{"title":"Z=1の組成をもつβ-サイアロン熱間加圧焼結体の強度","authors":"正気 梅林, 和司 岸, 英治 谷, 和夫 小林","doi":"10.2109/JCERSJ1950.92.45","DOIUrl":null,"url":null,"abstract":"α-Si3N4, α-Al2O3及びAlNを出発原料にして, 熱間加圧焼結法により製造したβ-サイアロン焼結体の室温及び1400℃における曲げ強度を測定した. β-サイアロン焼結体の製造に用いた混合粉末の組成は, Z=1 (1.8), Z=1 (2.8), Z=1 (4) 及びZ=1 (5.5) である. ここで, 括弧内の数字は, Z=1の組成をもつβ-サイアロンからの酸素の過剰の当量%を示す.(1) Z=1 (5.5) 及びZ=1 (4) は, 十分ち密化したが, Z=1 (2.8) 及びZ=1 (1.8) は, ち密な焼結体とならなかった.(2) 焼結体の組成は, いずれもβ-サイアロンからなるが, Z=1 (4) 及びZ=1 (5.5) から得た焼結体には, 走査型電子顕微鏡観察から, ガラス質粒界相が認められた.(3) Z=1 (4) の室温における曲げ強度は, 55.5kg/mm2と最も高く, 混合粉末の組成がZ=1 (4) より酸素側へ又は窒素側へ移行しても, 焼結体の曲げ強度は, 低下した. Z=1 (5.5), Z=1 (4), Z=1 (2.8) 及びZ=1 (1.8) 焼結体の1400℃曲げ試験で, 各焼結体とも強度の低下は認められなかった.(4) 各焼結体の室温及び1400℃破断は, いずれも各焼結体内部の欠陥 (空孔, 未焼結部分及び粗大粒子の集合部) から始まっていた. 破断のモードは, 室温及び1400℃とも, 粒内破断であった.","PeriodicalId":17274,"journal":{"name":"Journal of the Ceramic Association, Japan","volume":null,"pages":null},"PeriodicalIF":0.0000,"publicationDate":"1984-01-01","publicationTypes":"Journal Article","fieldsOfStudy":null,"isOpenAccess":false,"openAccessPdf":"","citationCount":"5","resultStr":null,"platform":"Semanticscholar","paperid":null,"PeriodicalName":"Journal of the Ceramic Association, Japan","FirstCategoryId":"1085","ListUrlMain":"https://doi.org/10.2109/JCERSJ1950.92.45","RegionNum":0,"RegionCategory":null,"ArticlePicture":[],"TitleCN":null,"AbstractTextCN":null,"PMCID":null,"EPubDate":"","PubModel":"","JCR":"","JCRName":"","Score":null,"Total":0}
引用次数: 5