牙周病发病机制中咬合创伤的再思考

Keiso Takahashi, K. Yamazaki, M. Yamazaki
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摘要

关于牙周病病理的思考方式,迄今为止有过数次的paradimshift,现在定义为多因素的慢性炎症性疾病。我们常从“牙周病”这一“结果”来推测“因”,但时间轴长,很难区分“因果关系”和“前后关系”,科学证明也很困难。因此,在进行临床推论时经常存在不确定性。另外,即使是盖然性较高的推论,如果不下功夫进行流行病学评估并加以科学证明,就无法成为现在evidence based medicine(EBM)的知识基础。2017年牙周疾病和牙菌斑周围疾病World Workshop Proceedings中写道:“咬合性创伤不会引起牙菌斑诱导性牙周病或牙菌斑。”的共识报告,但从目前为止的研究论文来看,很难说已经获得了充分的证据。过去曾基于“咬合力vs炎症”的二元论进行过动物实验,但从证据等级的角度来看,动物实验的可信度很低。在本小论中,重新考虑了有关咬合性外伤(结果)和外伤性咬合(原因)的研究和讨论。
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Reconsideration of occlusal trauma in the pathogenesis of periodontal diseases
歯周病病態の考え方にはこれまでに数回のパラダイ ムシフトがあり,現在は多因子性で慢性の炎症性疾患 と定義されている。我々は常に「歯周病」という「結 果」から「原因」を推測するが,時間軸が長いと「因 果関係」と「前後関係」を見分けることは難しく科学 的に証明することは困難である。そのため,臨床推論 を行う際には常に不確実性が残る。また,蓋然性の高 い推論であっても疫学的評価を工夫して科学的に証明 しなければ現在の evidence based medicine(EBM)の 知識基盤になり得ない。2017年の歯周疾患とインプラ ント周囲疾患のWorld Workshop Proceedingsには 「咬合性外傷はプラーク誘導性の歯周病あるいはア タッチメントロスを引き起こさない。」というコンセン サスが報告されたが,これまでの研究論文を読む限り, 十分なエビデンスが得られているとは言い難い。かつ て,「咬合力 vs炎症」の二元論に基づいて動物実験が 行われたが,エビデンスのヒエラルキーの観点からは 動物実験の信頼性は低い。本小論では,咬合性外傷(結 果)と外傷性咬合(原因)に関する研究および議論に ついて再考した。
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NLRP3 inflammasome and periodontitis Report of a Case of Stage IV, Grade C Extensive Chronic Periodontitis to Reaffirm the Importance of Establishing Rapport X-ray translucency image observed on the lateral side of dental root 急激なHbA1c値の悪化に重度歯周炎症の関与を疑った一症例 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)と歯周病
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