{"title":"放线菌纲的分类标准和系统发育。","authors":"Ken-ichiro Suzuki, T. Kudo","doi":"10.1271/nogeikagaku1924.73.619","DOIUrl":null,"url":null,"abstract":"現在,細 菌の分類体系は16S rRNAの 塩基配列に 基づく系統分類がその骨格を形成 している.こ れは, プローブによる特定の微生物の検出や,部 分塩基配列 を用いた同定を可能とし,日 進月歩の関連技術と合わ せて最もトレンドかつ普遍性の高い分類手法として定 着しつつある.一 方,化 学分類は系統分類に先行 して 普及 し,微 生物の培養特性に依存 しない細胞成分分析 に基づく分類法として,分 析機器の進歩とともにその 応用範囲を広げてきた.rRNA遺 伝子に基づ く分類 は,生 物間の距離を捉えるのに有効であるが,そ こか ら直接的に,形 態はもちろん,そ の生物のもつ機能や 生理的な特徴を明らかにするのは困難である.昔 か ら,生 物にとって何が最も本質的な性状かを追いつづ けてきた分類学には時代を反映するものが見える.本 稿では化学分類学的指標としてよく用いられている細 胞壁ペプチ ドグリカン,菌 体脂肪酸,そ してイソプレ ノイドキノンの分類学的解析の例を挙げ,系 統分類と の関係を考察する. 2.Actinobacteria 16S rRNA遺 伝 子 の塩基 配 列 は,特 に細 菌 の高次 分 類群 の体 系化 に重 要 な役 割 を果 た してお り,そ れ によ り グラ ム陽 性細 菌 を高GC含 量細 菌 群 と低GC含 量細 菌群 とに大別 で きる ことが知 られ て い る.Bacillus属 や乳 酸菌 を禽 む低GC含 量細 菌 群 は まだ分類 群 と して 命名 され て い ないが,放 線 菌 といわ ゆ るコ リネ フォル ム細菌,Micracoccus属 な どを含 む高GC含 量細 菌群","PeriodicalId":9443,"journal":{"name":"Bulletin of the Agricultural Chemical Society of Japan","volume":"284 1","pages":"619-622"},"PeriodicalIF":0.0000,"publicationDate":"1999-01-01","publicationTypes":"Journal Article","fieldsOfStudy":null,"isOpenAccess":false,"openAccessPdf":"","citationCount":"0","resultStr":"{\"title\":\"Taxonomic Criteria and Phylogeny of the Class Actinobacteria.\",\"authors\":\"Ken-ichiro Suzuki, T. Kudo\",\"doi\":\"10.1271/nogeikagaku1924.73.619\",\"DOIUrl\":null,\"url\":null,\"abstract\":\"現在,細 菌の分類体系は16S rRNAの 塩基配列に 基づく系統分類がその骨格を形成 している.こ れは, プローブによる特定の微生物の検出や,部 分塩基配列 を用いた同定を可能とし,日 進月歩の関連技術と合わ せて最もトレンドかつ普遍性の高い分類手法として定 着しつつある.一 方,化 学分類は系統分類に先行 して 普及 し,微 生物の培養特性に依存 しない細胞成分分析 に基づく分類法として,分 析機器の進歩とともにその 応用範囲を広げてきた.rRNA遺 伝子に基づ く分類 は,生 物間の距離を捉えるのに有効であるが,そ こか ら直接的に,形 態はもちろん,そ の生物のもつ機能や 生理的な特徴を明らかにするのは困難である.昔 か ら,生 物にとって何が最も本質的な性状かを追いつづ けてきた分類学には時代を反映するものが見える.本 稿では化学分類学的指標としてよく用いられている細 胞壁ペプチ ドグリカン,菌 体脂肪酸,そ してイソプレ ノイドキノンの分類学的解析の例を挙げ,系 統分類と の関係を考察する. 2.Actinobacteria 16S rRNA遺 伝 子 の塩基 配 列 は,特 に細 菌 の高次 分 類群 の体 系化 に重 要 な役 割 を果 た してお り,そ れ によ り グラ ム陽 性細 菌 を高GC含 量細 菌 群 と低GC含 量細 菌群 とに大別 で きる ことが知 られ て い る.Bacillus属 や乳 酸菌 を禽 む低GC含 量細 菌 群 は まだ分類 群 と して 命名 され て い ないが,放 線 菌 といわ ゆ るコ リネ フォル ム細菌,Micracoccus属 な どを含 む高GC含 量細 菌群\",\"PeriodicalId\":9443,\"journal\":{\"name\":\"Bulletin of the Agricultural Chemical Society of Japan\",\"volume\":\"284 1\",\"pages\":\"619-622\"},\"PeriodicalIF\":0.0000,\"publicationDate\":\"1999-01-01\",\"publicationTypes\":\"Journal Article\",\"fieldsOfStudy\":null,\"isOpenAccess\":false,\"openAccessPdf\":\"\",\"citationCount\":\"0\",\"resultStr\":null,\"platform\":\"Semanticscholar\",\"paperid\":null,\"PeriodicalName\":\"Bulletin of the Agricultural Chemical Society of Japan\",\"FirstCategoryId\":\"1085\",\"ListUrlMain\":\"https://doi.org/10.1271/nogeikagaku1924.73.619\",\"RegionNum\":0,\"RegionCategory\":null,\"ArticlePicture\":[],\"TitleCN\":null,\"AbstractTextCN\":null,\"PMCID\":null,\"EPubDate\":\"\",\"PubModel\":\"\",\"JCR\":\"\",\"JCRName\":\"\",\"Score\":null,\"Total\":0}","platform":"Semanticscholar","paperid":null,"PeriodicalName":"Bulletin of the Agricultural Chemical Society of Japan","FirstCategoryId":"1085","ListUrlMain":"https://doi.org/10.1271/nogeikagaku1924.73.619","RegionNum":0,"RegionCategory":null,"ArticlePicture":[],"TitleCN":null,"AbstractTextCN":null,"PMCID":null,"EPubDate":"","PubModel":"","JCR":"","JCRName":"","Score":null,"Total":0}
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Taxonomic Criteria and Phylogeny of the Class Actinobacteria.
現在,細 菌の分類体系は16S rRNAの 塩基配列に 基づく系統分類がその骨格を形成 している.こ れは, プローブによる特定の微生物の検出や,部 分塩基配列 を用いた同定を可能とし,日 進月歩の関連技術と合わ せて最もトレンドかつ普遍性の高い分類手法として定 着しつつある.一 方,化 学分類は系統分類に先行 して 普及 し,微 生物の培養特性に依存 しない細胞成分分析 に基づく分類法として,分 析機器の進歩とともにその 応用範囲を広げてきた.rRNA遺 伝子に基づ く分類 は,生 物間の距離を捉えるのに有効であるが,そ こか ら直接的に,形 態はもちろん,そ の生物のもつ機能や 生理的な特徴を明らかにするのは困難である.昔 か ら,生 物にとって何が最も本質的な性状かを追いつづ けてきた分類学には時代を反映するものが見える.本 稿では化学分類学的指標としてよく用いられている細 胞壁ペプチ ドグリカン,菌 体脂肪酸,そ してイソプレ ノイドキノンの分類学的解析の例を挙げ,系 統分類と の関係を考察する. 2.Actinobacteria 16S rRNA遺 伝 子 の塩基 配 列 は,特 に細 菌 の高次 分 類群 の体 系化 に重 要 な役 割 を果 た してお り,そ れ によ り グラ ム陽 性細 菌 を高GC含 量細 菌 群 と低GC含 量細 菌群 とに大別 で きる ことが知 られ て い る.Bacillus属 や乳 酸菌 を禽 む低GC含 量細 菌 群 は まだ分類 群 と して 命名 され て い ないが,放 線 菌 といわ ゆ るコ リネ フォル ム細菌,Micracoccus属 な どを含 む高GC含 量細 菌群