The Topographic Changes of Nd: YAG Laser on Different Black Mediators Coated Bovine Enamel Surfaces

要 旨:広 く一般 に使用 されてい る酸 によるエナメル質エ ッチ ング法 と,種 々な黒色 塗布材 を併用 したNd: YAGレ ーザー によるエナ メル質表面エ ッチ ング法について,牛 のエナメル質表面の形態学 的変化 を比 較検 討 して評価す ることを本研 究の 目的 とした。被験 歯 として,63本 の牛 の歯を使用 した。実験 群 を対照 群 ,酸 処理群,レ ーザー処理群の三つの群に分類 した。 レーザーはAmerican Dental Laser 300dlを 用 い,照 射条件 は20pps,87.5mJと して行った。エナメル質表面の変化 はSEMで 観察 して評価 した。その結果, リン酸処 理群では,2.5μm×5.0μmの 小孔 が観 察 され,墨 を併用 した レーザ ー処理群 では,2.0μmか ら 14.0μmの 泡状 の形態 を観 察する ことがで きた。また,油 性 の黒色 イ ンクを併用 した場合 には ,20μmか ら40μmの 蒸散 部,黒 色 ボールペ ンを併用 した場合 は,浅 い小孔部,ブ ラ ックイ ンクを併用 した場合 は径が 0.5μmか ら1.0μmの い くらか円形 の小孔部観察 された。