Tomohiro Nakamura, Y. Ookawa, K. Miura, J. Yonai, T. Hayashida, Y. Takiguchi
{"title":"全功能8K制作系统的开发","authors":"Tomohiro Nakamura, Y. Ookawa, K. Miura, J. Yonai, T. Hayashida, Y. Takiguchi","doi":"10.3169/itej.75.139","DOIUrl":null,"url":null,"abstract":"2018年12月に新4K8K衛星放送が開始された.放送では, 映像パラメータとしてITU-R勧告BT.20201)(以下,Rec. 2020)およびITU-R勧告BT.21002)が採用されている.現在 の放送はフレーム周波数59.94Hz(60/1.001Hz,以下60Hz) で運用されているが,NHK放送技術研究所ではRec.2020 で規定された映像パラメータを最上位ですべて満たし,高 ダイナミックレンジ(HDR: High Dynamic Range)に対応 した映像規格を「フルスペック8Kスーパーハイビジョン」 (以下,フルスペック8K)と位置付け,そのライブ制作環 境の実現を目指して研究開発を進めている. フルスペック8Kによる制作環境の構築にあたり,2016年 にフルスペック8Kカメラ3),U-SDI(Ultrahigh-definition Signal/Data Interface)インタフェース4)に対応したブランキ ングスイッチャ,17インチ液晶モニタ,8K波形モニタ,カ ラーグレーディング装置,音声・タイムコード多重・分離装 置,フレーム周波数119.88Hz(120/1.001Hz,以下120Hz)に 対応するタイムコードモニタなどの検証用機器5)を開発し てきた.これまでに本機器を用いた映像切り替えや従来機 器との相互接続性について検証実験を実施し,基本動作を 確認した.しかし,フルスペック8Kによるコンテンツ制 作を実現するためには,映像に効果を付けるスイッチャな ど,U-SDIに対応した映像機器や映像伝送装置,完成番組 の制作に対応するための編集機の開発が必要であった.さ らに,前述の機器を組み合わせて使用できることを確認す るためには,検証環境の整備と実験が必要である. 今回,フルスペック8Kによるコンテンツ制作に対応した プロダクションスイッチャ,波長多重伝送装置を開発した. また,8K 120 Hzに対応したリアルタイム編集機を開発し た.さらに,局外での制作実験に対応するため,先に述べ た映像機器を搭載した制作実験車を整備し,これを用いた 制作実験を実施した. 本稿では,2章で,プロダクションスイッチャ,波長多重 伝送装置の構成および機能について説明する.3章では,オ ンライン編集機の構成および機能について説明する.4章で は,今回整備した制作実験車の設備概要について説明する. 5章では,制作実験車を用いた制作実験とその結果につい て報告する.","PeriodicalId":39325,"journal":{"name":"Kyokai Joho Imeji Zasshi/Journal of the Institute of Image Information and Television Engineers","volume":null,"pages":null},"PeriodicalIF":0.0000,"publicationDate":"2021-01-01","publicationTypes":"Journal Article","fieldsOfStudy":null,"isOpenAccess":false,"openAccessPdf":"","citationCount":"0","resultStr":"{\"title\":\"Development of a Full-featured 8K Production System\",\"authors\":\"Tomohiro Nakamura, Y. Ookawa, K. Miura, J. Yonai, T. Hayashida, Y. Takiguchi\",\"doi\":\"10.3169/itej.75.139\",\"DOIUrl\":null,\"url\":null,\"abstract\":\"2018年12月に新4K8K衛星放送が開始された.放送では, 映像パラメータとしてITU-R勧告BT.20201)(以下,Rec. 2020)およびITU-R勧告BT.21002)が採用されている.現在 の放送はフレーム周波数59.94Hz(60/1.001Hz,以下60Hz) で運用されているが,NHK放送技術研究所ではRec.2020 で規定された映像パラメータを最上位ですべて満たし,高 ダイナミックレンジ(HDR: High Dynamic Range)に対応 した映像規格を「フルスペック8Kスーパーハイビジョン」 (以下,フルスペック8K)と位置付け,そのライブ制作環 境の実現を目指して研究開発を進めている. フルスペック8Kによる制作環境の構築にあたり,2016年 にフルスペック8Kカメラ3),U-SDI(Ultrahigh-definition Signal/Data Interface)インタフェース4)に対応したブランキ ングスイッチャ,17インチ液晶モニタ,8K波形モニタ,カ ラーグレーディング装置,音声・タイムコード多重・分離装 置,フレーム周波数119.88Hz(120/1.001Hz,以下120Hz)に 対応するタイムコードモニタなどの検証用機器5)を開発し てきた.これまでに本機器を用いた映像切り替えや従来機 器との相互接続性について検証実験を実施し,基本動作を 確認した.しかし,フルスペック8Kによるコンテンツ制 作を実現するためには,映像に効果を付けるスイッチャな ど,U-SDIに対応した映像機器や映像伝送装置,完成番組 の制作に対応するための編集機の開発が必要であった.さ らに,前述の機器を組み合わせて使用できることを確認す るためには,検証環境の整備と実験が必要である. 今回,フルスペック8Kによるコンテンツ制作に対応した プロダクションスイッチャ,波長多重伝送装置を開発した. また,8K 120 Hzに対応したリアルタイム編集機を開発し た.さらに,局外での制作実験に対応するため,先に述べ た映像機器を搭載した制作実験車を整備し,これを用いた 制作実験を実施した. 本稿では,2章で,プロダクションスイッチャ,波長多重 伝送装置の構成および機能について説明する.3章では,オ ンライン編集機の構成および機能について説明する.4章で は,今回整備した制作実験車の設備概要について説明する. 5章では,制作実験車を用いた制作実験とその結果につい て報告する.\",\"PeriodicalId\":39325,\"journal\":{\"name\":\"Kyokai Joho Imeji Zasshi/Journal of the Institute of Image Information and Television Engineers\",\"volume\":null,\"pages\":null},\"PeriodicalIF\":0.0000,\"publicationDate\":\"2021-01-01\",\"publicationTypes\":\"Journal Article\",\"fieldsOfStudy\":null,\"isOpenAccess\":false,\"openAccessPdf\":\"\",\"citationCount\":\"0\",\"resultStr\":null,\"platform\":\"Semanticscholar\",\"paperid\":null,\"PeriodicalName\":\"Kyokai Joho Imeji Zasshi/Journal of the Institute of Image Information and Television Engineers\",\"FirstCategoryId\":\"1085\",\"ListUrlMain\":\"https://doi.org/10.3169/itej.75.139\",\"RegionNum\":0,\"RegionCategory\":null,\"ArticlePicture\":[],\"TitleCN\":null,\"AbstractTextCN\":null,\"PMCID\":null,\"EPubDate\":\"\",\"PubModel\":\"\",\"JCR\":\"Q4\",\"JCRName\":\"Engineering\",\"Score\":null,\"Total\":0}","platform":"Semanticscholar","paperid":null,"PeriodicalName":"Kyokai Joho Imeji Zasshi/Journal of the Institute of Image Information and Television Engineers","FirstCategoryId":"1085","ListUrlMain":"https://doi.org/10.3169/itej.75.139","RegionNum":0,"RegionCategory":null,"ArticlePicture":[],"TitleCN":null,"AbstractTextCN":null,"PMCID":null,"EPubDate":"","PubModel":"","JCR":"Q4","JCRName":"Engineering","Score":null,"Total":0}