夜温がイチゴ果実の糖,有機酸,アミノ酸, アスコルビン酸, アントシアニンおよびエラグ酸濃度に及ぼす影響

直隆 松添, 修治 川信, 幸子 松本, 宏和 木村, 一文 圖師
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Abstract

人工気象器でイチゴ(品種:‘とよのか’と‘女峰’)を栽培し,イチゴの果実成分に与える夜温の影響を調べた.果実の成熟日数は23/10℃(昼間/夜間)で最も長く,23/20℃で最も短かった.果重は夜温が高いと減少した.糖含量は23/20℃で有意に少なかった.有機酸含量は,‘とよのか’では処理間差がなかったが,‘女峰’では夜温が高いと増加する傾向にあった.また,糖酸比は両品種ともに23/20℃で非常に小さくなった.全アミノ酸含量は品種間差が認められた.夜温の影響は各アミノ酸により異なり,アスパラギン,グルタミン酸およびアラニンでは23/10に比べ23/20で低くかった.還元型アスコルビン酸は夜温の上昇に伴い低下したが,酸化型アスコルビン酸は夜温による差異がなかった.アントシアニン含量は夜温が高くなると増加した.また,アントシアニンの構成比には夜温の影響はなかった.エラグ酸含量は23/10℃に比べ23/20℃で高かった.また,夜温の上昇によるエラグ酸含量の増加は,‘とよのか’に比べ‘女峰’で大きかった.
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夜温对草莓果实中的糖、有机酸、氨基酸、抗坏血酸、花青素及鞣花酸浓度的影响
用人工气象器栽培草莓(品种:“丰野”和“女峰”),调查了夜温对草莓果实成分的影响。果实成熟天数在23/10℃(白天/夜间)最长,在23/20℃最短。果重在夜温高时减少。23/20℃时糖含量明显较少。有机酸含量方面,“丰野科”在处理间没有差异,而“女峰”在夜间温度较高时有机酸含量有增加的倾向。另外,两个品种在23/20℃时糖酸比都非常小。所有氨基酸含量在品种间存在差异。夜温对各氨基酸的影响不同,天冬氨酸、谷氨酸和丙氨酸23/20比23/10低。还原型抗坏血酸随着夜温的上升而下降,而氧化型抗坏血酸则没有因夜温而发生差异。花青素含量随着夜温的升高而增加。另外,花青素的构成比例没有受到夜温的影响。与23/10℃相比,23/20℃的鞣花酸含量更高。另外,“女峰”因夜温上升导致的鞣花酸含量增加比“丰野”大。
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