潮汐河沉积物泥中分馏磷的分布特征。

H. Tatsumoto, T. Narita, M. Aikawa
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摘要

为了掌握感潮河流域底质中各形态磷的分布特性,选择了花见川(千叶市),对各形态磷的浓度以及与其他项目的关联性进行了研究。底质采集选取了9个地点,使用艾克曼驳船采泥器,同时测定了流速。形态磷是以硫酸、硝酸分解提取法检测出的磷为全磷(T-P),根据Williams等的形态划分方法得到的CDB-P;NaOH-P和HCl-P的总和为无机态磷(I-P)。有机态磷(Org-P)是从全磷和无机态磷的差异中求得的。根据各形态磷浓度及流速测定结果,在因河流形状变化而流速减慢的地点,CDB-P、NaOH-P及HCl-P堆积较多,在底质中的浓度上升。另外,在流速比上游地点快的地点,发现底质中CDB-P及NaOH-P浓度减少,在现场实验中也再次确认了CDB-P及NaOH-P浓度与流速的关系。在测定形态磷浓度的同时,还定量了底质的pH、底质中的Fe及Al浓度,调查了与形态磷浓度的关系。在pH值及底质中Al浓度高于上游地点的地点,CDB-P浓度显示出高值。另外,从CDB-P浓度与Al浓度的良好相关性来看,可以推测CDB-P沉积中Al水解过程中磷的吸附及沉降的贡献较大。
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Distribution Characteristics of Fractionated Phosphorus in the Sediment Mud of the Tidal River.
感潮河川域における底質中の形態別リンの分布特性を把握するために花見川(千葉市)を選び,形態別リン濃度および他の項目との関連性について検討した. 底質の採取は9地点を選び,エクマンバージ採泥器を使用し,同時に流速も測定した. 形態別リンは,硫酸 · 硝酸分解抽出法により検出されるリンを全リン(T-P)とし,Williamsらの形態別分画定量法に基づいて得られたCDB-P,NaOH-PおよびHCl-Pの合計量を無機態リン(I-P)とした.有機態リン(Org-P)は,全リンと無機態リンとの差から求めた. 形態別リン濃度および流速の測定結果から,河川形状の変化により流速が遅くなる地点では,CDB-P,NaOH-PおよびHCl-Pが多く堆積し底質中の濃度が上昇することを認め,また上流地点より流速が速くなる地点では,底質中のCDB-PおよびNaOH-P濃度が減少することが明らかになり,現場実験においてもCDB-PおよびNaOH-P濃度と流速の関係を再確認した. 形態別リン濃度と同時に,底質のpH,底質中のFeおよびAl濃度も定量し,形態別リン濃度との関係を調べた. 上流地点よりpH値および底質中のAl濃度が高くなる地点では,CDB-P濃度が高い値を示した.また,CDB-P濃度とAl濃度との良好な相関性を得たことから,CDB-P堆積にはAlの加水分解過程におけるリンの吸着および沈降の寄与が大きいと推察された.
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