{"title":"说明)地球物理测井对颗粒含水层的评价","authors":"Keiichi Kodai","doi":"10.5917/JAGH1959.17.84","DOIUrl":null,"url":null,"abstract":"1.は じめ に 地下水調査に利用す るすべ ての検層技術は,油 層工学 か ら発展 して きてい る.し か しなが ら,油 井 検層 の対象流 体は石 油 とガ スなので,淡 水層 の評価は,検 層解析上,特 殊な問題 としてあつかわれ て い る.こ れに対 して,水 井戸検層では多 くの場合,水 だけを対 象にす れば よい点で単純であ るが,油 層 と地 下水層 とでは地層や水質に大 きな相違が あ り,油 層工学で発展 してきた解析 技術をその まま踏 襲で きな い部分 も多 い.例 えば,油 層解析にお いて,間 隙率は産油層 とよ く比 例す るので重要視 され るが,砂.礫 か らな る未 固結 の堆積物が お もな対象に な る帯 水層の場合 には,有 効間隙率が透 水性 と 関係す るので,必 らず しも比例 しない◎砂.礫 か らな る帯 水層中には,程 度 の差は あ るが,砂 に比 べ て粒径 の小 さいあ る量の シル ト.粘 土 を一般に含有す る場合が多 い.粘 土成分は 全ての検層図に,あ る度 合で影響す る.粘 土鉱物 は,粘 土層 にだけでな く,ご く一般 に存在 し,多 くの不均一な透 水性地 層中に も存 在す る.こ の粘土.シ ル ト自体,非 常 に大 きな間隙率 を有す るに もか かわ らず,こ の間隙 水分 の多 くは,産 出可能 な水 と無関係で流動 しない水で あ る.透 水性は,間 隙率か らだけでな く,鉱 物組 成の粒 度お よび セ メンテーシ ョンに関係す るが,坑 井物理検層か らは直接的に透 水性を測 ること が で きない ので,検 層か ら間隙率を計算 し,こ れに地域的な他 のデータを加えた経験式を工夫 し,透 水性を推測す ることにな る. 地 下水調査 の最終 目標 は,正 確 で安全 な水量算定 を行な うことにあ るが,そ の前に,物 理検 層に よ る正確 かつ 詳細な地下地質 構造 を把握 し,特 に帯水層の識別評価 を行な うことが必要であ る.そ れに 臆,透 水性に関係 した幾つか の変数 の測定 が水理学的 に必要 とな る. 未 固結帯水 層の場 合,土 質試験 か ら得 られ る正確 な データは,お もに シル ト.粘 土に限 られ,帯 水 層 に最 も関係のあ る砂.礫 の層につい ては,概 乱試料 か ら自然状態を推察す るに とど まるか,悪 くす れぽ採取不能 にな る.ま た,採 取 可能 な シル ト.粘 土 の試料 において も,経 済的な理 由か ら,オ ー.ル コア リングを行な うことの方 がむ しろ稀であ るので,と て も連続 的な情報を得 ることので きな いのが","PeriodicalId":422881,"journal":{"name":"THE JOURNAL OF THE JAPANESE ASSOCIATION OF GROUNDWATER HYDROLOGY","volume":"392 1","pages":"0"},"PeriodicalIF":0.0000,"publicationDate":"1900-01-01","publicationTypes":"Journal Article","fieldsOfStudy":null,"isOpenAccess":false,"openAccessPdf":"","citationCount":"0","resultStr":"{\"title\":\"Explanation) The evaluation of granular aquifer fron geophysical well logging\",\"authors\":\"Keiichi Kodai\",\"doi\":\"10.5917/JAGH1959.17.84\",\"DOIUrl\":null,\"url\":null,\"abstract\":\"1.は じめ に 地下水調査に利用す るすべ ての検層技術は,油 層工学 か ら発展 して きてい る.し か しなが ら,油 井 検層 の対象流 体は石 油 とガ スなので,淡 水層 の評価は,検 層解析上,特 殊な問題 としてあつかわれ て い る.こ れに対 して,水 井戸検層では多 くの場合,水 だけを対 象にす れば よい点で単純であ るが,油 層 と地 下水層 とでは地層や水質に大 きな相違が あ り,油 層工学で発展 してきた解析 技術をその まま踏 襲で きな い部分 も多 い.例 えば,油 層解析にお いて,間 隙率は産油層 とよ く比 例す るので重要視 され るが,砂.礫 か らな る未 固結 の堆積物が お もな対象に な る帯 水層の場合 には,有 効間隙率が透 水性 と 関係す るので,必 らず しも比例 しない◎砂.礫 か らな る帯 水層中には,程 度 の差は あ るが,砂 に比 べ て粒径 の小 さいあ る量の シル ト.粘 土 を一般に含有す る場合が多 い.粘 土成分は 全ての検層図に,あ る度 合で影響す る.粘 土鉱物 は,粘 土層 にだけでな く,ご く一般 に存在 し,多 くの不均一な透 水性地 層中に も存 在す る.こ の粘土.シ ル ト自体,非 常 に大 きな間隙率 を有す るに もか かわ らず,こ の間隙 水分 の多 くは,産 出可能 な水 と無関係で流動 しない水で あ る.透 水性は,間 隙率か らだけでな く,鉱 物組 成の粒 度お よび セ メンテーシ ョンに関係す るが,坑 井物理検層か らは直接的に透 水性を測 ること が で きない ので,検 層か ら間隙率を計算 し,こ れに地域的な他 のデータを加えた経験式を工夫 し,透 水性を推測す ることにな る. 地 下水調査 の最終 目標 は,正 確 で安全 な水量算定 を行な うことにあ るが,そ の前に,物 理検 層に よ る正確 かつ 詳細な地下地質 構造 を把握 し,特 に帯水層の識別評価 を行な うことが必要であ る.そ れに 臆,透 水性に関係 した幾つか の変数 の測定 が水理学的 に必要 とな る. 未 固結帯水 層の場 合,土 質試験 か ら得 られ る正確 な データは,お もに シル ト.粘 土に限 られ,帯 水 層 に最 も関係のあ る砂.礫 の層につい ては,概 乱試料 か ら自然状態を推察す るに とど まるか,悪 くす れぽ採取不能 にな る.ま た,採 取 可能 な シル ト.粘 土 の試料 において も,経 済的な理 由か ら,オ ー.ル コア リングを行な うことの方 がむ しろ稀であ るので,と て も連続 的な情報を得 ることので きな いのが\",\"PeriodicalId\":422881,\"journal\":{\"name\":\"THE JOURNAL OF THE JAPANESE ASSOCIATION OF GROUNDWATER HYDROLOGY\",\"volume\":\"392 1\",\"pages\":\"0\"},\"PeriodicalIF\":0.0000,\"publicationDate\":\"1900-01-01\",\"publicationTypes\":\"Journal Article\",\"fieldsOfStudy\":null,\"isOpenAccess\":false,\"openAccessPdf\":\"\",\"citationCount\":\"0\",\"resultStr\":null,\"platform\":\"Semanticscholar\",\"paperid\":null,\"PeriodicalName\":\"THE JOURNAL OF THE JAPANESE ASSOCIATION OF GROUNDWATER HYDROLOGY\",\"FirstCategoryId\":\"1085\",\"ListUrlMain\":\"https://doi.org/10.5917/JAGH1959.17.84\",\"RegionNum\":0,\"RegionCategory\":null,\"ArticlePicture\":[],\"TitleCN\":null,\"AbstractTextCN\":null,\"PMCID\":null,\"EPubDate\":\"\",\"PubModel\":\"\",\"JCR\":\"\",\"JCRName\":\"\",\"Score\":null,\"Total\":0}","platform":"Semanticscholar","paperid":null,"PeriodicalName":"THE JOURNAL OF THE JAPANESE ASSOCIATION OF GROUNDWATER HYDROLOGY","FirstCategoryId":"1085","ListUrlMain":"https://doi.org/10.5917/JAGH1959.17.84","RegionNum":0,"RegionCategory":null,"ArticlePicture":[],"TitleCN":null,"AbstractTextCN":null,"PMCID":null,"EPubDate":"","PubModel":"","JCR":"","JCRName":"","Score":null,"Total":0}
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Explanation) The evaluation of granular aquifer fron geophysical well logging
1.は じめ に 地下水調査に利用す るすべ ての検層技術は,油 層工学 か ら発展 して きてい る.し か しなが ら,油 井 検層 の対象流 体は石 油 とガ スなので,淡 水層 の評価は,検 層解析上,特 殊な問題 としてあつかわれ て い る.こ れに対 して,水 井戸検層では多 くの場合,水 だけを対 象にす れば よい点で単純であ るが,油 層 と地 下水層 とでは地層や水質に大 きな相違が あ り,油 層工学で発展 してきた解析 技術をその まま踏 襲で きな い部分 も多 い.例 えば,油 層解析にお いて,間 隙率は産油層 とよ く比 例す るので重要視 され るが,砂.礫 か らな る未 固結 の堆積物が お もな対象に な る帯 水層の場合 には,有 効間隙率が透 水性 と 関係す るので,必 らず しも比例 しない◎砂.礫 か らな る帯 水層中には,程 度 の差は あ るが,砂 に比 べ て粒径 の小 さいあ る量の シル ト.粘 土 を一般に含有す る場合が多 い.粘 土成分は 全ての検層図に,あ る度 合で影響す る.粘 土鉱物 は,粘 土層 にだけでな く,ご く一般 に存在 し,多 くの不均一な透 水性地 層中に も存 在す る.こ の粘土.シ ル ト自体,非 常 に大 きな間隙率 を有す るに もか かわ らず,こ の間隙 水分 の多 くは,産 出可能 な水 と無関係で流動 しない水で あ る.透 水性は,間 隙率か らだけでな く,鉱 物組 成の粒 度お よび セ メンテーシ ョンに関係す るが,坑 井物理検層か らは直接的に透 水性を測 ること が で きない ので,検 層か ら間隙率を計算 し,こ れに地域的な他 のデータを加えた経験式を工夫 し,透 水性を推測す ることにな る. 地 下水調査 の最終 目標 は,正 確 で安全 な水量算定 を行な うことにあ るが,そ の前に,物 理検 層に よ る正確 かつ 詳細な地下地質 構造 を把握 し,特 に帯水層の識別評価 を行な うことが必要であ る.そ れに 臆,透 水性に関係 した幾つか の変数 の測定 が水理学的 に必要 とな る. 未 固結帯水 層の場 合,土 質試験 か ら得 られ る正確 な データは,お もに シル ト.粘 土に限 られ,帯 水 層 に最 も関係のあ る砂.礫 の層につい ては,概 乱試料 か ら自然状態を推察す るに とど まるか,悪 くす れぽ採取不能 にな る.ま た,採 取 可能 な シル ト.粘 土 の試料 において も,経 済的な理 由か ら,オ ー.ル コア リングを行な うことの方 がむ しろ稀であ るので,と て も連続 的な情報を得 ることので きな いのが