{"title":"Extraction of Components from Sugar-Beet by Liquid Ammonia","authors":"S. Kishihara","doi":"10.1246/NIKKASHI1898.73.8_1740","DOIUrl":null,"url":null,"abstract":"液体アンモニアに対するショ糖の溶解度が大きいことに注目して, ビートコセットからショ糖を抽出することを試みた。ビート成分を 30℃ 液体アンモニアおよび 70℃ 水で抽出して各種成分の総括物質移動係数および抽出速度を求めた。総固形分および糖類の抽出速度はアンモニア抽出の方が大きく, 窒素成分の抽出速度はアンモニア抽出と水抽出の差は少なく, ペクチンおよびサポニン, 灰分の抽出速度は水抽出の方がはるかに大きかった。特にペクチンと灰分の抽出速度の差が大きかった。糖分抽出が平衡に達した時の抽出液中の還元糖と窒素成分の濃度はアンモニア抽出も水抽出もほとんど同じであるが, ペクチンおよびサポニン, 灰分の濃度はアンモニア抽出の方がはるかに低かった。また総固形分に対する純糖率はアンモニア抽出および水抽出についてそれぞれ 87.4% および 85.0% であり, アンモニア抽出の方が高かった。この結果, アンモニアによるビートコセットからのショ糖の抽出は水による抽出より効率がよいといえる。","PeriodicalId":22880,"journal":{"name":"The Journal of the Society of Chemical Industry, Japan","volume":"6 1","pages":"1740-1743"},"PeriodicalIF":0.0000,"publicationDate":"1970-01-01","publicationTypes":"Journal Article","fieldsOfStudy":null,"isOpenAccess":false,"openAccessPdf":"","citationCount":"1","resultStr":null,"platform":"Semanticscholar","paperid":null,"PeriodicalName":"The Journal of the Society of Chemical Industry, Japan","FirstCategoryId":"1085","ListUrlMain":"https://doi.org/10.1246/NIKKASHI1898.73.8_1740","RegionNum":0,"RegionCategory":null,"ArticlePicture":[],"TitleCN":null,"AbstractTextCN":null,"PMCID":null,"EPubDate":"","PubModel":"","JCR":"","JCRName":"","Score":null,"Total":0}