{"title":"间歇性外斜视的检查与评估","authors":"A. Wakayama","doi":"10.4263/JORTHOPTIC.37.59","DOIUrl":null,"url":null,"abstract":"病態を把握するためには、感覚面や運動面で の異常の有無やその程度について問題点を抽出 し、さらに発症時期や既往歴、特に弱視治療の 有無について検討する。問題点の抽出は、入力 系、統合系、出力系と検査を進め、検査結果を 詳細に分析 し症例の問題点をあげる。 1. 発症時期や既往歴 発症時期の確認は、問診のみではなく必ず写 真による判定を行なう。写真による判定は、生 後6か 月以内、1年 、1年6か 月、2年 と現在 に至るまで出来る限り詳細に行なう。判定のポ イントは、両親の話を踏まえて斜視が出現 した のは何歳か、斜視になりやすい眼は左右眼で差 があるか、斜視の頻度は高 くなっているか、片 目つぶ りや頭位異常はないかといった点につい て調べる。特に斜視の発症時期については、両 眼視の感受性のどの時期に斜視を発症 したのか を知る上で重要である。 眼既往歴 としては、機能弱視の治療の有無に ついて注意する。弱視治癒後でも片眼性弱視で は斜位の維持を目的とする視能訓練の効果が得 られない場合がある。さらに外斜視を呈する可 能性のある外傷などの既往についても調べる。 2. 入力系 入力系の検査は、視力検査、屈折検査、調節 検査を中心に行う。これらの検査のポイントは 入力系に続 く、統合系、出力系、特に統合系で ある両眼視の成立に影響 を与える因子がないか を評価する。入力系では、両眼ともに良好な視 力を得ているか、左右差はないか、機能弱視は ないか、不同視はないか、中心窩固視であるか、","PeriodicalId":205688,"journal":{"name":"Japanese orthoptic journal","volume":"43 1","pages":"0"},"PeriodicalIF":0.0000,"publicationDate":"2008-10-31","publicationTypes":"Journal Article","fieldsOfStudy":null,"isOpenAccess":false,"openAccessPdf":"","citationCount":"0","resultStr":"{\"title\":\"Examination and Assessment of Intermittent Exotropia\",\"authors\":\"A. Wakayama\",\"doi\":\"10.4263/JORTHOPTIC.37.59\",\"DOIUrl\":null,\"url\":null,\"abstract\":\"病態を把握するためには、感覚面や運動面で の異常の有無やその程度について問題点を抽出 し、さらに発症時期や既往歴、特に弱視治療の 有無について検討する。問題点の抽出は、入力 系、統合系、出力系と検査を進め、検査結果を 詳細に分析 し症例の問題点をあげる。 1. 発症時期や既往歴 発症時期の確認は、問診のみではなく必ず写 真による判定を行なう。写真による判定は、生 後6か 月以内、1年 、1年6か 月、2年 と現在 に至るまで出来る限り詳細に行なう。判定のポ イントは、両親の話を踏まえて斜視が出現 した のは何歳か、斜視になりやすい眼は左右眼で差 があるか、斜視の頻度は高 くなっているか、片 目つぶ りや頭位異常はないかといった点につい て調べる。特に斜視の発症時期については、両 眼視の感受性のどの時期に斜視を発症 したのか を知る上で重要である。 眼既往歴 としては、機能弱視の治療の有無に ついて注意する。弱視治癒後でも片眼性弱視で は斜位の維持を目的とする視能訓練の効果が得 られない場合がある。さらに外斜視を呈する可 能性のある外傷などの既往についても調べる。 2. 入力系 入力系の検査は、視力検査、屈折検査、調節 検査を中心に行う。これらの検査のポイントは 入力系に続 く、統合系、出力系、特に統合系で ある両眼視の成立に影響 を与える因子がないか を評価する。入力系では、両眼ともに良好な視 力を得ているか、左右差はないか、機能弱視は ないか、不同視はないか、中心窩固視であるか、\",\"PeriodicalId\":205688,\"journal\":{\"name\":\"Japanese orthoptic journal\",\"volume\":\"43 1\",\"pages\":\"0\"},\"PeriodicalIF\":0.0000,\"publicationDate\":\"2008-10-31\",\"publicationTypes\":\"Journal Article\",\"fieldsOfStudy\":null,\"isOpenAccess\":false,\"openAccessPdf\":\"\",\"citationCount\":\"0\",\"resultStr\":null,\"platform\":\"Semanticscholar\",\"paperid\":null,\"PeriodicalName\":\"Japanese orthoptic journal\",\"FirstCategoryId\":\"1085\",\"ListUrlMain\":\"https://doi.org/10.4263/JORTHOPTIC.37.59\",\"RegionNum\":0,\"RegionCategory\":null,\"ArticlePicture\":[],\"TitleCN\":null,\"AbstractTextCN\":null,\"PMCID\":null,\"EPubDate\":\"\",\"PubModel\":\"\",\"JCR\":\"\",\"JCRName\":\"\",\"Score\":null,\"Total\":0}","platform":"Semanticscholar","paperid":null,"PeriodicalName":"Japanese orthoptic journal","FirstCategoryId":"1085","ListUrlMain":"https://doi.org/10.4263/JORTHOPTIC.37.59","RegionNum":0,"RegionCategory":null,"ArticlePicture":[],"TitleCN":null,"AbstractTextCN":null,"PMCID":null,"EPubDate":"","PubModel":"","JCR":"","JCRName":"","Score":null,"Total":0}
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