{"title":"连续吸收法中气相色谱法与紫外光谱法的结合","authors":"Masahide Inoue, D. Ishii","doi":"10.1246/NIKKASHI1898.74.8_1611","DOIUrl":null,"url":null,"abstract":"ガスクロマトグラフ (GC) からの流出成分を, 小型冷却器の内壁をつたって, 一定流速で流れる溶媒 (エタノール) に連続的に向流吸収させて, 紫外用の液体流動セルに導ぎ, GC と直結で, 連続的に紫外吸収スペクトルを得る方法を考案した。幅 3mm, 高さ 4mm の窓をもったセル厚 0.56~1.37mm の液体流動セルを作り, ベンゼン (1~0.02μl) を試料として, UV の一定波長下 (254.3mμ) でのTCDクロマトグラムに対する, UVクロマトグラムの追従性, および UV クロマトグラムの感度を, 冷却器をかえ, また溶媒流速を変化させて検討し, 適当な条件下では良好な追従性と感度をもたせることが可能であることがわかった。紫外領域 (200~350mμ) を約 20 秒で測定可能な紫外分光光度計を用いることにより, TCD ピークが現われてから, 溶媒に吸収された GC 流出成分が, 液体流動セルに入るまでのおくれ時間 (約30秒) 後に, GCを作動させたままで, セル中の溶媒の流れのみを約 20 秒止めることにより, 保持時間の差が約 40 秒以上あるものについては, それぞれ UV スペクトルの測定が可能となった。またこの方法は, GC での分離が困難な試料について, GC の選択的な U V検出器として使用することもでき, たとえば, オクタン, ノナン, プロピルアルコール, ブチルアルコ一ルと混在するベンゼン, トルエン, キシレンの定量の場合にも有用であった。","PeriodicalId":22880,"journal":{"name":"The Journal of the Society of Chemical Industry, Japan","volume":"22 1","pages":"1611-1614"},"PeriodicalIF":0.0000,"publicationDate":"1971-01-01","publicationTypes":"Journal Article","fieldsOfStudy":null,"isOpenAccess":false,"openAccessPdf":"","citationCount":"1","resultStr":"{\"title\":\"The Combination of the Gas Chromatography and Ultraviolet Spectroscopy by the Continuous Absorption Method\",\"authors\":\"Masahide Inoue, D. Ishii\",\"doi\":\"10.1246/NIKKASHI1898.74.8_1611\",\"DOIUrl\":null,\"url\":null,\"abstract\":\"ガスクロマトグラフ (GC) からの流出成分を, 小型冷却器の内壁をつたって, 一定流速で流れる溶媒 (エタノール) に連続的に向流吸収させて, 紫外用の液体流動セルに導ぎ, GC と直結で, 連続的に紫外吸収スペクトルを得る方法を考案した。幅 3mm, 高さ 4mm の窓をもったセル厚 0.56~1.37mm の液体流動セルを作り, ベンゼン (1~0.02μl) を試料として, UV の一定波長下 (254.3mμ) でのTCDクロマトグラムに対する, UVクロマトグラムの追従性, および UV クロマトグラムの感度を, 冷却器をかえ, また溶媒流速を変化させて検討し, 適当な条件下では良好な追従性と感度をもたせることが可能であることがわかった。紫外領域 (200~350mμ) を約 20 秒で測定可能な紫外分光光度計を用いることにより, TCD ピークが現われてから, 溶媒に吸収された GC 流出成分が, 液体流動セルに入るまでのおくれ時間 (約30秒) 後に, GCを作動させたままで, セル中の溶媒の流れのみを約 20 秒止めることにより, 保持時間の差が約 40 秒以上あるものについては, それぞれ UV スペクトルの測定が可能となった。またこの方法は, GC での分離が困難な試料について, GC の選択的な U V検出器として使用することもでき, たとえば, オクタン, ノナン, プロピルアルコール, ブチルアルコ一ルと混在するベンゼン, トルエン, キシレンの定量の場合にも有用であった。\",\"PeriodicalId\":22880,\"journal\":{\"name\":\"The Journal of the Society of Chemical Industry, Japan\",\"volume\":\"22 1\",\"pages\":\"1611-1614\"},\"PeriodicalIF\":0.0000,\"publicationDate\":\"1971-01-01\",\"publicationTypes\":\"Journal Article\",\"fieldsOfStudy\":null,\"isOpenAccess\":false,\"openAccessPdf\":\"\",\"citationCount\":\"1\",\"resultStr\":null,\"platform\":\"Semanticscholar\",\"paperid\":null,\"PeriodicalName\":\"The Journal of the Society of Chemical Industry, Japan\",\"FirstCategoryId\":\"1085\",\"ListUrlMain\":\"https://doi.org/10.1246/NIKKASHI1898.74.8_1611\",\"RegionNum\":0,\"RegionCategory\":null,\"ArticlePicture\":[],\"TitleCN\":null,\"AbstractTextCN\":null,\"PMCID\":null,\"EPubDate\":\"\",\"PubModel\":\"\",\"JCR\":\"\",\"JCRName\":\"\",\"Score\":null,\"Total\":0}","platform":"Semanticscholar","paperid":null,"PeriodicalName":"The Journal of the Society of Chemical Industry, Japan","FirstCategoryId":"1085","ListUrlMain":"https://doi.org/10.1246/NIKKASHI1898.74.8_1611","RegionNum":0,"RegionCategory":null,"ArticlePicture":[],"TitleCN":null,"AbstractTextCN":null,"PMCID":null,"EPubDate":"","PubModel":"","JCR":"","JCRName":"","Score":null,"Total":0}
引用次数: 1
The Combination of the Gas Chromatography and Ultraviolet Spectroscopy by the Continuous Absorption Method
ガスクロマトグラフ (GC) からの流出成分を, 小型冷却器の内壁をつたって, 一定流速で流れる溶媒 (エタノール) に連続的に向流吸収させて, 紫外用の液体流動セルに導ぎ, GC と直結で, 連続的に紫外吸収スペクトルを得る方法を考案した。幅 3mm, 高さ 4mm の窓をもったセル厚 0.56~1.37mm の液体流動セルを作り, ベンゼン (1~0.02μl) を試料として, UV の一定波長下 (254.3mμ) でのTCDクロマトグラムに対する, UVクロマトグラムの追従性, および UV クロマトグラムの感度を, 冷却器をかえ, また溶媒流速を変化させて検討し, 適当な条件下では良好な追従性と感度をもたせることが可能であることがわかった。紫外領域 (200~350mμ) を約 20 秒で測定可能な紫外分光光度計を用いることにより, TCD ピークが現われてから, 溶媒に吸収された GC 流出成分が, 液体流動セルに入るまでのおくれ時間 (約30秒) 後に, GCを作動させたままで, セル中の溶媒の流れのみを約 20 秒止めることにより, 保持時間の差が約 40 秒以上あるものについては, それぞれ UV スペクトルの測定が可能となった。またこの方法は, GC での分離が困難な試料について, GC の選択的な U V検出器として使用することもでき, たとえば, オクタン, ノナン, プロピルアルコール, ブチルアルコ一ルと混在するベンゼン, トルエン, キシレンの定量の場合にも有用であった。