Upgrading Technologies for Concrete Structures Focusing on Surface Protection and their Prospects IV : Test Method and Their Prospects of Surface Protection for Concrete Structures:IV : Test Method and Their Prospects of Surface Protection for Concrete Structures

Takuji Yamada, Kazuo Eguchi, H. Hamada, T. Miyagawa
{"title":"Upgrading Technologies for Concrete Structures Focusing on Surface Protection and their Prospects IV : Test Method and Their Prospects of Surface Protection for Concrete Structures:IV : Test Method and Their Prospects of Surface Protection for Concrete Structures","authors":"Takuji Yamada, Kazuo Eguchi, H. Hamada, T. Miyagawa","doi":"10.2472/JSMS.61.203","DOIUrl":null,"url":null,"abstract":"1 緒 言 本来,高い耐久性を有するコンクリート構造物は,維 持管理を適切に行うことにより優れた性能を長期に亘り 発揮できる.この本来の性能を発揮させるには,第 2回 目で紹介のあったように,対象構造物の状況にあった適 切な補修・補強がなされることが重要となってくる.表面 被覆工法や断面修復工法をはじめとする表面保護工が取 り上げられて既に四半世紀以上が経過しているが,多く の実構造物での適用事例を調査することで,その耐久性 も実証されてきた.しかし,中には耐久性能が構造物の 条件によっては十分でないものもあり,今なおデータの蓄 積を行うとともに,性能を把握するに適した試験方法の 改良を行い,日々検討を重ねていることも事実である. 第 4回目は本連載講座の最終回として,表面保護工を 対象とした補修・補強材料の性能を評価する土木学会規 準を中心とした各種試験方法,および補修用樹脂小委員 会にて実施している屋外暴露(2006年より開始)による 表面被覆材共通試験結果を報告する.また,現在適用さ れている各種機関の最近の試験方法の変遷,および今後 求められる試験方法について概説する. 2 表面保護工における試験方法について コンクリート構造物の補修補強材料に関する土木学会 規準は Kシリーズとして整備され,2010年制定の示方 書ではすでに 18規準が制定されている. 以下に,その項目を示し,内容を簡潔に説明する.ま た,2010年制定版において修正された項目について,そ の内容を簡潔に説明する. 2・1 表面被覆材の耐候性試験方法 (JSCE-K 511-2010) 表面被覆材の耐候性試験は促進耐候性試験を主体と し,必要に応じて屋外暴露試験を実施することと規定し ている.なお,コンクリート構造物のうち上下水道施設, 水槽など,水が常時接する部位への適用は除外している. 2010年版の主な変更は,引用規格の追加および名称変 更に伴う微細な修正であった. 2・2 表面被覆材の酸素透過性試験方法 (JSCE-K 521-2010) 表面被覆材の酸素透過性を遊離塗膜で測定する方法に ついて規定している.2010年版での主な変更は,遊離塗 膜作製方法においてアマルガム法(水銀使用)を削除し, 代替方法として,ガラス板と離型紙あるいはフィルムを 用いる方法,あるいは,テフロン板を用いる方法を標準 方法と定めた点である.これは,水銀の使用を停止する ための変更である. 2・3 表面被覆材の透湿度試験方法 (JSCE-K 522-2010) 表面被覆材の透湿度を遊離塗膜で測定する試験方法に ついて規定している.K521に準拠し,遊離塗膜作製方法 を修正した.また,試験片作製時の台紙に,JIS P 3801 のろ紙を追加し,供試体作製時に JIS Z 0208の透湿カッ プを追記した. 2・4 表面被覆材の透水量試験方法 (JSCE-K 523-2010) 表面被覆材の透水量試験方法について規定している. 表面保護工を中心としたコンクリート構造物のアップグレード技術の現状と将来展望","PeriodicalId":17366,"journal":{"name":"journal of the Japan Society for Testing Materials","volume":null,"pages":null},"PeriodicalIF":0.0000,"publicationDate":"2012-02-01","publicationTypes":"Journal Article","fieldsOfStudy":null,"isOpenAccess":false,"openAccessPdf":"","citationCount":"1","resultStr":null,"platform":"Semanticscholar","paperid":null,"PeriodicalName":"journal of the Japan Society for Testing Materials","FirstCategoryId":"1085","ListUrlMain":"https://doi.org/10.2472/JSMS.61.203","RegionNum":0,"RegionCategory":null,"ArticlePicture":[],"TitleCN":null,"AbstractTextCN":null,"PMCID":null,"EPubDate":"","PubModel":"","JCR":"","JCRName":"","Score":null,"Total":0}
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Abstract

1 緒 言 本来,高い耐久性を有するコンクリート構造物は,維 持管理を適切に行うことにより優れた性能を長期に亘り 発揮できる.この本来の性能を発揮させるには,第 2回 目で紹介のあったように,対象構造物の状況にあった適 切な補修・補強がなされることが重要となってくる.表面 被覆工法や断面修復工法をはじめとする表面保護工が取 り上げられて既に四半世紀以上が経過しているが,多く の実構造物での適用事例を調査することで,その耐久性 も実証されてきた.しかし,中には耐久性能が構造物の 条件によっては十分でないものもあり,今なおデータの蓄 積を行うとともに,性能を把握するに適した試験方法の 改良を行い,日々検討を重ねていることも事実である. 第 4回目は本連載講座の最終回として,表面保護工を 対象とした補修・補強材料の性能を評価する土木学会規 準を中心とした各種試験方法,および補修用樹脂小委員 会にて実施している屋外暴露(2006年より開始)による 表面被覆材共通試験結果を報告する.また,現在適用さ れている各種機関の最近の試験方法の変遷,および今後 求められる試験方法について概説する. 2 表面保護工における試験方法について コンクリート構造物の補修補強材料に関する土木学会 規準は Kシリーズとして整備され,2010年制定の示方 書ではすでに 18規準が制定されている. 以下に,その項目を示し,内容を簡潔に説明する.ま た,2010年制定版において修正された項目について,そ の内容を簡潔に説明する. 2・1 表面被覆材の耐候性試験方法 (JSCE-K 511-2010) 表面被覆材の耐候性試験は促進耐候性試験を主体と し,必要に応じて屋外暴露試験を実施することと規定し ている.なお,コンクリート構造物のうち上下水道施設, 水槽など,水が常時接する部位への適用は除外している. 2010年版の主な変更は,引用規格の追加および名称変 更に伴う微細な修正であった. 2・2 表面被覆材の酸素透過性試験方法 (JSCE-K 521-2010) 表面被覆材の酸素透過性を遊離塗膜で測定する方法に ついて規定している.2010年版での主な変更は,遊離塗 膜作製方法においてアマルガム法(水銀使用)を削除し, 代替方法として,ガラス板と離型紙あるいはフィルムを 用いる方法,あるいは,テフロン板を用いる方法を標準 方法と定めた点である.これは,水銀の使用を停止する ための変更である. 2・3 表面被覆材の透湿度試験方法 (JSCE-K 522-2010) 表面被覆材の透湿度を遊離塗膜で測定する試験方法に ついて規定している.K521に準拠し,遊離塗膜作製方法 を修正した.また,試験片作製時の台紙に,JIS P 3801 のろ紙を追加し,供試体作製時に JIS Z 0208の透湿カッ プを追記した. 2・4 表面被覆材の透水量試験方法 (JSCE-K 523-2010) 表面被覆材の透水量試験方法について規定している. 表面保護工を中心としたコンクリート構造物のアップグレード技術の現状と将来展望
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以表面保护为重点的混凝土结构升级技术及其展望四:混凝土结构表面保护的试验方法及其展望四:混凝土结构表面保护的试验方法及其展望
本来具有高耐久性的混凝土结构,通过适当的维护管理,可以长期发挥优良的性能。为了发挥这种本来的性能,需要进行第2次修改。正如前面介绍的那样,重要的是根据对象构筑物的状况进行适当的修补和加固。以表面覆盖工艺和断面修复工艺为首的表面保护工艺已经问世超过四分之一个世纪,但通过调查在许多实际建筑物上的适用案例,可以发现其耐久性但是,根据结构条件的不同,其中的耐久性能还不够充分,现在还没有适合进行数据存储和测试性能的测试方法。进行改良,天天研讨也是事实。第4次是本连载讲座的最后一次,主要介绍了以土木学会规范为中心的各种测试方法,评价以表面保护工为对象的维修、加固材料的性能,以及维修用树脂小组委员。会上报告了正在实施的室外暴露(2006年开始)的表面覆盖材料共同测试结果。另外,概述了目前适用的各种机关最近的测试方法的变迁以及今后要求的测试方法。关于表面保护工的测试方法关于混凝土结构物的维修加固材料的土木学会标准分为K系列,在2010年制定的示方书中已经制定了18个标准。以下列出该项目,简要说明其内容。另外,关于2010年制定版中修改的项目,简要说明其内容。2.1表面覆盖材料的耐候性测试方法(jses - k规定表面覆层材料的耐候性测试以促进耐候性测试为主体,必要时可进行室外暴露测试。另外,混凝土结构中的上下水道设施,不适用于水槽等经常接触水的部位。2010年版的主要变化是随着引用规格的追加以及名称的变化而进行的细微修正。2.2表面覆盖材料的透氧性测试方法(jssce - k关于用游离涂膜测定表面覆盖材料的透氧性的方法的规定。2010年版的主要变化是,在游离涂膜制备方法中删除了汞法(使用水银),作为替代方法,将使用玻璃板和离型纸或胶卷的方法,或使用聚四氟乙烯板的方法定为标准方法。这是为了停止使用水银的改变。表面覆盖材料的透湿度测试方法(jgsu - k 522-2010)规定了用游离涂膜测定表面覆盖材料透湿度的测试方法。依据K521,游离涂膜制备方法另外,在制作试样时的底纸上追加了JIS P 3801的滤纸,并在制作供试样时追加了JIS Z 0208的透湿涂层。523-2010)规定了表面覆盖材料的透水量测试方法。以表面保护工为中心的混凝土结构升级技术的现状及未来展望
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