Observation of Aqueous Resin Emulsion with Transmission Electron Microscope: Fixation of Core-Shell Type Epoxy Emulsion Particles with Gelatin

Q3 Materials Science Kobunshi Ronbunshu Pub Date : 2018-05-25 DOI:10.1295/KORON.2017-0086
T. Okamoto, Y. Yamazaki
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Abstract

エポキシ基を含有する化合物は接着剤や塗料,コー ティング剤などの用途に使用されている.反応としては 硬化剤,硬化触媒と混合し熱硬化反応させることが多 い.これらの反応は硬化剤,硬化触媒などと混合するこ とにより進行するため,混合後の低温硬化性と保存安定 性は相反し,両立することが難しい.一液型では室温で 反応しない硬化剤とエポキシ基を含有する化合物とを混 合し保存安定性を付与しているが硬化反応させるには高 温に加熱して硬化剤を活性化させなければならず低温硬 化性が悪い.また,二液型では室温で硬化反応が進むた め低温硬化性に優れるが,硬化剤と混合後すぐに反応が 進むため使用する直前に混合しなくてはならず保存安定 性が悪い.そこでエポキシ基を含有する化合物をコア, 熱可塑性樹脂をシェルとしたコアシェル型粒子をエマル ションとし水溶性の硬化剤と混合することで低温硬化性 と保存安定性の両立を図ることができるものも実用化さ れている. 本コアシェル型エマルション粒子のコアシェル構造を 確認するにはエマルション粒子断面を TEM観察するこ とが必要である.エマルションを TEM観察する場合, 一般的にはネガティブ染色1)を行うことが多い.ネガ ティブ染色は観察する試料を染色するのではなく試料の 周りをモリブデン酸アンモニウムやリンタングステン酸 など,金属原子を有する染色剤で満たすことにより試料 とコントラスト差を付与することである.しかしこの方 法の場合,粒子径の確認は可能であるが粒子の内部構造 を観察することはできない. エマルション粒子の内部構造を観察するには水相に浮 遊しているエマルション粒子を物理的に固定し超薄切片 を作製することが必要である.固定するには凍結超薄切 片2)を作製する方法がある.水を含む試料の場合,氷晶 防止1)のためにショ糖を添加することが多いが,エマル ションにショ糖を添加するとエマルション粒子が凝集し 内部構造を観察できない可能性がある. そこでエマルションのままゲル化しエマルション粒子 を固定すれば超薄切片を作製できると考え,ゲル化剤と してゼラチンを使用する超薄切片作製方法について検討 した.
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水性树脂乳液的透射电镜观察:明胶固定核壳型环氧乳液颗粒
含有环氧基的化合物被用于粘合剂、涂料、镀膜等用途。作为反应,多与硬化剂、硬化催化剂混合进行热硬化反应。由于这些反应是与硬化剂、硬化催化剂等混合进行的,所以混合后的低温硬化性和保存稳定。性别相悖,难以两立。一液型在室温下不反应的硬化剂和含有环氧基的化合物混合,赋予了保存稳定性,但是为了硬化剂反应,必须高温加热使硬化剂活性化,低温硬化性差。另外,二液型在室温下进行硬化反应,低温硬化性好,但与硬化剂混合后立即进行反应,使用前必须混合保存稳定。性很差。于是把含有环氧基的化合物核出来,以热塑性树脂为壳的核心壳型粒子作为填充物与水溶性的硬化剂混合,可兼顾低温硬化性和保存稳定性的材料也已实用化。为了确认本核壳型乳清粒子的核壳结构,需要对乳清粒子截面进行TEM观察。通常是进行消极染色1)。消极染色不是对要观察的样品进行染色,而是在样品周围添加钼酸铵或磷酸钨酸。等,通过充满具有金属原子的染色剂,与样品形成对比度差。但是,这种方法虽然可以确认粒子直径,但无法观察粒子的内部结构。为了观察乳胶体粒子的内部结构,需要在物理上固定浮在水相上的乳胶体粒子,并制作超薄切片。为了固定,可以采用制作冻结超薄片2)的方法。如果是含水的样品,为了防止冰晶1)通常会添加蔗糖,如果在乳胶中添加蔗糖,乳胶粒子就会凝聚。考虑到有可能无法观察到内部结构,因此认为只要保持乳胶状态胶化并固定乳胶粒子,就可以制备超薄切片,并对使用明胶作为胶化剂的超薄切片制备方法进行了研究。
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Kobunshi Ronbunshu
Kobunshi Ronbunshu 化学-高分子科学
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