{"title":"Pre-seasonal prophylactic treatment in Japanese cedar pollinosis","authors":"Y. Kitamura, H. Mizuguchi, H. Fukui, N. Takeda","doi":"10.5648/JJIAO.37.241","DOIUrl":null,"url":null,"abstract":"スギ花粉症はスギ花粉を抗原として発症するアレルギー 性鼻炎であり,日本では約 3,000万人がスギ花粉症に罹患 していると推定されており,国民病と呼ばれている。スギ 花粉症の治療として,2月ごろにスギ花粉が飛散を開始し 花粉症が発症してから,治療薬を投薬する導入療法が広く 行われている。これに対して,スギ花粉の飛散開始前から あらかじめ治療薬を投薬する初期療法を行うと,スギ花粉 の飛散期に導入療法と比較して,花粉症の重症化が抑制さ れる。そのため,スギ花粉症に対する初期療法は鼻アレル ギー診療ガイドラインで推奨される標準的治療になってい る。初期療法は鼻過敏性の亢進を抑制する効果があると されているが,その作用機序には未だ不明な点が残されて いる。本稿では,我々の研究結果を中心にスギ花粉症に対 する初期療法が鼻粘膜のヒスタミンH1受容体(H1受容体) の遺伝子発現を抑制することにより,導入療法よりも高い 効果を示すメカニズムについて解説する。 ヒスタミンH1受容体遺伝子発現亢進機構","PeriodicalId":204414,"journal":{"name":"Journal of Japan Society of Immunology & Allergology in Otolaryngology","volume":"54 1","pages":"0"},"PeriodicalIF":0.0000,"publicationDate":"1900-01-01","publicationTypes":"Journal Article","fieldsOfStudy":null,"isOpenAccess":false,"openAccessPdf":"","citationCount":"0","resultStr":null,"platform":"Semanticscholar","paperid":null,"PeriodicalName":"Journal of Japan Society of Immunology & Allergology in Otolaryngology","FirstCategoryId":"1085","ListUrlMain":"https://doi.org/10.5648/JJIAO.37.241","RegionNum":0,"RegionCategory":null,"ArticlePicture":[],"TitleCN":null,"AbstractTextCN":null,"PMCID":null,"EPubDate":"","PubModel":"","JCR":"","JCRName":"","Score":null,"Total":0}