老年去卵巢大鼠上颌磨牙拔除后骨创面愈合

Miho Shimizu-Ishiura
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摘要

我国的骨质疏松症患者在不断增加,据日本厚生劳动省的推算,男性约100万人,女性接近800万人,加上预备军,估计约有2、000万人。骨质疏松症的原因除了闭经以外,还考虑到老年化和各种各样的内分泌疾病,在临床上由于骨量的减少而造成易骨折的疾病被诊断为骨质疏松症。占本症的大半,随着年龄的增长而发生的骨质疏松症(退行期骨质疏松症)的代表性的有“绝经后骨质疏松症”和“老年性骨质疏松症”2种。前者的原因被认为是“闭经导致的雌激素缺乏”,后者的原因是“衰老导致的活性型维胺D的生产低下和对骨骼形成很重要的肠和肾脏等脏器的功能低下”。前者的闭经引起的雌激素缺乏在人和实验动物中引起显著的骨量减少是众所周知的事实,报告称主要的组织变化是骨髓腔的扩大。骨组织经常通过活跃的代谢旋转反复进行重建,其结构和骨量通过与血中的Ca2+代谢直接相关的骨形成和骨吸收的平衡关系来维持。特别是绝经后缺乏酮素,会促进成骨细胞系统细胞产生IL-6,促进破骨细胞形成2-4),由于骨吸收亢进引起的骨量持续减少5),骨随着强度降低,患上骨质疏松症的危险性也会增加。骨的强度取决于骨的量和质、沙化骨量和骨的内部结构,并受成骨细胞和破骨细胞的功能调节。牙科临床的骨质疏松症
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Bone Wound Healing after Maxillary Molar Extraction in Ovariectomized Aged Rats
わが国における骨粗鬆症患者は増加の一途にあり,厚 生労働省の推計では,男性が約100万 人,女性では800万 人に迫ってお り,そ の予備軍を含めると約2 ,000万 人 と 推定されている。骨粗鬆症の原因には閉経のほか,老 化 やさまざまな内分泌疾患が考えられてお り,臨 床的には 骨量の減少による易骨折をきたす疾患を骨粗鬆症 と診断 している。本症の大半 を占める,加 齢に伴って起こる骨 粗鬆症(退 行期骨粗鬆症)の 代表的な もの として,「閉経 後骨粗鬆症」と 「老人性骨粗鬆症」の2つ があげられる。 前者 は「閉経に伴 うエス トロゲンの欠乏」が,後 者は「老 化に伴 う活性型 ビタ ミンDの 産生低下や骨形成に大切 な腸や腎臓などの臓器の機能低下」が原因と考えられて いる。前者の閉経によるエス トロゲン欠乏がヒトや実験 動物 において著 しい骨量の減少を引き起 こすことはよく 知 られた事実であり,骨 髄腔の拡大が主たる組織変化 と 報告 されている。 骨組織は常に活発 な代謝回転によ り再構築 を繰 り返 し,そ の構造 と骨量 は血 中のCa2+代 謝に直接かかわる骨 形成 と骨吸収の平衡関係 によ り維持 されている1)。特に 閉経後のエス トロゲ ン欠乏は,骨 芽細胞系細胞か らの IL-6の 産生を促進し,破 骨細胞形成を促進することによ り2-4),骨吸収の亢進による持続的な骨量の減少が起 こ り5),骨 強度が低下する骨粗鬆症 を発症する危険性が高 まる。 このように骨の強度はその量 と質,す なわち骨量 と骨の内部構造 に依存 し,骨 芽細胞 と破骨細胞の機能に よって調節されている。 歯科臨床における骨粗鬆症
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Effect of Experimental Traumatic Occlusion on Temporomandibular Joint Changes of the Rat Dentin Matrix Proteins Affected by Long-term Administration of Hydroxyethylidene-1,1-bisphosphonate (HEBP). Alteration of the Expression of A 2 a Adenosine Receptor and Toll-like Receptor 4 in Macrophage Cell Lines Orientation of the Deep Part of the Human Temporal Muscle and Morphological Study of the Infratemporal Crest. Effects of Clenbuterol, a β2-adrenergic Agonist, on the Myofiber Diameter, Fiber Type, and Expressions of Insulin-like Growth Factors in the Adult Mouse Masseter Muscle
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