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DUCTILE NOTCH FRACTURE OF STEEL PLATES
構造用鋼板 な どの材料 に,切 欠や付加物,あ るいは溶 接 ビー ドな どがあって,応 力やひずみの分布に撹乱 があ る場合には,脆 性破壊特性や疲労破 壊特性が劣化す るこ とはよ くしられ てい るが1),こ れ らを材料の延性 との関 連か ら考察 しよ うとす る基礎 として,ま た切欠や付加物 に よる応力や ひずみ の撹乱の ある場合,あ るいは機械 的 性質の異 なった材料の混在 してい る鋼板(た とえば鋼材 を溶接 した場合の溶着金属,ボ ン ド硬化部,熱 影響 軟化 部,お よび母材 か らなる鋼板 を含む)の 伸び特性2)そ れ 自身 を調べ るた めに,常 温 にお ける静的引張 りとい った 材料の もっとも基本的 な性質 を調べ る一連 の試験 を行 な った。 試験 片 としては,軟 鋼 から80キ ロ級高張力鋼までの 各種構造用鋼材 を用いて,板 厚20mm前 後,板 幅400 mm前 後 といった,橋 梁 におけ るは りの フランジや トラ ンス弦材 の板片 などの,実 際の構造部材に近 い寸 法の, あ るものは母材の まま,あ るものは リブや溶接 ビー ドを 付け,あ るもの はその中央 に切欠 を設け,ま たあ るもの は軟鋼 と高張力鋼 とい った性質の異な った鋼材 を混在 さ せ た広 幅試 験片 を製 作 した。 この実験的研究 によ り数 々の知見 を得 るこ とができた が3),と くに,そ の中央 にス リッ ト状 の切欠 を設 けた試 験 片(図―1(a))の 試験ではその破断 の様式 に,.ま た その強度に,従 来の小型試験で は知 られ なかった性質 が 認 め られたので考察 を加 え以下 に報告す る。