{"title":"Crystallization and Annealing of Melt Blended High and Low Density Polyethylene","authors":"Masato Kunimura, T. Nagasawa, S. Hoshino","doi":"10.1246/NIKKASHI1898.73.7_1402","DOIUrl":null,"url":null,"abstract":"高密度ポリエチレン (HDPE) と低密度ポリエチレン (LDPE) の溶融混合物において, その機械的性質および密度等は混合比に応じて比例的に変化するが, このような性質を示す物性がいかなる混合状態によってもたらされるものかを検討するため, まず混合物の等温結晶化を行ない, ディラトメトリーおよび DTA により結晶成長機構を解析した。著者らはこの過程において, 特に先に Clampitt が HDPE, LDPE 混合物の熱処理の際に生ずるとしたコクリスタルが形成されるか否かについて詳細な実験を行なった。その結果結晶化機構には結晶化温度と両成分の融点の関係により3つの場合が存在することが明らかとなったが, コクリスタルの生成は認められなかった。さらに混合物を熱処理した場合 DTA 曲線には両成分の融解ピークの中間に第3のピークが存在するが, これは種々の熱処理条件を検討した結果コクリスタルによるものではなく LDPE の融解によるものと考えられる。従って HDPE と LDPE 混合物の中では HDPE と LDPEは熱処理の程度に応じて別個に存在し, その物性は両者の混合比に比例して変化する。","PeriodicalId":22880,"journal":{"name":"The Journal of the Society of Chemical Industry, Japan","volume":"69 1 1","pages":"1402-1407"},"PeriodicalIF":0.0000,"publicationDate":"1970-01-01","publicationTypes":"Journal Article","fieldsOfStudy":null,"isOpenAccess":false,"openAccessPdf":"","citationCount":"2","resultStr":null,"platform":"Semanticscholar","paperid":null,"PeriodicalName":"The Journal of the Society of Chemical Industry, Japan","FirstCategoryId":"1085","ListUrlMain":"https://doi.org/10.1246/NIKKASHI1898.73.7_1402","RegionNum":0,"RegionCategory":null,"ArticlePicture":[],"TitleCN":null,"AbstractTextCN":null,"PMCID":null,"EPubDate":"","PubModel":"","JCR":"","JCRName":"","Score":null,"Total":0}