score":null,"Total":0}
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甲状旁腺激素相关肽对软骨的两部分作用
软骨的研究,是在骨代谢研究中也从发生生物学的阿普罗奇的视点急速进步的领域之一。软骨细胞的分化增殖,对软骨内骨化的调节因子的研究,不仅仅是基础的细胞生物学,还涉及到对包括先天异常在内的基因疾病的阐明,其必要性再次被认识到(图1)。其中甲状旁腺激素相关peptide (parathyroid hormone-related peptide)PTHrP)是软骨分化增殖中最重要的因子,许多研究人员正在阐明其详细情况。关于PTHrP,早在1950年代,Albright就发现了由恶性肿瘤产生的副甲状腺激素(PTH)样物质humoral hypercalcemia of作为malignancy高钙血症的起因物质而被提出。但是,实际上氨基酸、基因配列的鉴定是从1980年后半期开始的1-3。Albright的预测非常准确,PTHrP的N末端氨基甲酸与PTH的氨基甲酸呈高度同源排列,因此与PTH共有的PTH/PTHrP受体结合,显示出副甲状腺功能亢进症的活性。被抓住了。从这样的历史进程中,PTHrP作为病理学因素被处理,现在也正在研究恶性肿瘤并发的高钙血症以及PTHrP对肿瘤细胞增殖的作用等。胶质PTHrP,作为oncoprotein的反面,在胎生期各种各样的正常组织中被生产的胶质,个体发育和器官形成的局所因子来解释。PTHrP是一组多居毛的萤火
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