{"title":"面向电视节目制作的人工智能人脸识别系统的开发","authors":"Hiroki Kato, Tomoyuki Shibata, Yujiro Hikida","doi":"10.3169/itej.75.423","DOIUrl":null,"url":null,"abstract":"番組制作現場の課題(ニーズ) テレビ番組の制作現場では,「映像に誰が映っているか?」 という情報は非常に価値の高いメタデータであり,従来の ワークフローでは担当スタッフが映像素材を目視で確認 し,映像素材管理システムに人手で情報を入力することで, 下見,編集,送出など各部門で情報共有され,番組制作に 活用されている. 特に今回主に事例として紹介する「2019参議院選挙特番」 などの報道番組では下記のようなニーズがある. (1)被写体の取り違え(誤報)をゼロにしたい ・誤報は対象の人生を変えてしまう可能性があるなど, 社会的な影響が大きい. ・どんなに厳重に確認してもまれにミスが発生してし まうことがある. (2)被写体確認作業を効率化し迅速に報道したい ・人によるダブル,トリプル,それ以上のチェックを 行っており,非常に手間がかかる. ・紙資料やWEBで人の顔を確認するので1人あたり数 十秒以上かかってしまう.(仮に誰だか見当もつかな い場合,数十分以上かかることもある.) ・確認が間に合わずVTRがOAできないこともある. 「AI顔認識」技術(シーズ) 一方で,昨今の「AI顔認識」技術の進化は目覚ましい. 「AI顔認識」とは認識させたい人物の顔画像を事前に辞書 データベースに登録しておくことで,入力された映像に 映っている被写体が誰であるかを自動で認識させることが できる技術であり,PC・スマートフォンのログイン,空港 での入国審査,小売店での万引き防止,イベントでの入場 ゲートにおける本人確認など,多種多様な用途で利用され るようになってきている. そこで今回,上記のニーズとシーズを組み合わせ,テレ ビ番組の制作支援と作業効率化を目指した「AI顔認識シス テム」を開発するに至った.また,当該システムを「2019参 議院選挙特番」,「即位礼特番」,「ラグビーW杯」などの実 際の番組制作現場で活用している.","PeriodicalId":39325,"journal":{"name":"Kyokai Joho Imeji Zasshi/Journal of the Institute of Image Information and Television Engineers","volume":null,"pages":null},"PeriodicalIF":0.0000,"publicationDate":"2021-01-01","publicationTypes":"Journal Article","fieldsOfStudy":null,"isOpenAccess":false,"openAccessPdf":"","citationCount":"0","resultStr":"{\"title\":\"Development of AI Face Recognition System for TV Program Production\",\"authors\":\"Hiroki Kato, Tomoyuki Shibata, Yujiro Hikida\",\"doi\":\"10.3169/itej.75.423\",\"DOIUrl\":null,\"url\":null,\"abstract\":\"番組制作現場の課題(ニーズ) テレビ番組の制作現場では,「映像に誰が映っているか?」 という情報は非常に価値の高いメタデータであり,従来の ワークフローでは担当スタッフが映像素材を目視で確認 し,映像素材管理システムに人手で情報を入力することで, 下見,編集,送出など各部門で情報共有され,番組制作に 活用されている. 特に今回主に事例として紹介する「2019参議院選挙特番」 などの報道番組では下記のようなニーズがある. (1)被写体の取り違え(誤報)をゼロにしたい ・誤報は対象の人生を変えてしまう可能性があるなど, 社会的な影響が大きい. ・どんなに厳重に確認してもまれにミスが発生してし まうことがある. (2)被写体確認作業を効率化し迅速に報道したい ・人によるダブル,トリプル,それ以上のチェックを 行っており,非常に手間がかかる. ・紙資料やWEBで人の顔を確認するので1人あたり数 十秒以上かかってしまう.(仮に誰だか見当もつかな い場合,数十分以上かかることもある.) ・確認が間に合わずVTRがOAできないこともある. 「AI顔認識」技術(シーズ) 一方で,昨今の「AI顔認識」技術の進化は目覚ましい. 「AI顔認識」とは認識させたい人物の顔画像を事前に辞書 データベースに登録しておくことで,入力された映像に 映っている被写体が誰であるかを自動で認識させることが できる技術であり,PC・スマートフォンのログイン,空港 での入国審査,小売店での万引き防止,イベントでの入場 ゲートにおける本人確認など,多種多様な用途で利用され るようになってきている. そこで今回,上記のニーズとシーズを組み合わせ,テレ ビ番組の制作支援と作業効率化を目指した「AI顔認識シス テム」を開発するに至った.また,当該システムを「2019参 議院選挙特番」,「即位礼特番」,「ラグビーW杯」などの実 際の番組制作現場で活用している.\",\"PeriodicalId\":39325,\"journal\":{\"name\":\"Kyokai Joho Imeji Zasshi/Journal of the Institute of Image Information and Television Engineers\",\"volume\":null,\"pages\":null},\"PeriodicalIF\":0.0000,\"publicationDate\":\"2021-01-01\",\"publicationTypes\":\"Journal Article\",\"fieldsOfStudy\":null,\"isOpenAccess\":false,\"openAccessPdf\":\"\",\"citationCount\":\"0\",\"resultStr\":null,\"platform\":\"Semanticscholar\",\"paperid\":null,\"PeriodicalName\":\"Kyokai Joho Imeji Zasshi/Journal of the Institute of Image Information and Television Engineers\",\"FirstCategoryId\":\"1085\",\"ListUrlMain\":\"https://doi.org/10.3169/itej.75.423\",\"RegionNum\":0,\"RegionCategory\":null,\"ArticlePicture\":[],\"TitleCN\":null,\"AbstractTextCN\":null,\"PMCID\":null,\"EPubDate\":\"\",\"PubModel\":\"\",\"JCR\":\"Q4\",\"JCRName\":\"Engineering\",\"Score\":null,\"Total\":0}","platform":"Semanticscholar","paperid":null,"PeriodicalName":"Kyokai Joho Imeji Zasshi/Journal of the Institute of Image Information and Television Engineers","FirstCategoryId":"1085","ListUrlMain":"https://doi.org/10.3169/itej.75.423","RegionNum":0,"RegionCategory":null,"ArticlePicture":[],"TitleCN":null,"AbstractTextCN":null,"PMCID":null,"EPubDate":"","PubModel":"","JCR":"Q4","JCRName":"Engineering","Score":null,"Total":0}