{"title":"利用摄影测量技术进行自然灾害可能性的统计预测","authors":"T. Maruyasu, H. Shimizu, Koji Shimada","doi":"10.2208/JSCEJ1949.1968.159_77","DOIUrl":null,"url":null,"abstract":"最近わが国では人 口の都市集 中化 がはげ しく,こ のた め都市域は周 辺の田園地帯や 丘陵地帯 に膨張 し続 けてい る。 しか も,こ の よ うな都市膨張 に対 して十分 な計画 が 伴わ ないため,粗 雑 な宅地造成 や不完全 な施設等 ともす れ ば安全性 を軽視 した無理 な都市 化がな されて きた。 こ の結果,多 くの都市 は災害に対 して きわめて脆 弱な体質 を露呈 してい る。神戸,横 浜,呉 の崖崩 れ,東 京 の中小 河川 のはん らん等の例に見 られ るように,家 屋密集 地帯 における半 ば人為的 な自然災害の もた らす被 害は じん大 で,そ の防災問題 は都市におけ る重大 な問題 とな りつつ ある。 こ うした都会地での災害の要因は,山 地や大河川 の場 合 とくらべ て著 し く異 なってお り,災 害の形態お よび機 構 も,山 地 な どの場合 とは本質的 に異 なった独得 の傾向 を示 している。従来,山 地や大河川 の災害 について は, かな り多 くの研究 がなされ てい るが,都 市 の災害 につい て解明 されている ものはきわめてまれで ある。したがっ て,都 市防災に当っては,ま ず都市 の自然災害 の もつ特 質や機構 を十分 に把握 し解析す るこ とが急務 である と思 われ る。 一方,こ れ らの 自然災害 に対す る従来 の災害調査 は, 災害 の程度や復旧対策に重点が置かれ,災 害 の原因な ど につい て調査が行なわれ ることがあ って も,こ れ らはほ とん どが災害 の生 じた後で事後 処理 のために行 なわれ る ものであった。 また,こ れ らの調査結 果がその後の防災 対策 に十分活用 され るた めには,調 査 は客観 性 をもった ものであることが必要で あるが,こ の点 について も必ず しも満 足すべ き方法が とられた とはい えない よ うで あ る。 そ こで,こ の研究 は災害 とそ の因子 との相互関係 を明 らかに し,都 市 内に散在す る多数 の危険箇所 に対 してお のおのその危険度 を予知 し,そ れ に見合 う防災対策 を考 え,ま た新 たな土地造成 に対す る資料 を得 るための合理 的 な調査方式 を確 立 しよ うとす るので ある。す なわち, この研究 では,横 浜市の崖崩れ多発地帯 の一部 をサ ンプ ル として,航 空写真 か らの情報 の利用 と統計的処理技 法 を導 入 して\"各 地点の崖崩れ に対す る危険度 を定 量的に 表現 す る\"こ とを試み,こ れ によって\"各 地 点に行 な う べ き防災 工事の必要度 を順位づ け\",さ らに\"そ の適 正","PeriodicalId":381391,"journal":{"name":"Transactions of the Japan Society of Civil Engineers","volume":"144 1","pages":"0"},"PeriodicalIF":0.0000,"publicationDate":"1968-11-20","publicationTypes":"Journal Article","fieldsOfStudy":null,"isOpenAccess":false,"openAccessPdf":"","citationCount":"1","resultStr":"{\"title\":\"STATISTICAL PREDICTION OF POSSIBILITY OF NATURAL DISASTER USING PHOTOGRAMMETRIC TECHNIQUE\",\"authors\":\"T. Maruyasu, H. Shimizu, Koji Shimada\",\"doi\":\"10.2208/JSCEJ1949.1968.159_77\",\"DOIUrl\":null,\"url\":null,\"abstract\":\"最近わが国では人 口の都市集 中化 がはげ しく,こ のた め都市域は周 辺の田園地帯や 丘陵地帯 に膨張 し続 けてい る。 しか も,こ の よ うな都市膨張 に対 して十分 な計画 が 伴わ ないため,粗 雑 な宅地造成 や不完全 な施設等 ともす れ ば安全性 を軽視 した無理 な都市 化がな されて きた。 こ の結果,多 くの都市 は災害に対 して きわめて脆 弱な体質 を露呈 してい る。神戸,横 浜,呉 の崖崩 れ,東 京 の中小 河川 のはん らん等の例に見 られ るように,家 屋密集 地帯 における半 ば人為的 な自然災害の もた らす被 害は じん大 で,そ の防災問題 は都市におけ る重大 な問題 とな りつつ ある。 こ うした都会地での災害の要因は,山 地や大河川 の場 合 とくらべ て著 し く異 なってお り,災 害の形態お よび機 構 も,山 地 な どの場合 とは本質的 に異 なった独得 の傾向 を示 している。従来,山 地や大河川 の災害 について は, かな り多 くの研究 がなされ てい るが,都 市 の災害 につい て解明 されている ものはきわめてまれで ある。したがっ て,都 市防災に当っては,ま ず都市 の自然災害 の もつ特 質や機構 を十分 に把握 し解析す るこ とが急務 である と思 われ る。 一方,こ れ らの 自然災害 に対す る従来 の災害調査 は, 災害 の程度や復旧対策に重点が置かれ,災 害 の原因な ど につい て調査が行なわれ ることがあ って も,こ れ らはほ とん どが災害 の生 じた後で事後 処理 のために行 なわれ る ものであった。 また,こ れ らの調査結 果がその後の防災 対策 に十分活用 され るた めには,調 査 は客観 性 をもった ものであることが必要で あるが,こ の点 について も必ず しも満 足すべ き方法が とられた とはい えない よ うで あ る。 そ こで,こ の研究 は災害 とそ の因子 との相互関係 を明 らかに し,都 市 内に散在す る多数 の危険箇所 に対 してお のおのその危険度 を予知 し,そ れ に見合 う防災対策 を考 え,ま た新 たな土地造成 に対す る資料 を得 るための合理 的 な調査方式 を確 立 しよ うとす るので ある。す なわち, この研究 では,横 浜市の崖崩れ多発地帯 の一部 をサ ンプ ル として,航 空写真 か らの情報 の利用 と統計的処理技 法 を導 入 して\\\"各 地点の崖崩れ に対す る危険度 を定 量的に 表現 す る\\\"こ とを試み,こ れ によって\\\"各 地 点に行 な う べ き防災 工事の必要度 を順位づ け\\\",さ らに\\\"そ の適 正\",\"PeriodicalId\":381391,\"journal\":{\"name\":\"Transactions of the Japan Society of Civil Engineers\",\"volume\":\"144 1\",\"pages\":\"0\"},\"PeriodicalIF\":0.0000,\"publicationDate\":\"1968-11-20\",\"publicationTypes\":\"Journal Article\",\"fieldsOfStudy\":null,\"isOpenAccess\":false,\"openAccessPdf\":\"\",\"citationCount\":\"1\",\"resultStr\":null,\"platform\":\"Semanticscholar\",\"paperid\":null,\"PeriodicalName\":\"Transactions of the Japan Society of Civil Engineers\",\"FirstCategoryId\":\"1085\",\"ListUrlMain\":\"https://doi.org/10.2208/JSCEJ1949.1968.159_77\",\"RegionNum\":0,\"RegionCategory\":null,\"ArticlePicture\":[],\"TitleCN\":null,\"AbstractTextCN\":null,\"PMCID\":null,\"EPubDate\":\"\",\"PubModel\":\"\",\"JCR\":\"\",\"JCRName\":\"\",\"Score\":null,\"Total\":0}","platform":"Semanticscholar","paperid":null,"PeriodicalName":"Transactions of the Japan Society of Civil Engineers","FirstCategoryId":"1085","ListUrlMain":"https://doi.org/10.2208/JSCEJ1949.1968.159_77","RegionNum":0,"RegionCategory":null,"ArticlePicture":[],"TitleCN":null,"AbstractTextCN":null,"PMCID":null,"EPubDate":"","PubModel":"","JCR":"","JCRName":"","Score":null,"Total":0}
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STATISTICAL PREDICTION OF POSSIBILITY OF NATURAL DISASTER USING PHOTOGRAMMETRIC TECHNIQUE
最近わが国では人 口の都市集 中化 がはげ しく,こ のた め都市域は周 辺の田園地帯や 丘陵地帯 に膨張 し続 けてい る。 しか も,こ の よ うな都市膨張 に対 して十分 な計画 が 伴わ ないため,粗 雑 な宅地造成 や不完全 な施設等 ともす れ ば安全性 を軽視 した無理 な都市 化がな されて きた。 こ の結果,多 くの都市 は災害に対 して きわめて脆 弱な体質 を露呈 してい る。神戸,横 浜,呉 の崖崩 れ,東 京 の中小 河川 のはん らん等の例に見 られ るように,家 屋密集 地帯 における半 ば人為的 な自然災害の もた らす被 害は じん大 で,そ の防災問題 は都市におけ る重大 な問題 とな りつつ ある。 こ うした都会地での災害の要因は,山 地や大河川 の場 合 とくらべ て著 し く異 なってお り,災 害の形態お よび機 構 も,山 地 な どの場合 とは本質的 に異 なった独得 の傾向 を示 している。従来,山 地や大河川 の災害 について は, かな り多 くの研究 がなされ てい るが,都 市 の災害 につい て解明 されている ものはきわめてまれで ある。したがっ て,都 市防災に当っては,ま ず都市 の自然災害 の もつ特 質や機構 を十分 に把握 し解析す るこ とが急務 である と思 われ る。 一方,こ れ らの 自然災害 に対す る従来 の災害調査 は, 災害 の程度や復旧対策に重点が置かれ,災 害 の原因な ど につい て調査が行なわれ ることがあ って も,こ れ らはほ とん どが災害 の生 じた後で事後 処理 のために行 なわれ る ものであった。 また,こ れ らの調査結 果がその後の防災 対策 に十分活用 され るた めには,調 査 は客観 性 をもった ものであることが必要で あるが,こ の点 について も必ず しも満 足すべ き方法が とられた とはい えない よ うで あ る。 そ こで,こ の研究 は災害 とそ の因子 との相互関係 を明 らかに し,都 市 内に散在す る多数 の危険箇所 に対 してお のおのその危険度 を予知 し,そ れ に見合 う防災対策 を考 え,ま た新 たな土地造成 に対す る資料 を得 るための合理 的 な調査方式 を確 立 しよ うとす るので ある。す なわち, この研究 では,横 浜市の崖崩れ多発地帯 の一部 をサ ンプ ル として,航 空写真 か らの情報 の利用 と統計的処理技 法 を導 入 して"各 地点の崖崩れ に対す る危険度 を定 量的に 表現 す る"こ とを試み,こ れ によって"各 地 点に行 な う べ き防災 工事の必要度 を順位づ け",さ らに"そ の適 正