{"title":"聚乙烯醇与乙醛缩醛反应中的分子间交联","authors":"H. Kawase","doi":"10.1246/NIKKASHI1898.74.7_1458","DOIUrl":null,"url":null,"abstract":"ポリビニルアルコール (PVA) のアセトアルデヒド (AcA) によるアセタール化反応を, PVA の水溶液で開始し反応の進行とともに反応生成物が沈殿してくる反応系で条件をいろいろ変えて行ない, 反応生成物のジオキサンへの溶解性およびジオキサン溶液の粘度を調べた。溶解性および溶液粘度は, アルデヒド濃度, 硫酸濃度, 反応温度および反応時間などの反応条件によって変わる。この変化は AcA 化度の相違によるものではない。反応生成物の赤外吸収スペクトルには特に差が認められない。これらの事実から, AcA による PVA のアセタール化反応においても, PVA 分子間にアセタール化反応が起こり橋かけ結合が形成されると推定した。また, 反応条件と橋かけ結合の生成との関係が, 繊維状あるいはフィルム状試料のホルマール化反応の場合のそれと類似していることを認めた。アセタール化 PVA の軟化点は橋かけの程度と密接な関係にあると考えられる。","PeriodicalId":22880,"journal":{"name":"The Journal of the Society of Chemical Industry, Japan","volume":"138 1","pages":"1458-1461"},"PeriodicalIF":0.0000,"publicationDate":"1971-01-01","publicationTypes":"Journal Article","fieldsOfStudy":null,"isOpenAccess":false,"openAccessPdf":"","citationCount":"0","resultStr":"{\"title\":\"Intermolecular Crossliking in the Acetalization of Poly (vinyl Alcohol) with Acetaldehyde\",\"authors\":\"H. Kawase\",\"doi\":\"10.1246/NIKKASHI1898.74.7_1458\",\"DOIUrl\":null,\"url\":null,\"abstract\":\"ポリビニルアルコール (PVA) のアセトアルデヒド (AcA) によるアセタール化反応を, PVA の水溶液で開始し反応の進行とともに反応生成物が沈殿してくる反応系で条件をいろいろ変えて行ない, 反応生成物のジオキサンへの溶解性およびジオキサン溶液の粘度を調べた。溶解性および溶液粘度は, アルデヒド濃度, 硫酸濃度, 反応温度および反応時間などの反応条件によって変わる。この変化は AcA 化度の相違によるものではない。反応生成物の赤外吸収スペクトルには特に差が認められない。これらの事実から, AcA による PVA のアセタール化反応においても, PVA 分子間にアセタール化反応が起こり橋かけ結合が形成されると推定した。また, 反応条件と橋かけ結合の生成との関係が, 繊維状あるいはフィルム状試料のホルマール化反応の場合のそれと類似していることを認めた。アセタール化 PVA の軟化点は橋かけの程度と密接な関係にあると考えられる。\",\"PeriodicalId\":22880,\"journal\":{\"name\":\"The Journal of the Society of Chemical Industry, Japan\",\"volume\":\"138 1\",\"pages\":\"1458-1461\"},\"PeriodicalIF\":0.0000,\"publicationDate\":\"1971-01-01\",\"publicationTypes\":\"Journal Article\",\"fieldsOfStudy\":null,\"isOpenAccess\":false,\"openAccessPdf\":\"\",\"citationCount\":\"0\",\"resultStr\":null,\"platform\":\"Semanticscholar\",\"paperid\":null,\"PeriodicalName\":\"The Journal of the Society of Chemical Industry, Japan\",\"FirstCategoryId\":\"1085\",\"ListUrlMain\":\"https://doi.org/10.1246/NIKKASHI1898.74.7_1458\",\"RegionNum\":0,\"RegionCategory\":null,\"ArticlePicture\":[],\"TitleCN\":null,\"AbstractTextCN\":null,\"PMCID\":null,\"EPubDate\":\"\",\"PubModel\":\"\",\"JCR\":\"\",\"JCRName\":\"\",\"Score\":null,\"Total\":0}","platform":"Semanticscholar","paperid":null,"PeriodicalName":"The Journal of the Society of Chemical Industry, Japan","FirstCategoryId":"1085","ListUrlMain":"https://doi.org/10.1246/NIKKASHI1898.74.7_1458","RegionNum":0,"RegionCategory":null,"ArticlePicture":[],"TitleCN":null,"AbstractTextCN":null,"PMCID":null,"EPubDate":"","PubModel":"","JCR":"","JCRName":"","Score":null,"Total":0}