乳房x光检查的医疗,辐射风险,沟通

Takayuki IGARASHI
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摘要

此前一直采用有效剂量来评估乳腺x光辐射,并说明“与乘坐飞机往返东京和纽约时所接受的辐射量相同”。但是,放射线的影响不仅与有效剂量有关,还与单位时间的剂量(剂量率)有关,因此认为这样做是否不合适。这种以往的逻辑是以各组织接受的吸收剂量,在脏器感受性加重的基础上换算成全身辐射的有效剂量为前提进行说明的。国际辐射防护委员会在2021年发行的Publication 147《辐射保护指南》中写道:“在乳房x光片中单个脏器接受大部分剂量的医疗技术或其他情况下,应采用目标组织的平均吸收剂量,而非有效剂量。”,否定了换算成全身辐射。有必要在这些基础上对患者进行辐射说明。我认为以下的事情尤其重要。·从所使用的X射线的质地和装置结构来看,几乎不会对生殖腺和胎儿造成辐射。诊断参考水平是优化剂量的工具,低于这个数值并不一定保证实现了最优化,不能用于对患者的辐射说明。理由是加入了欧美的队列数据,日本人未必过分估计了风险。
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マンモグラフィにおける医療放射線リスクコミュニケーション
マンモグラフィにおける被ばくの評価には,従来から実効線量が用いられており「東京とニューヨークを飛行機で往復する間に受ける放射線量と同じ」というような説明がなされている。しかしながら放射線の影響は実効線量だけでなく単位時間当たりの線量(線量率)も関係することから,不適切ではないかと考えている。この従来のロジックでは各組織が受けた吸収線量を,臓器の感受性で加重した上で全身被ばくへ換算した実効線量を前提に説明をしている。国際放射線防護委員会は,2021年に発行したPublication 147『Use of Dose Quantities in Radiological Protection』において,「マンモグラフィにおける乳房など,単一の臓器が線量の大部分を受ける医療手技やその他の状況では,実効線量ではなく対象の組織の平均吸収線量を用いるべきである。」とし,全身被ばくへ換算することを否定している。これらを踏まえつつ患者への被ばくの説明にあたる必要がある。特に以下のことが重要であると考える。 ・マンモグラフィは用いているX 線の線質と装置の構造からして,生殖腺や胎児への被ばくはほとんどない ・診断参考レベルは線量の最適化のツールではあるが,それを下回ったからと言って必ずしも最適化が達成されていることを保証するものではなく,患者への被ばくの説明には用いてはならない ・乳房の組織加重係数の増加には,欧米のコホートのデータが加わったことによるものという理由があり,日本人としては必ずしもリスクの過少推定であったわけではない
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マンモグラフィにおける医療放射線リスクコミュニケーション Overview of Japan DRLs 2020 and application of DRLs in Breast Cancer Screening OECD 加盟国36カ国の乳がん検診受診率から見る世界のブレスト・アウェアネスの実情 Male breast cancer with repeated bloody nipple discharge マンモグラフィ撮影による臓器・組織の被ばく線量について
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