{"title":"中晚生柑橘“晴姬”的夏秋季水压力对果实品质的影响","authors":"光徳 岩崎, 浩 深町, 篤 今井, 圭介 野中","doi":"10.2503/HRJ.10.191","DOIUrl":null,"url":null,"abstract":"中晩生カンキツ‘はれひめ’について,夏~収穫期までの水ストレスが果実品質に及ぼす影響を研究した.8月中旬~収穫期まで,葉内最大水ポテンシャルで−0.7~−1.2 MPaの水ストレスを付与した乾燥区は,付与していない湿潤区に比べ,収穫時の果汁内Brixは約3%高く,果実横径は1.3 mm小さくなった.特にBrixは,10月上旬までに2.9%の差がみられたことから,8~9月の水ストレスが果実内Brixの上昇に対して影響が大きいと思われる.収穫時の果実品質について,乾燥区は果実重で約1割低く,果皮色は紅色が濃くなった.果汁内の糖は,処理区間で成分比に変化はなかったが,全糖量は乾燥区が湿潤区に比べ約1.6倍であった.果汁内の有機酸については,乾燥区のクエン酸は湿潤区に比べ約1.3倍であったが,リンゴ酸は約0.7倍であった.果汁内のアミノ酸は,乾燥区が湿潤区に比べ9種類のアミノ酸で濃度が高く,アスパラギン酸は約3倍,グルタミン酸は約2.1倍となった.全アミノ酸含量は,乾燥区が湿潤区に比べ約1.7倍であった.以上のことから,夏以降の水ストレスにより果実はやや小玉になるが,果汁成分は濃厚となり,商品性の高い果実が生産できると考えられる.","PeriodicalId":114914,"journal":{"name":"Horticultural Research (japan)","volume":"56 1","pages":"0"},"PeriodicalIF":0.0000,"publicationDate":"2011-04-15","publicationTypes":"Journal Article","fieldsOfStudy":null,"isOpenAccess":false,"openAccessPdf":"","citationCount":"7","resultStr":"{\"title\":\"中晩生カンキツ‘はれひめ’における夏秋季の水ストレスが果実品質に及ぼす影響\",\"authors\":\"光徳 岩崎, 浩 深町, 篤 今井, 圭介 野中\",\"doi\":\"10.2503/HRJ.10.191\",\"DOIUrl\":null,\"url\":null,\"abstract\":\"中晩生カンキツ‘はれひめ’について,夏~収穫期までの水ストレスが果実品質に及ぼす影響を研究した.8月中旬~収穫期まで,葉内最大水ポテンシャルで−0.7~−1.2 MPaの水ストレスを付与した乾燥区は,付与していない湿潤区に比べ,収穫時の果汁内Brixは約3%高く,果実横径は1.3 mm小さくなった.特にBrixは,10月上旬までに2.9%の差がみられたことから,8~9月の水ストレスが果実内Brixの上昇に対して影響が大きいと思われる.収穫時の果実品質について,乾燥区は果実重で約1割低く,果皮色は紅色が濃くなった.果汁内の糖は,処理区間で成分比に変化はなかったが,全糖量は乾燥区が湿潤区に比べ約1.6倍であった.果汁内の有機酸については,乾燥区のクエン酸は湿潤区に比べ約1.3倍であったが,リンゴ酸は約0.7倍であった.果汁内のアミノ酸は,乾燥区が湿潤区に比べ9種類のアミノ酸で濃度が高く,アスパラギン酸は約3倍,グルタミン酸は約2.1倍となった.全アミノ酸含量は,乾燥区が湿潤区に比べ約1.7倍であった.以上のことから,夏以降の水ストレスにより果実はやや小玉になるが,果汁成分は濃厚となり,商品性の高い果実が生産できると考えられる.\",\"PeriodicalId\":114914,\"journal\":{\"name\":\"Horticultural Research (japan)\",\"volume\":\"56 1\",\"pages\":\"0\"},\"PeriodicalIF\":0.0000,\"publicationDate\":\"2011-04-15\",\"publicationTypes\":\"Journal Article\",\"fieldsOfStudy\":null,\"isOpenAccess\":false,\"openAccessPdf\":\"\",\"citationCount\":\"7\",\"resultStr\":null,\"platform\":\"Semanticscholar\",\"paperid\":null,\"PeriodicalName\":\"Horticultural Research (japan)\",\"FirstCategoryId\":\"1085\",\"ListUrlMain\":\"https://doi.org/10.2503/HRJ.10.191\",\"RegionNum\":0,\"RegionCategory\":null,\"ArticlePicture\":[],\"TitleCN\":null,\"AbstractTextCN\":null,\"PMCID\":null,\"EPubDate\":\"\",\"PubModel\":\"\",\"JCR\":\"\",\"JCRName\":\"\",\"Score\":null,\"Total\":0}","platform":"Semanticscholar","paperid":null,"PeriodicalName":"Horticultural Research (japan)","FirstCategoryId":"1085","ListUrlMain":"https://doi.org/10.2503/HRJ.10.191","RegionNum":0,"RegionCategory":null,"ArticlePicture":[],"TitleCN":null,"AbstractTextCN":null,"PMCID":null,"EPubDate":"","PubModel":"","JCR":"","JCRName":"","Score":null,"Total":0}
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