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MODEL LOADING TEST OF ANCHORED GABION REINFORCED SOIL WALL
ジオシンセティックスを用いた補強土の柔な壁面 1)に は,一般に鋼製枠が使用される.図-1 に示す鋼製枠 形式補強土壁は,砂質土を充填することで壁面の植生が 可能といった利点はあるが,集水地形の沢部に高盛土を 構築すると,壁面の変形が問題となることが指摘されて いる 2).これは,壁面の背面側に水が浸透した際に盛土 の強度が低下するからであり,ジオシンセティックスで 補強していても,鋼製枠は壁面が薄く剛性が小さいため に変形しやすいと考えられる.それに対し,図-2 に示 すふとんかごを壁面とした補強土壁 3)はふとんかごの中 詰めに栗石を充填するため,砂質土を充填した鋼製枠に 比べ,剛で変形しにくい安定性に優れた補強土壁である と筆者らは考えている.なお,ふとんかご補強土壁の大 きさは,幅 2m,高さ 1m及び長さ 3m(ふとんかご部は 1m)が標準である. ジオシンセティックス補強土の既往研究 4)には,豊浦 標準砂を土材料とした中に,ジオシンセティックスを水 平に複数枚敷設した直径 100mm,高さ 200mm の供試体 による三軸圧縮試験があり,見掛けの粘着力が論じられ ている.そのため,見掛けの粘着力を得るためには,応 力レベルが低く補強材と土との摩擦抵抗が小さい場合や, 変形係数が小さく伸びやすい補強材への適用には課題が あるといった見解が示された. 一方,ふとんかごの研究は,土のうの補強効果に関す る研究 5)が参考になる.これは,土のうが土を補強材料 で囲んで拘束することがふとんかごと類似しているから であり,中詰め材に砕石を用いた実物土のうの一軸圧縮 試験から見掛けの粘着力が評価されている.ここで,松 岡ら 5)は,土のう材(袋)により中詰め土が拘束される 効果として,見掛けの粘着力を求める以下の理論式を提 案している.