{"title":"From the elucidation of reasons for not receiving breast cancer examinations and psychosocial background to the dissemination of effective breast awareness.","authors":"Tsunehisa Nomura, Toshiyo Taniguchi, Hiroshi Sonoo","doi":"10.3804/jjabcs.32.135","DOIUrl":"https://doi.org/10.3804/jjabcs.32.135","url":null,"abstract":"はじめに:日本人女性の乳癌は,9人に1人発症するといわれ,乳がん検診の重要性は高い。しかし,日本人女性の乳がん検診受診率は低く,何らかの要因があることが想定される。今回,その要因を明らかにし,より効果的な乳がん検診の啓発について検討したので報告する。 対象と方法:中国地区の成人女性を対象とし,検診受診,自己検診ともありと回答した733例をコントロール群とし,受診歴がない688例は,受診しない理由について自記式質問紙調査を行い,9つの要因(苦痛,羞恥心,時間・機会,誤った認識,費用,年齢,無関心,情報不足,面倒)にグループ化しえた。各要因と個人属性,および心理社会的背景との関連を解析した。 結果:検診受診しない要因で最多は時間・機会28.5%,最少は費用2.2%であった。個人属性および心理社会的背景との関連因子について,苦痛(心の疲労度,達成感,家族関係),羞恥心(自信,夜間勤務),時間・機会(世帯収入),誤った認識(子供の有無,交代勤務,家族歴),費用(無気力),年齢(子供の有無,感情調整,無気力),無関心(家族歴,至福感),情報不足(人生に対する失望感),面倒(交代勤務)に有意差を認めた(P<0.05)。 結語:受診しない要因は,苦痛,羞恥心,時間・機会,誤った認識,費用,年齢,無関心,情報不足,面倒の9つに分類され,要因別にそれぞれ啓発の仕方を考えなければならない。 また,各要因別に影響する個人属性および心理社会的背景は大きく異なっており,その点にも留意し,乳がん検診の啓発を考慮する必要がある。","PeriodicalId":500717,"journal":{"name":"Nihon Nyūgan Kenshin Gakkaishi","volume":"116 1","pages":"0"},"PeriodicalIF":0.0,"publicationDate":"2023-01-01","publicationTypes":"Journal Article","fieldsOfStudy":null,"isOpenAccess":false,"openAccessPdf":"","citationCount":null,"resultStr":null,"platform":"Semanticscholar","paperid":"135844324","PeriodicalName":null,"FirstCategoryId":null,"ListUrlMain":null,"RegionNum":0,"RegionCategory":"","ArticlePicture":[],"TitleCN":null,"AbstractTextCN":null,"PMCID":"","EPubDate":null,"PubModel":null,"JCR":null,"JCRName":null,"Score":null,"Total":0}
{"title":"The Role of Certified Genetic Counselors in Providing Care and Support for Continued Surveillance.","authors":"Misato SUZUKI","doi":"10.3804/jjabcs.32.191","DOIUrl":"https://doi.org/10.3804/jjabcs.32.191","url":null,"abstract":"日本の乳癌診療では2020年よりBRCA1/2遺伝子検査やHBOC に対するリスク低減手術やサーベイランスが保険診療の対象となった。遺伝情報を活用したサーベイランスは個人のライフスタイルや社会的状況に合わせたサポートが必須である。認定遺伝カウンセラーの役割は,遺伝性腫瘍のサーベイランス特有の心理的・経済的・社会的課題があるクライエントのニーズに合わせたケアとサポートを提供し,専門の検診外来と治療施設の連携の要になることである。また長期的にがんが見つかる可能性を抱えた状態をもつことで起こりうる心理的な状況に対しては,専門の外来での面談や電話対応などを定期的に行うことでサーベイランスの離脱率を下げることが期待されている。認定遺伝カウンセラーの立場からサーベイランスの継続に必要なまざまな診療科,医療機関の連携の体制づくりや心理的なサポートを重視した関わりについて紹介した。","PeriodicalId":500717,"journal":{"name":"Nihon Nyūgan Kenshin Gakkaishi","volume":"37 1","pages":"0"},"PeriodicalIF":0.0,"publicationDate":"2023-01-01","publicationTypes":"Journal Article","fieldsOfStudy":null,"isOpenAccess":false,"openAccessPdf":"","citationCount":null,"resultStr":null,"platform":"Semanticscholar","paperid":"135844681","PeriodicalName":null,"FirstCategoryId":null,"ListUrlMain":null,"RegionNum":0,"RegionCategory":"","ArticlePicture":[],"TitleCN":null,"AbstractTextCN":null,"PMCID":"","EPubDate":null,"PubModel":null,"JCR":null,"JCRName":null,"Score":null,"Total":0}
放射線は医療において診断や治療にも不可欠な存在であり幅広く利用されているが,その反面,医療被ばく線量の増加が懸念される。40歳代からのマンモグラフィを用いた乳がん検診では被ばく線量には注意が必要である。更には,Digital Breast Tomosynthesis といった高性能な機能を搭載したマンモグラフィ装置も出てきたことからも,被ばく線量の増加も懸念されている。この医療被ばくの最適化を実現させる手法としてICRP(International Commission on Radiological Protection1))では診断参考レベル(DRLs:Diagnostic Reference Levels)を用いることが推奨され,我が国では2015年度から適用されてきた。このDRL 値は5年ごとに見直しがなされており,現時点での最新のDRL 値はDRLs2020となる。この値がどのように決定されているのか,どのように運用していくのかをこのシンポジウムを通じてわかりやすく解説したものである。
放射线在医疗诊断和治疗中也是不可缺少的存在而被广泛利用,但另一方面,医疗辐射剂量的增加令人担忧。从40多岁开始使用乳房x光检查,需要注意辐射剂量。此外,配备Digital Breast Tomosynthesis高性能功能的乳腺x光片也已上市,因此也令人担心辐射剂量会增加。作为实现医疗辐射优化的方法,ICRP (International Commission on Radiological Protection1)在诊断参考等级(DRLs:Diagnostic Reference Levels)被推荐使用,日本从2015年度开始使用。该DRL值每5年重新评估一次,目前最新的DRL值为DRLs2020。这个值是如何决定的,如何运用的通过这个研讨会通俗易懂地解说了。
{"title":"Overview of Japan DRLs 2020 and application of DRLs in Breast Cancer Screening","authors":"Toru Negishi","doi":"10.3804/jjabcs.32.165","DOIUrl":"https://doi.org/10.3804/jjabcs.32.165","url":null,"abstract":"放射線は医療において診断や治療にも不可欠な存在であり幅広く利用されているが,その反面,医療被ばく線量の増加が懸念される。40歳代からのマンモグラフィを用いた乳がん検診では被ばく線量には注意が必要である。更には,Digital Breast Tomosynthesis といった高性能な機能を搭載したマンモグラフィ装置も出てきたことからも,被ばく線量の増加も懸念されている。この医療被ばくの最適化を実現させる手法としてICRP(International Commission on Radiological Protection1))では診断参考レベル(DRLs:Diagnostic Reference Levels)を用いることが推奨され,我が国では2015年度から適用されてきた。このDRL 値は5年ごとに見直しがなされており,現時点での最新のDRL 値はDRLs2020となる。この値がどのように決定されているのか,どのように運用していくのかをこのシンポジウムを通じてわかりやすく解説したものである。","PeriodicalId":500717,"journal":{"name":"Nihon Nyūgan Kenshin Gakkaishi","volume":"41 1","pages":"0"},"PeriodicalIF":0.0,"publicationDate":"2023-01-01","publicationTypes":"Journal Article","fieldsOfStudy":null,"isOpenAccess":false,"openAccessPdf":"","citationCount":null,"resultStr":null,"platform":"Semanticscholar","paperid":"135844306","PeriodicalName":null,"FirstCategoryId":null,"ListUrlMain":null,"RegionNum":0,"RegionCategory":"","ArticlePicture":[],"TitleCN":null,"AbstractTextCN":null,"PMCID":"","EPubDate":null,"PubModel":null,"JCR":null,"JCRName":null,"Score":null,"Total":0}