{"title":"与广播节目同步的自由视点增强现实实时流","authors":"Y. Kawamura","doi":"10.3169/itej.75.131","DOIUrl":null,"url":null,"abstract":"2018年12月に新4K8K衛星放送が開始され,究極の2次 元映像メディアを目指して研究開発が進められてきた8K 放送が現実のものとなった.8K放送にも高フレームレート 化など更なる高度化の余地が残されている一方,近年の AR/VR(Augmented Reality and Virtual Reality)技術へ の高い関心にも現れているように,これまで映像技術の進 化の主軸であった2次元映像の定量的なスペック向上とは 異なる軸でのメディア技術の進化として,コンテンツ空間 の3次元への拡張と,それによる新たな視聴体験の実現が 期待されている.筆者らは,2次元メディアから3次元メ ディアへの進化のひとつの過程として,図1に示すように, テレビ放送による2次元の高精細映像に加えて,その映像 中の時間軸に同期し,ストーリー展開を共有する3次元の 自由視点ARコンテンツをスマートフォンやタブレット端 末などのモバイル端末上で視聴する新たな視聴スタイルを 提案している1)2).すでにゲームアプリやWEBサービスで 実用化されている一般的なARコンテンツは,恐竜や動物 などを現実空間に合成してその大きさを体験したり,生活 空間に家具を試し置きして雰囲気を見たりといったコンテ ンツが多い.一方,提案技術は,高精細度のテレビ映像と 自由視点ARコンテンツが時間軸とストーリー展開を共有 し,それらの提示が高精度に同期することで,単に3次元 オブジェクトを置いて見るARとは異なる新たなコンテン ツ視聴体験を実現する.さらに,将来的には生放送にも対 応可能な技術とするため,図2に示すように,自由視点AR コンテンツを構成する3次元オブジェクトの動的データを, インターネットなどの通信伝送路を介して視聴端末にリア ルタイムに伝送することが特徴である. 本稿では,まず,新4K8K衛星放送で採用されたMMT (MPEG Media Transport)の特徴とその特徴を活かした放 送・通信連携サービスについての概要を説明する.続いて, 伝送する3次元オブジェクトのデータ形式とリアルタイム 伝送技術の開発・実装について述べる.最後に,試作コン テンツを用いたシステム検証とそれを用いたサービスイ メージの具現化について紹介する. あらまし AR/VR(Augmented Reality and Virtual Reality)技術への高い関心に現れているように,従来の映像 技術の進化の主軸であった2次元映像の定量的なスペック向上とは異なる軸でのメディア技術の進化として,コンテ ンツ空間の3次元への拡張による新たな視聴体験の実現が期待されている.筆者らは,テレビ放送の高精細映像に加 え,その映像と時間軸とストーリー展開を共有する3次元の自由視点ARコンテンツをモバイル端末上で視聴する, 新たな視聴スタイルを提案し,これを実現するコンテンツ伝送技術の研究開発を進めている.提案技術は,映像と同 期させた自由視点ARコンテンツをリアルタイムに通信回線を介して伝送でき,将来的に生放送への対応も可能であ る.本稿では,放送・通信連携システムと3次元オブジェクト伝送技術の概要,試作コンテンツを用いたシステム検 証と新たな視聴体験の具現化について述べる.","PeriodicalId":39325,"journal":{"name":"Kyokai Joho Imeji Zasshi/Journal of the Institute of Image Information and Television Engineers","volume":null,"pages":null},"PeriodicalIF":0.0000,"publicationDate":"2021-01-01","publicationTypes":"Journal Article","fieldsOfStudy":null,"isOpenAccess":false,"openAccessPdf":"","citationCount":"0","resultStr":"{\"title\":\"Real-time Streaming of Free-viewpoint Augmented Reality Synchronized with Broadcast Program\",\"authors\":\"Y. Kawamura\",\"doi\":\"10.3169/itej.75.131\",\"DOIUrl\":null,\"url\":null,\"abstract\":\"2018年12月に新4K8K衛星放送が開始され,究極の2次 元映像メディアを目指して研究開発が進められてきた8K 放送が現実のものとなった.8K放送にも高フレームレート 化など更なる高度化の余地が残されている一方,近年の AR/VR(Augmented Reality and Virtual Reality)技術へ の高い関心にも現れているように,これまで映像技術の進 化の主軸であった2次元映像の定量的なスペック向上とは 異なる軸でのメディア技術の進化として,コンテンツ空間 の3次元への拡張と,それによる新たな視聴体験の実現が 期待されている.筆者らは,2次元メディアから3次元メ ディアへの進化のひとつの過程として,図1に示すように, テレビ放送による2次元の高精細映像に加えて,その映像 中の時間軸に同期し,ストーリー展開を共有する3次元の 自由視点ARコンテンツをスマートフォンやタブレット端 末などのモバイル端末上で視聴する新たな視聴スタイルを 提案している1)2).すでにゲームアプリやWEBサービスで 実用化されている一般的なARコンテンツは,恐竜や動物 などを現実空間に合成してその大きさを体験したり,生活 空間に家具を試し置きして雰囲気を見たりといったコンテ ンツが多い.一方,提案技術は,高精細度のテレビ映像と 自由視点ARコンテンツが時間軸とストーリー展開を共有 し,それらの提示が高精度に同期することで,単に3次元 オブジェクトを置いて見るARとは異なる新たなコンテン ツ視聴体験を実現する.さらに,将来的には生放送にも対 応可能な技術とするため,図2に示すように,自由視点AR コンテンツを構成する3次元オブジェクトの動的データを, インターネットなどの通信伝送路を介して視聴端末にリア ルタイムに伝送することが特徴である. 本稿では,まず,新4K8K衛星放送で採用されたMMT (MPEG Media Transport)の特徴とその特徴を活かした放 送・通信連携サービスについての概要を説明する.続いて, 伝送する3次元オブジェクトのデータ形式とリアルタイム 伝送技術の開発・実装について述べる.最後に,試作コン テンツを用いたシステム検証とそれを用いたサービスイ メージの具現化について紹介する. あらまし AR/VR(Augmented Reality and Virtual Reality)技術への高い関心に現れているように,従来の映像 技術の進化の主軸であった2次元映像の定量的なスペック向上とは異なる軸でのメディア技術の進化として,コンテ ンツ空間の3次元への拡張による新たな視聴体験の実現が期待されている.筆者らは,テレビ放送の高精細映像に加 え,その映像と時間軸とストーリー展開を共有する3次元の自由視点ARコンテンツをモバイル端末上で視聴する, 新たな視聴スタイルを提案し,これを実現するコンテンツ伝送技術の研究開発を進めている.提案技術は,映像と同 期させた自由視点ARコンテンツをリアルタイムに通信回線を介して伝送でき,将来的に生放送への対応も可能であ る.本稿では,放送・通信連携システムと3次元オブジェクト伝送技術の概要,試作コンテンツを用いたシステム検 証と新たな視聴体験の具現化について述べる.\",\"PeriodicalId\":39325,\"journal\":{\"name\":\"Kyokai Joho Imeji Zasshi/Journal of the Institute of Image Information and Television Engineers\",\"volume\":null,\"pages\":null},\"PeriodicalIF\":0.0000,\"publicationDate\":\"2021-01-01\",\"publicationTypes\":\"Journal Article\",\"fieldsOfStudy\":null,\"isOpenAccess\":false,\"openAccessPdf\":\"\",\"citationCount\":\"0\",\"resultStr\":null,\"platform\":\"Semanticscholar\",\"paperid\":null,\"PeriodicalName\":\"Kyokai Joho Imeji Zasshi/Journal of the Institute of Image Information and Television Engineers\",\"FirstCategoryId\":\"1085\",\"ListUrlMain\":\"https://doi.org/10.3169/itej.75.131\",\"RegionNum\":0,\"RegionCategory\":null,\"ArticlePicture\":[],\"TitleCN\":null,\"AbstractTextCN\":null,\"PMCID\":null,\"EPubDate\":\"\",\"PubModel\":\"\",\"JCR\":\"Q4\",\"JCRName\":\"Engineering\",\"Score\":null,\"Total\":0}","platform":"Semanticscholar","paperid":null,"PeriodicalName":"Kyokai Joho Imeji Zasshi/Journal of the Institute of Image Information and Television Engineers","FirstCategoryId":"1085","ListUrlMain":"https://doi.org/10.3169/itej.75.131","RegionNum":0,"RegionCategory":null,"ArticlePicture":[],"TitleCN":null,"AbstractTextCN":null,"PMCID":null,"EPubDate":"","PubModel":"","JCR":"Q4","JCRName":"Engineering","Score":null,"Total":0}
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摘要
2018年12月,新4k8k卫星电视开播,以终极二次元影像媒体为目标研发的8k电视成为现实。8k电视也有高帧率化等还留有进一步提高的余地,另一方面,就像近年来人们对AR/VR(Augmented Reality and Virtual Reality)技术的高度关注一样,迄今为止影像技术的发展作为与化的主轴二维影像的定量规格提高不同轴上的媒体技术的进化,期待内容空间向三维扩展,并由此实现新的视听体验。笔者等人介绍了从二维媒体向三维美狄亚进化的一个过程,如图1所示。除了电视播放的2维高精细影像外,还可与影像中的时间轴同步,共享故事展开的3维自由视角AR内容,可在智能手机和平板电脑端端实现提出了在末等移动终端上观看的新观看方式1)2).已经在游戏应用和WEB服务中实用化的一般AR内容有恐龙和动物将等元素合成到现实空间中,体验其大小,在生活空间中试置家具,观察气氛等。而提案技术则是通过高清晰度电视影像和自由视点AR内容共享时间轴和故事情节,并实现高精度同步,从而实现单纯的三维实现了与放置对象观看的AR不同的全新的内容观看体验,而且将来还将成为可支持现场直播的技术,如图2所示,自由视点AR其特点是,将构成内容的三维对象的动态数据通过互联网等通信传输线路实时传输给视听终端。在本文中,首先对新4k8k卫星电视所采用的MMT (MPEG Media Transport)的特点以及利用该特点的广播、通信协作服务进行概要说明。接下来,将介绍传输的三维对象的数据形式和实时传输技术的开发和实现。最后,介绍使用原型验证的系统验证以及利用该系统的服务形象具体化。正如对Reality技术的高度关注一样,作为与传统影像技术进化的主轴二维影像的定量规格提高不同轴上的媒体技术的进化,conte人们期待通过对三维空间的扩展实现新的视听体验。笔者等在电视高清影像的基础上,还可在移动终端上观看共享该影像、时间轴和故事情节的三维自由视点AR内容。该公司提出了新的视听方式,并正在研究开发可实现这一功能的内容传输技术。提案技术可通过通信线路实时传输与影像同步的自由视点AR内容,将来还可支持现场直播。本文将介绍广播、通信协作系统和三维对象传输技术的概要,以及使用试制内容的系统检验和新的视听体验的具体化。