The Availability of Peak Mutual Information for the Instrumental Analysis

スペクトルやクロマトグラムの各ピークの相互情報量を算出し、ピークの重要度を示す尺度として利用した。大気汚染物質を測定したガスクロマトグラムに相互情報量を適応したところ、大きな相互情報量を持つピークは化学的にも重要なピークであることが分かった。すなわちピーク情報量は、膨大なデータ中から注目すべき重要な部分を抽出する尺度として利用できる。さらに測定データを構成する事象毎にピーク情報量を分割することで、ピークの帰属にも利用できることが分かった。