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Screening Method for Uranium in Liquid Sample by X-ray Fluorescence Analysis of Graphene Oxide Adsorbing Uranium
ウラン取扱施設では,排水中に基準値以上のウランが 含まれていないことを確認するために,排水のウラン汚 染検査が必要とされている。このため,通常ウラン取扱 施設では,排水を貯蔵し,そこから十分な量の排水をサ ンプリングして乾固し, 線計測を行うことで排水中ウ ラン濃度の定量を行っている。ウランの法令上の排水基 準は 20 mBq cmと定められており ,施設により異な るが,一般にその 100分の 1程度の検出下限が担保され ている方法で分析される。すなわち,求められる検出下 限と装置の検出下限を考慮して,分析に用いる供試量が 決定される。一方で,作業の過程でウランに汚染された 可能性のある溶液が多数発生し,そのそれぞれが少量で あった場合,この方法でウランを迅速に定量するのは困 難な場合がある。例えば,東京電力福島第一原子力発電 所の廃炉現場でウランに汚染された可能性のある溜まり 水等が発見された場合,汚染マップの作成やその溜まり Jpn. J. Health Phys., 56 (1), 5~ 16 (2021) DOI: 10.5453/jhps.56.5