{"title":"Critical Relative Humidities and Hygroscopicity Potentials of Some Fertilizer Salts","authors":"T. Kanazawa, M. Chikazawa, M. Kaiho","doi":"10.1246/NIKKASHI1898.74.9","DOIUrl":null,"url":null,"abstract":"肥料塩の吸湿度曲線の形状が試料によって異なる理由について検討した。また, 各試料の吸湿性の大小関係を, 物理化学的な因子で定量化することを試みた。用いた試料は尿素化成肥料 (UCF) , 高度化成肥料 (HGCF) , 配合化成肥料 (MCF) , 尿素 (U) の各粉末である。吸湿度曲線は, バネ秤法により 25℃, 100, 80.6, 74, 61.8(各)%rH において求めた。粉体試料を用い, 相対湿度を適当に選択することにより, 従来から観察されているこれら肥料塩の吸湿度曲線の特徴を変化させずに, 測定時間を大きく短縮することが可能となった。また種々の温度で, 各肥料塩について, 吸湿量と平衡水蒸気圧との関係を測定し, それらからおのおのについて臨界相対湿度 (CRH) を求めた。25℃ で UCF57.0, HGCF66.0, MCF68.5, U73. 4(各)%rH が得られた。従来肥料塩の吸湿度曲線は, 水溶性物質における準直線型と, 水不溶性物質を含むものにおける凸形の曲線の二つに分類されているが, その意味を平衡水蒸気圧曲線より都合良く説明することができた。さらに各温度における CRH より吸湿性の大小の比較を行なうための因子“吸湿ポテンシャル”を求めた。その結果は25℃において, UCF O.242, HGCF O.180, MCF O. 165, U O.134(各)kcal/molであった。","PeriodicalId":22880,"journal":{"name":"The Journal of the Society of Chemical Industry, Japan","volume":"18 1","pages":"9-13"},"PeriodicalIF":0.0000,"publicationDate":"1971-01-01","publicationTypes":"Journal Article","fieldsOfStudy":null,"isOpenAccess":false,"openAccessPdf":"","citationCount":"0","resultStr":null,"platform":"Semanticscholar","paperid":null,"PeriodicalName":"The Journal of the Society of Chemical Industry, Japan","FirstCategoryId":"1085","ListUrlMain":"https://doi.org/10.1246/NIKKASHI1898.74.9","RegionNum":0,"RegionCategory":null,"ArticlePicture":[],"TitleCN":null,"AbstractTextCN":null,"PMCID":null,"EPubDate":"","PubModel":"","JCR":"","JCRName":"","Score":null,"Total":0}