{"title":"'花米'的着果,果实的大小,糖度以及叶和根的淀粉含量对下一年度的着花产生的影响","authors":"浩志 武藤, 信彦 末松, 勇二 荒木, 馬場 富二夫, 石井 ちか子, 石井 香奈子, 稲葉 善太郎, 和美 杉山","doi":"10.2525/SHITA.22.181","DOIUrl":null,"url":null,"abstract":"11年生‘はるみ’を供試して, 着果, 果実の大きさ, 糖度および樹体内デンプン含量が次年度の着花に及ぼす影響について検討した. ‘はるみ’では, 果実の糖度上昇が次年度の着花に影響すること, さらには100葉当たりの着果数が多くなると, 葉や根のデンプン含量が減少し, 次年度の着花も減少することが明らかとなった. すなわち, 次年度の着花を安定させるためには, 過度の着果負担を避け, 葉や根のデンプン含量を適切に保持することが必要と考えられた. なお, 葉と根のデンプン含量は正の相関関係がみられた. また, 1果重および果実横径と次年度の着花は正の相関を示した.","PeriodicalId":315038,"journal":{"name":"Shokubutsu Kankyo Kogaku","volume":"6 1","pages":"0"},"PeriodicalIF":0.0000,"publicationDate":"2010-12-01","publicationTypes":"Journal Article","fieldsOfStudy":null,"isOpenAccess":false,"openAccessPdf":"","citationCount":"0","resultStr":"{\"title\":\"'はるみ'の着果, 果実の大きさ, 糖度および葉と根のデンプン含量が次年度の着花に及ぼす影響\",\"authors\":\"浩志 武藤, 信彦 末松, 勇二 荒木, 馬場 富二夫, 石井 ちか子, 石井 香奈子, 稲葉 善太郎, 和美 杉山\",\"doi\":\"10.2525/SHITA.22.181\",\"DOIUrl\":null,\"url\":null,\"abstract\":\"11年生‘はるみ’を供試して, 着果, 果実の大きさ, 糖度および樹体内デンプン含量が次年度の着花に及ぼす影響について検討した. ‘はるみ’では, 果実の糖度上昇が次年度の着花に影響すること, さらには100葉当たりの着果数が多くなると, 葉や根のデンプン含量が減少し, 次年度の着花も減少することが明らかとなった. すなわち, 次年度の着花を安定させるためには, 過度の着果負担を避け, 葉や根のデンプン含量を適切に保持することが必要と考えられた. なお, 葉と根のデンプン含量は正の相関関係がみられた. また, 1果重および果実横径と次年度の着花は正の相関を示した.\",\"PeriodicalId\":315038,\"journal\":{\"name\":\"Shokubutsu Kankyo Kogaku\",\"volume\":\"6 1\",\"pages\":\"0\"},\"PeriodicalIF\":0.0000,\"publicationDate\":\"2010-12-01\",\"publicationTypes\":\"Journal Article\",\"fieldsOfStudy\":null,\"isOpenAccess\":false,\"openAccessPdf\":\"\",\"citationCount\":\"0\",\"resultStr\":null,\"platform\":\"Semanticscholar\",\"paperid\":null,\"PeriodicalName\":\"Shokubutsu Kankyo Kogaku\",\"FirstCategoryId\":\"1085\",\"ListUrlMain\":\"https://doi.org/10.2525/SHITA.22.181\",\"RegionNum\":0,\"RegionCategory\":null,\"ArticlePicture\":[],\"TitleCN\":null,\"AbstractTextCN\":null,\"PMCID\":null,\"EPubDate\":\"\",\"PubModel\":\"\",\"JCR\":\"\",\"JCRName\":\"\",\"Score\":null,\"Total\":0}","platform":"Semanticscholar","paperid":null,"PeriodicalName":"Shokubutsu Kankyo Kogaku","FirstCategoryId":"1085","ListUrlMain":"https://doi.org/10.2525/SHITA.22.181","RegionNum":0,"RegionCategory":null,"ArticlePicture":[],"TitleCN":null,"AbstractTextCN":null,"PMCID":null,"EPubDate":"","PubModel":"","JCR":"","JCRName":"","Score":null,"Total":0}
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'はるみ'の着果, 果実の大きさ, 糖度および葉と根のデンプン含量が次年度の着花に及ぼす影響
11年生‘はるみ’を供試して, 着果, 果実の大きさ, 糖度および樹体内デンプン含量が次年度の着花に及ぼす影響について検討した. ‘はるみ’では, 果実の糖度上昇が次年度の着花に影響すること, さらには100葉当たりの着果数が多くなると, 葉や根のデンプン含量が減少し, 次年度の着花も減少することが明らかとなった. すなわち, 次年度の着花を安定させるためには, 過度の着果負担を避け, 葉や根のデンプン含量を適切に保持することが必要と考えられた. なお, 葉と根のデンプン含量は正の相関関係がみられた. また, 1果重および果実横径と次年度の着花は正の相関を示した.