{"title":"基于GLOF的涡轮叶片端壁二次流可视化","authors":"Y. Hashi, Y. Oda","doi":"10.1299/jsmekansai.2020.95.p_025","DOIUrl":null,"url":null,"abstract":"2 計測原理と実験方法 2・1 計測原理 (1) 蛍光油膜法(GLOF: Global Luminescent Oil Film) 蛍光油膜法は,蛍光オイルを模型表面に塗布し,塗布され たオイルの流れを観察することで,壁面摩擦応力の面計測を 行う手法である.通風中のオイルの油膜厚さを光学的に計測 し,油膜厚さの時間変化と壁面摩擦応力の関係を表す油膜方 程式から壁面摩擦応力を求める. ∂h ∂t + ∂ ∂X& ' τ&h 2μ − ∂p ∂X& − ρg&1 h2 3μ4 = 0 (i = 1,2) (1) 原理的にはコンピュータービジョンの分野で用いられる Optical Flow技術を適用する.ただし,蛍光油膜法で得られる 値は壁面摩擦応力の相対分布であることに注意を要する. (2) 油膜干渉法 油膜干渉法は,光の屈折を伴う光路長の違いによって生じ る干渉縞を利用し,壁面摩擦応力を定量的に計測する手法で ある.ただし,点計測であるため,本研究では油膜干渉法で 得られた定量値を,蛍光油膜法の基準値として用いる. 2・2 実験方法 蛍光油膜法で使用する蛍光オイルは,粘度 30 cSt のシリコ ンオイルにピーク波長 590 nm の蛍光色素を混合したもので ある.Fig.1 に測定部の概略図を示す.実験はタービン第一段 静翼列を模擬した翼列風洞で行い,主流の平均流速は 10 m/s である.光源はピーク波長 405 nm のパワーLED,撮影はフィ ルタを取り付けた sCMOSカメラを用いた.","PeriodicalId":432236,"journal":{"name":"The Proceedings of Conference of Kansai Branch","volume":"1 1","pages":"0"},"PeriodicalIF":0.0000,"publicationDate":"1900-01-01","publicationTypes":"Journal Article","fieldsOfStudy":null,"isOpenAccess":false,"openAccessPdf":"","citationCount":"0","resultStr":"{\"title\":\"Visualization of the Secondary Flow in the Turbine Vane Endwall Using GLOF Method\",\"authors\":\"Y. Hashi, Y. Oda\",\"doi\":\"10.1299/jsmekansai.2020.95.p_025\",\"DOIUrl\":null,\"url\":null,\"abstract\":\"2 計測原理と実験方法 2・1 計測原理 (1) 蛍光油膜法(GLOF: Global Luminescent Oil Film) 蛍光油膜法は,蛍光オイルを模型表面に塗布し,塗布され たオイルの流れを観察することで,壁面摩擦応力の面計測を 行う手法である.通風中のオイルの油膜厚さを光学的に計測 し,油膜厚さの時間変化と壁面摩擦応力の関係を表す油膜方 程式から壁面摩擦応力を求める. ∂h ∂t + ∂ ∂X& ' τ&h 2μ − ∂p ∂X& − ρg&1 h2 3μ4 = 0 (i = 1,2) (1) 原理的にはコンピュータービジョンの分野で用いられる Optical Flow技術を適用する.ただし,蛍光油膜法で得られる 値は壁面摩擦応力の相対分布であることに注意を要する. (2) 油膜干渉法 油膜干渉法は,光の屈折を伴う光路長の違いによって生じ る干渉縞を利用し,壁面摩擦応力を定量的に計測する手法で ある.ただし,点計測であるため,本研究では油膜干渉法で 得られた定量値を,蛍光油膜法の基準値として用いる. 2・2 実験方法 蛍光油膜法で使用する蛍光オイルは,粘度 30 cSt のシリコ ンオイルにピーク波長 590 nm の蛍光色素を混合したもので ある.Fig.1 に測定部の概略図を示す.実験はタービン第一段 静翼列を模擬した翼列風洞で行い,主流の平均流速は 10 m/s である.光源はピーク波長 405 nm のパワーLED,撮影はフィ ルタを取り付けた sCMOSカメラを用いた.\",\"PeriodicalId\":432236,\"journal\":{\"name\":\"The Proceedings of Conference of Kansai Branch\",\"volume\":\"1 1\",\"pages\":\"0\"},\"PeriodicalIF\":0.0000,\"publicationDate\":\"1900-01-01\",\"publicationTypes\":\"Journal Article\",\"fieldsOfStudy\":null,\"isOpenAccess\":false,\"openAccessPdf\":\"\",\"citationCount\":\"0\",\"resultStr\":null,\"platform\":\"Semanticscholar\",\"paperid\":null,\"PeriodicalName\":\"The Proceedings of Conference of Kansai Branch\",\"FirstCategoryId\":\"1085\",\"ListUrlMain\":\"https://doi.org/10.1299/jsmekansai.2020.95.p_025\",\"RegionNum\":0,\"RegionCategory\":null,\"ArticlePicture\":[],\"TitleCN\":null,\"AbstractTextCN\":null,\"PMCID\":null,\"EPubDate\":\"\",\"PubModel\":\"\",\"JCR\":\"\",\"JCRName\":\"\",\"Score\":null,\"Total\":0}","platform":"Semanticscholar","paperid":null,"PeriodicalName":"The Proceedings of Conference of Kansai Branch","FirstCategoryId":"1085","ListUrlMain":"https://doi.org/10.1299/jsmekansai.2020.95.p_025","RegionNum":0,"RegionCategory":null,"ArticlePicture":[],"TitleCN":null,"AbstractTextCN":null,"PMCID":null,"EPubDate":"","PubModel":"","JCR":"","JCRName":"","Score":null,"Total":0}
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Visualization of the Secondary Flow in the Turbine Vane Endwall Using GLOF Method
2 計測原理と実験方法 2・1 計測原理 (1) 蛍光油膜法(GLOF: Global Luminescent Oil Film) 蛍光油膜法は,蛍光オイルを模型表面に塗布し,塗布され たオイルの流れを観察することで,壁面摩擦応力の面計測を 行う手法である.通風中のオイルの油膜厚さを光学的に計測 し,油膜厚さの時間変化と壁面摩擦応力の関係を表す油膜方 程式から壁面摩擦応力を求める. ∂h ∂t + ∂ ∂X& ' τ&h 2μ − ∂p ∂X& − ρg&1 h2 3μ4 = 0 (i = 1,2) (1) 原理的にはコンピュータービジョンの分野で用いられる Optical Flow技術を適用する.ただし,蛍光油膜法で得られる 値は壁面摩擦応力の相対分布であることに注意を要する. (2) 油膜干渉法 油膜干渉法は,光の屈折を伴う光路長の違いによって生じ る干渉縞を利用し,壁面摩擦応力を定量的に計測する手法で ある.ただし,点計測であるため,本研究では油膜干渉法で 得られた定量値を,蛍光油膜法の基準値として用いる. 2・2 実験方法 蛍光油膜法で使用する蛍光オイルは,粘度 30 cSt のシリコ ンオイルにピーク波長 590 nm の蛍光色素を混合したもので ある.Fig.1 に測定部の概略図を示す.実験はタービン第一段 静翼列を模擬した翼列風洞で行い,主流の平均流速は 10 m/s である.光源はピーク波長 405 nm のパワーLED,撮影はフィ ルタを取り付けた sCMOSカメラを用いた.