{"title":"The Conditions of Formation of Dawsonite and Its Crystal Structure","authors":"Sangwook Kwon, Byong-Ho Kim, Heishichi Ishikawa","doi":"10.1246/NIKKASHI1898.74.12_2411","DOIUrl":null,"url":null,"abstract":"アルミン酸ナトリウムの二酸化炭素分解によるアルミナ生成の際, 不純物として夾雑されるものがドーソナイトであることが最近知られて来た。著者らはドーソナイトを不純物でなく主成分として純度の高いものを生成させるためその生成条件について検討した。又, X線回折, 電子回折, 赤外吸収スペクトル等によりその化学構造についても究明した。その結果, 生成条件はアルミン酸ナトリウム調製の出発アルミナにより多少異なるが, アルミン酸ナトリウム溶液中のアルカリが中和され, アルミナが過飽和状態にある溶液に HCO3- が多量存在する場合ドーソナイトが生成されることが判った。この条件を満足させるにはアルミン酸ナトリウム溶液の Na2O/Al2O3 モル比が大きいこと, 温度は 50~90℃, 二酸化炭素の吹込み速度が急激であることなどである。ドーソナイトの性状は, 真比重 2.44 で嵩比重は生成条件によって異なり最適条件で生成されたものは 0.21 であった。生成条件, 赤外吸収スペクトルなどにより示性式は NaAlO(OH)HCO3 と推定された。結晶構造は 5.7Å を周期とする繊維状結晶で 5.7Å, 2.8 に非常に強いピークを現わすX線回折図を示す。単位格子は a : 6.71Å, b : 10.411Å, c : 5.58Å で単位結晶は4分子からなり, NaO4(OH)2 と AlO2(OH)4 のややゆがんだ8面体と平面状の CO3 グループから成立し CO3 グループの1個の酸素は水素結合しているものと推定された。","PeriodicalId":22880,"journal":{"name":"The Journal of the Society of Chemical Industry, Japan","volume":"40 1","pages":"2411-2415"},"PeriodicalIF":0.0000,"publicationDate":"1971-01-01","publicationTypes":"Journal Article","fieldsOfStudy":null,"isOpenAccess":false,"openAccessPdf":"","citationCount":"0","resultStr":null,"platform":"Semanticscholar","paperid":null,"PeriodicalName":"The Journal of the Society of Chemical Industry, Japan","FirstCategoryId":"1085","ListUrlMain":"https://doi.org/10.1246/NIKKASHI1898.74.12_2411","RegionNum":0,"RegionCategory":null,"ArticlePicture":[],"TitleCN":null,"AbstractTextCN":null,"PMCID":null,"EPubDate":"","PubModel":"","JCR":"","JCRName":"","Score":null,"Total":0}
最近才知道,在由精胺酸钠分解二氧化碳生成氧化铝时,作为杂质掺杂的东西是道子石。作者们为了使道子石不是杂质而是作为主要成分生成纯度高的东西,对其生成条件进行了研究。另外,还通过X射线衍射、电子衍射、红外吸收光谱等查明了其化学结构。结果,虽然生成条件因配制铝胺酸钠的起始氧化铝而有所不同,但中和了铝胺酸钠溶液中的碱,氧化铝处于过饱和状态的溶液中存在大量HCO3-时,就会生成多子石。满足这一条件的条件包括:精胺酸钠溶液的Na2O/Al2O3摩尔比大;温度为50 ~ 90℃;二氧化碳的吹入速度急剧等。道子石性状方面,真比重为2.44,大小比重因生成条件不同而不同,最佳条件下生成的道子石性状为0.21。根据生成条件、红外吸收光谱等推测,其示性式为NaAlO(OH)HCO3。结晶结构为以5.7 A为周期的纤维状结晶,在5.7 A和2.8处显示出非常强的峰值的X射线衍射图。单位格子为a∶6.71 a, b∶10.411 a, c∶5.58 A,单位晶体由4个分子组成,NaO4(OH)2和AlO2(OH)4的8面体和平面状的CO3组成立,CO3组的一个氧被推测为氢键结合。