IBA浸渍处理、液肥施用、日晒及光强度对连翘绿枝插生根的影响

直樹 畑, 敦司 岡澤, 絹世 森本, 小埜 栄一郎, 炎 佐竹, 昭雄 小林
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摘要

以在人工光封闭环境中高效生产连翘(Forsythia suspensa)扦插发根苗为目的,采用IBA浸泡处理、液肥施用、调查了太阳长度和光强度对绿枝插的根部的影响。在本研究中,供试了将上位节的2叶切除一半的2节2叶的插穗。基部在IBA溶液中浸泡24小时后,插在罗克魔方中,在23℃、60%RH的人工气象器内培育21 ~ 25天。经过IBA 100ppm处理,发根效果最佳,从叶片发生故障的情况看,IBA浓度在50ppm左右就可以了。调查了不同日长下液肥施用的影响,插穗在16 ~ 24小时的长日下,灌注薄培养液(大冢A处方1/10单位培养液)而非自来水时,根长最大,在长日光下施用1/10单位培养液被认为最适合促进根的生长。在光强度为70 ~ 210μmol·m-2s-1的12 ~ 24小时日晒环境下,施用1/10单位培养液进行培育时,发现日累计光合作用有效光量子束密度与最大波长正相关。提示了促进光合作用对促进根的生长有效。根据以上结果,将经过IBA浸泡处理的插穗,施用薄培养液,在促进长日照、高光照强度光合作用的条件下进行培育,大约3周后,人工光、封闭环境下的扦插发根苗生产成为可能。
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レンギョウ緑枝挿しの発根に及ぼすIBA浸漬処理、液肥施用、日長および光強度の影響
人工光・閉鎖環境におけるレンギョウ(Forsythia suspensa)挿し木発根苗の効率的な生産を目的として, IBA浸漬処理, 液肥施用, 日長および光強度が緑枝挿しの発根に及ぼす影響を調査した. 本研究では, 上位節の2葉を半分に切除した2節2葉の挿し穂を供試した. 基部を24時間IBA溶液に浸漬した後, ロックウールキューブに挿し木し, 23℃, 60%RHの人工気象器内で21~25日間育成した. IBA 100 ppm処理で, 発根が最も促進されたが, 葉に障害が発生したことから, IBA濃度は50 ppm程度で良いと考えられた. 異なる日長下で液肥施用の影響を調査したところ, 挿し穂を16~24時間の長日下で, 水道水ではなく薄い培養液(大塚A処方1/10単位培養液)を潅水して育成したときに, 根長が最大となり, 長日下での1/10単位培養液施用が根の生育促進に最適であると考えられた. 光強度が70~210μmol・m-2s-1の12~24時間日長下で1/10単位培養液を施用して育成したときに, 日積算光合成有効光量子束密度と最大根長の間に正の相関がみられたことから, 光合成の促進が根の生育促進に有効であることが示唆された. 以上の結果から, IBA浸漬処理した挿し穂を, 薄い培養液を施用して, 長日かつ高い光強度の光合成を促進する条件下で育成することにより, 約3週間で, 人工光・閉鎖環境における挿し木発根苗生産が可能になるものと考えられた.
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