{"title":"三岁儿童弱视的健康检查忽视","authors":"Chikako Watanabe, Ayumi Kawazu, Yuri Ohbuchi, Sayaka Moriyama, Miyuki Sato, Mayumi Sato, Yoshiko Nomura","doi":"10.4263/JORTHOPTIC.36.125","DOIUrl":null,"url":null,"abstract":"三歳児眼科検診が実施されてはいるが、いまだに就学児・学校検診で弱視が発見されることも少なくない。また、三歳児健診のやり方も地域格差があると指摘されている。そこで、熊本県の現状を知るために当院で弱視治療を行った123名を対象に、受診のきっかけを調べ、三歳児健診での弱視の見逃しについて検討した。また、健診へ眼科医・視能訓練士が参加している地域と、不参加の地域との弱視発見率を比較するとともに、熊本県の48市町村へアンケートを郵送し、三歳児健診のやり方を調査した。123名中、三歳児健診での発見は52名(42.3%)、就学児検診26名(21.1%)、学校検診16名(13.0%)だった。眼科医・視能訓練士が参加している地域では、弱視の発見率は65.4%だったが、不参加の地域では25.4%のみだった。48市町村へのアンケートの回収率は75%(48施設中36施設)で、検者は保健師、看護師が69.4%を占め、眼科医の参加は4施設(11.3%)、視能訓練士は3施設(8.6%)のみであった。検査内容は、視力検査のみが28施設(77.8%)と多く、屈折検査は6施設(16.7%)、両眼視機能検査は4施設(11.1%)と少なかった。実施年齢は全施設で3歳6ヶ月以内だった。三歳児健診を有効なものにするために、眼科医・視能訓練士の健診への参加を働きかけると共に、検査内容の見直し、統一が必要と思われた。","PeriodicalId":205688,"journal":{"name":"Japanese orthoptic journal","volume":"4 1","pages":"0"},"PeriodicalIF":0.0000,"publicationDate":"2007-10-31","publicationTypes":"Journal Article","fieldsOfStudy":null,"isOpenAccess":false,"openAccessPdf":"","citationCount":"2","resultStr":"{\"title\":\"overlook of amblyopia at the health examination for three-year-old children\",\"authors\":\"Chikako Watanabe, Ayumi Kawazu, Yuri Ohbuchi, Sayaka Moriyama, Miyuki Sato, Mayumi Sato, Yoshiko Nomura\",\"doi\":\"10.4263/JORTHOPTIC.36.125\",\"DOIUrl\":null,\"url\":null,\"abstract\":\"三歳児眼科検診が実施されてはいるが、いまだに就学児・学校検診で弱視が発見されることも少なくない。また、三歳児健診のやり方も地域格差があると指摘されている。そこで、熊本県の現状を知るために当院で弱視治療を行った123名を対象に、受診のきっかけを調べ、三歳児健診での弱視の見逃しについて検討した。また、健診へ眼科医・視能訓練士が参加している地域と、不参加の地域との弱視発見率を比較するとともに、熊本県の48市町村へアンケートを郵送し、三歳児健診のやり方を調査した。123名中、三歳児健診での発見は52名(42.3%)、就学児検診26名(21.1%)、学校検診16名(13.0%)だった。眼科医・視能訓練士が参加している地域では、弱視の発見率は65.4%だったが、不参加の地域では25.4%のみだった。48市町村へのアンケートの回収率は75%(48施設中36施設)で、検者は保健師、看護師が69.4%を占め、眼科医の参加は4施設(11.3%)、視能訓練士は3施設(8.6%)のみであった。検査内容は、視力検査のみが28施設(77.8%)と多く、屈折検査は6施設(16.7%)、両眼視機能検査は4施設(11.1%)と少なかった。実施年齢は全施設で3歳6ヶ月以内だった。三歳児健診を有効なものにするために、眼科医・視能訓練士の健診への参加を働きかけると共に、検査内容の見直し、統一が必要と思われた。\",\"PeriodicalId\":205688,\"journal\":{\"name\":\"Japanese orthoptic journal\",\"volume\":\"4 1\",\"pages\":\"0\"},\"PeriodicalIF\":0.0000,\"publicationDate\":\"2007-10-31\",\"publicationTypes\":\"Journal Article\",\"fieldsOfStudy\":null,\"isOpenAccess\":false,\"openAccessPdf\":\"\",\"citationCount\":\"2\",\"resultStr\":null,\"platform\":\"Semanticscholar\",\"paperid\":null,\"PeriodicalName\":\"Japanese orthoptic journal\",\"FirstCategoryId\":\"1085\",\"ListUrlMain\":\"https://doi.org/10.4263/JORTHOPTIC.36.125\",\"RegionNum\":0,\"RegionCategory\":null,\"ArticlePicture\":[],\"TitleCN\":null,\"AbstractTextCN\":null,\"PMCID\":null,\"EPubDate\":\"\",\"PubModel\":\"\",\"JCR\":\"\",\"JCRName\":\"\",\"Score\":null,\"Total\":0}","platform":"Semanticscholar","paperid":null,"PeriodicalName":"Japanese orthoptic journal","FirstCategoryId":"1085","ListUrlMain":"https://doi.org/10.4263/JORTHOPTIC.36.125","RegionNum":0,"RegionCategory":null,"ArticlePicture":[],"TitleCN":null,"AbstractTextCN":null,"PMCID":null,"EPubDate":"","PubModel":"","JCR":"","JCRName":"","Score":null,"Total":0}
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