Horticultural Research (japan)最新文献

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コマツナ（Brassica rapa L. Perviridis）栽培における腐熟度の異なるバーク堆肥の連用が土壌の理化学性に及ぼす影響小松菜(Brassica rapa L. Perviridis)栽培中连用腐熟度不同的伯克堆肥对土壤理化的影响

Horticultural Research (japan)

Pub Date : 2011-07-15 DOI: 10.2503/HRJ.10.341

Yasushi Ishiguro, Yuji Sawagashira, Ryosuke Kitamura, N. Nishimura, Hirokazu Fukui

本研究では，腐熟度を判定した一次発酵終期の完熟前バーク堆肥と二次発酵期の完熟バーク堆肥を1作あたり2，4および8 t・10 a−1連用してコマツナを9連作し，土壌孔隙率，飽和透水係数，全炭素量，CECなどの土壌理化学性に及ぼす影響について検討した．コマツナの生育は，完熟前バーク堆肥あるいは完熟バーク堆肥，およびそれらの施与量の影響を受けなかった．土壌孔隙率（気相率 + 液相率）は，バーク堆肥施与量が増加するに従って上昇した．飽和透水係数はバーク堆肥施与量に伴って増加し，飽和透水係数と土壌孔隙率との間に有意な相関が認められた．土壌中の全炭素量は，バーク堆肥施与量の増加に伴って高くなり，連作を重ねるに従って全炭素量の増加は大きくなった．全炭素量は，土壌孔隙率との間に有意に高い相関が認められ，飽和透水係数との間およびCECとの間にも有意な相関がみられた．バーク堆肥の連用によって全炭素量が増加し，土壌孔隙率や飽和透水係数，CECなどの理化学性が向上したことから，全炭素量は理化学性向上の指標となると考えられた．本研究において，腐熟度による土壌改良効果の差異がみられなかったのは，用いたバーク堆肥が一次発酵終期の完熟前バーク堆肥と二次発酵段階の完熟バーク堆肥であったためと考えられた．

在本研究中，判定腐熟度的一次发酵终期的全熟前堆肥和二次发酵期的全熟堆肥，每作2、4及8t·10a - 1连用9连作小松，土壤孔隙率、饱和透水系数、全碳量、探讨了CEC等对土壤理化性能产生的影响。小松菜的生长没有受到完全成熟前堆肥或完全成熟堆肥以及它们的施与量的影响。土壤孔隙率(气相率+液相率)随着堆肥施与量的增加而上升。饱和透水系数随堆肥施放量而增加，饱和透水系数与土壤孔隙率具有显著相关性。土壤中的全碳量随着堆肥施与量的增加而增加，随着连作的增加，全碳量增加。全碳量与土壤孔隙率之间具有显著的高度相关，与饱和透水系数之间以及与CEC之间也具有显著的相关。由于连用堆肥增加了总碳量，提高了土壤孔隙率、饱和透水系数和CEC等理化性能，因此认为总碳量是提高理化性能的指标。在本研究中，没有发现腐熟程度不同的土壤改良效果差异，可能是因为所使用的伯克堆肥是一次发酵末期的全熟前伯克堆肥和二次发酵阶段的全熟伯克堆肥。

{"title":"コマツナ（Brassica rapa L. Perviridis）栽培における腐熟度の異なるバーク堆肥の連用が土壌の理化学性に及ぼす影響","authors":"Yasushi Ishiguro, Yuji Sawagashira, Ryosuke Kitamura, N. Nishimura, Hirokazu Fukui","doi":"10.2503/HRJ.10.341","DOIUrl":"https://doi.org/10.2503/HRJ.10.341","url":null,"abstract":"本研究では，腐熟度を判定した一次発酵終期の完熟前バーク堆肥と二次発酵期の完熟バーク堆肥を1作あたり2，4および8 t・10 a−1連用してコマツナを9連作し，土壌孔隙率，飽和透水係数，全炭素量，CECなどの土壌理化学性に及ぼす影響について検討した．コマツナの生育は，完熟前バーク堆肥あるいは完熟バーク堆肥，およびそれらの施与量の影響を受けなかった．土壌孔隙率（気相率 + 液相率）は，バーク堆肥施与量が増加するに従って上昇した．飽和透水係数はバーク堆肥施与量に伴って増加し，飽和透水係数と土壌孔隙率との間に有意な相関が認められた．土壌中の全炭素量は，バーク堆肥施与量の増加に伴って高くなり，連作を重ねるに従って全炭素量の増加は大きくなった．全炭素量は，土壌孔隙率との間に有意に高い相関が認められ，飽和透水係数との間およびCECとの間にも有意な相関がみられた．バーク堆肥の連用によって全炭素量が増加し，土壌孔隙率や飽和透水係数，CECなどの理化学性が向上したことから，全炭素量は理化学性向上の指標となると考えられた．本研究において，腐熟度による土壌改良効果の差異がみられなかったのは，用いたバーク堆肥が一次発酵終期の完熟前バーク堆肥と二次発酵段階の完熟バーク堆肥であったためと考えられた．","PeriodicalId":114914,"journal":{"name":"Horticultural Research (japan)","volume":"10 1","pages":"0"},"PeriodicalIF":0.0,"publicationDate":"2011-07-15","publicationTypes":"Journal Article","fieldsOfStudy":null,"isOpenAccess":false,"openAccessPdf":"","citationCount":null,"resultStr":null,"platform":"Semanticscholar","paperid":"131035297","PeriodicalName":null,"FirstCategoryId":null,"ListUrlMain":null,"RegionNum":0,"RegionCategory":"","ArticlePicture":[],"TitleCN":null,"AbstractTextCN":null,"PMCID":"","EPubDate":null,"PubModel":null,"JCR":null,"JCRName":null,"Score":null,"Total":0}

引用次数: 1

温風ダクト吊り下げによるトマトの生長点-開花花房付近の局部加温が垂直温度分布，収量および燃料消費量に及ぼす影響暖风通风管悬挂的西红柿生长点-开花花房附近局部加温对垂直温度分布、产量及燃料消耗量的影响

Horticultural Research (japan)

Pub Date : 2011-07-15 DOI: 10.2503/HRJ.10.395

靖河崎, 克己鈴木, 安場健一郎, 益行高市

トマトの冬季施設生産における燃料費の削減のため，通常地面に配置する温風ダクトを，栽培ベッド上に吊り下げ，温風が生長点―開花花房付近に直接当たるように配置して局部加温を実施し，夜間の垂直温度分布，収量および消費燃料を慣行の暖房法と比較した．局部加温によって，群落上部で慣行より夜間の気温および植物体表面温度は高く推移したが，群落下部は慣行より低温となった．局部加温区における上物果率および果重は慣行区より大となり，品種により程度に差はあるものの，上物収量が多くなる可能性が示された．また，果実はゼリー部の比率が高くなった．面積当たりの燃料消費量は，局部加温区で慣行と比較して26.2％の削減効果が見られ，ダクト吊り下げによる局部加温法が実用的に実施可能であることが示された．

为了减少西红柿冬季设施生产的燃料费，将通常布置在地面上的暖风通风管悬挂在栽培床上，使暖风直接接触生长点—开花花房附近，实施局部加温，夜间垂直温度分布;将产量和消耗燃料与传统取暖法进行了比较。由于局部加温，群落上部的夜间气温及植物体表面温度比惯例高，但群落下部却比惯例低。局部加温区的上物果率和果重大于惯区，显示出不同品种不同程度上上物产量提高的可能性。另外，果实中果冻部分的比例提高了。单位面积燃料消耗量在局部加温区与惯例相比减少了26.2%，表明通过悬挂通风管的局部加温法在实际应用中是可行的。

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ウンシュウミカンの着花に及ぼす9,10-α-ケトールリノレン酸の影響 9、10-α-酮醇亚麻酸对温州桔子开花的影响

Horticultural Research (japan)

Pub Date : 2011-07-15 DOI: 10.2503/HRJ.10.407

直子中嶋, 吉識生駒, 光央松本, ゆり中村, 峰幸横山, 欧二伊福, 茂男吉田

9,10-αケトールリノレン酸（KODA）は，アオウキクサから単離され，数種の植物に対する花成促進作用が報告されている．本研究では，ウンシュウミカンを対象に，KODA処理が花成に及ぼす影響を調べた．まず，秋季に露地においたカラタチ台1年生ウンシュウミカンに対し，花成誘導が進んでいく過程（秋季の低温条件下）で，時期別にKODA処理を行い，摘葉高温処理後の花蕾発生数を調査した．低温遭遇に伴い，KODA処理の有無に関わらず，摘葉高温処理後の花蕾発生数は増加した．10月10日以前にKODA散布を行った処理区で，無処理区に比べ，10月30日の摘葉高温処理後に着花数の増大がみられた．この着花数の増大には，発芽節数の増大がともなう傾向にあった．一方，花成誘導が起こらない高温条件下（25℃）でKODAを処理したところ，摘葉高温処理後の着花数に影響はみられなかった．以上の結果から，KODAは，花成誘導が進む条件下で処理された場合に，ウンシュウミカンの着花を促進すると考えられた．さらに，KODAによる着花促進効果の主因は，えき芽の発芽促進であると考えられた．ただし，この着花促進効果は，低温遭遇が不十分な時期の着花で限定的に現れる傾向にあった．

9,10-α酮醇亚麻酸(KODA)是从青草中分离出来的，对几种植物有促进花成的作用。本研究以温州桔子为对象，调查了KODA处理对花成的影响。首先，对秋季放置在露天的1年生云台柑橘，在诱导开花的过程(秋季低温条件下)，按时期分别进行KODA处理，调查了摘叶高温处理后的花蕾发生数量。随着遭遇低温，无论是否进行KODA处理，经过摘叶高温处理后的花蕾发生数均有所增加。10月10日之前进行了KODA喷洒的处理区，与无处理区相比，10月30日的摘叶高温处理后着花数量增大。这种着花数量的增加，伴随着发芽节数的增加。另一方面，在不会诱导开花的高温条件下(25℃)对KODA进行处理，摘叶高温处理后的着花数量没有受到影响。综上所述，KODA在诱导开花的条件下进行处理，可以促进温州蜜桔的开花。另外，KODA促进开花效果的主要原因被认为是促进芽发芽。不过，这种促进开花效果只在低温条件不充分的时期开花时才会出现。

{"title":"ウンシュウミカンの着花に及ぼす9,10-α-ケトールリノレン酸の影響","authors":"直子中嶋, 吉識生駒, 光央松本, ゆり中村, 峰幸横山, 欧二伊福, 茂男吉田","doi":"10.2503/HRJ.10.407","DOIUrl":"https://doi.org/10.2503/HRJ.10.407","url":null,"abstract":"9,10-αケトールリノレン酸（KODA）は，アオウキクサから単離され，数種の植物に対する花成促進作用が報告されている．本研究では，ウンシュウミカンを対象に，KODA処理が花成に及ぼす影響を調べた．まず，秋季に露地においたカラタチ台1年生ウンシュウミカンに対し，花成誘導が進んでいく過程（秋季の低温条件下）で，時期別にKODA処理を行い，摘葉高温処理後の花蕾発生数を調査した．低温遭遇に伴い，KODA処理の有無に関わらず，摘葉高温処理後の花蕾発生数は増加した．10月10日以前にKODA散布を行った処理区で，無処理区に比べ，10月30日の摘葉高温処理後に着花数の増大がみられた．この着花数の増大には，発芽節数の増大がともなう傾向にあった．一方，花成誘導が起こらない高温条件下（25℃）でKODAを処理したところ，摘葉高温処理後の着花数に影響はみられなかった．以上の結果から，KODAは，花成誘導が進む条件下で処理された場合に，ウンシュウミカンの着花を促進すると考えられた．さらに，KODAによる着花促進効果の主因は，えき芽の発芽促進であると考えられた．ただし，この着花促進効果は，低温遭遇が不十分な時期の着花で限定的に現れる傾向にあった．","PeriodicalId":114914,"journal":{"name":"Horticultural Research (japan)","volume":"62 1","pages":"0"},"PeriodicalIF":0.0,"publicationDate":"2011-07-15","publicationTypes":"Journal Article","fieldsOfStudy":null,"isOpenAccess":false,"openAccessPdf":"","citationCount":null,"resultStr":null,"platform":"Semanticscholar","paperid":"123930623","PeriodicalName":null,"FirstCategoryId":null,"ListUrlMain":null,"RegionNum":0,"RegionCategory":"","ArticlePicture":[],"TitleCN":null,"AbstractTextCN":null,"PMCID":"","EPubDate":null,"PubModel":null,"JCR":null,"JCRName":null,"Score":null,"Total":0}

引用次数: 3

ポット栽培におけるマンゴー'愛紅'の収量および果実品質に及ぼす葉果比の影響叶果比对pot栽培芒果爱红的产量和果实品质的影响

Horticultural Research (japan)

Pub Date : 2011-07-15 DOI: 10.2503/HRJ.10.383

文室政彦

ポット栽培（培土量25 L）マンゴーの‘愛紅’における葉果比が収量，果実品質，翌年の果穂形成および結実に及ぼす影響を‘アーウィン’を対照品種として検討した．収量については，‘アーウィン’は，葉果比40および60が80より多く，‘愛紅’では葉果比20が40および60より多かった．両品種とも葉果比が高いほど着果数が低下し，平均果重は大きかった．両品種とも果実品質（可溶性固形物含量，有機酸含量，果肉硬度および果皮色）は葉果比の影響を受けなかった．翌年，‘アーウィン’では1樹当たり有種子果穂数および1樹当たり有種子果数は，葉果比の影響を受けなかったが，‘愛紅’では1樹当たり有種子果穂数は，前年葉果比20が40および60より低かった．収量については，‘アーウィン’は葉果比の影響を受けなかったが，‘愛紅’は前年葉果比20が40および60より低かった．果実品質は，両品種とも前年葉果比の影響を受けなかった．以上の結果より，目標平均果重を600 g程度に設定した場合，ポット栽培‘愛紅’の適正葉果比は40～60であると考えられた．

以“irwin”为对照品种，探讨了暖壶栽培(培土量25l)芒果的“爱红”叶果比对产量、果实品质、第二年果穗形成及结果的影响。产量方面，“欧文”叶果比40和60高于80，“爱红”叶果比20高于40和60。两个品种叶果比越高，成果数越低，平均果重越大。两个品种的果实品质(可溶性固形物含量、有机酸含量、果肉硬度及果皮颜色)不受叶果比的影响。第二年，“欧文”的每树有种子果穗数及每树有种子果穗数未受叶果比的影响，而“爱红”的每树有种子果穗数上年叶果比20低于40及60。产量方面，“欧文”未受叶果比影响，而“爱红”上年叶果比20低于40和60。果实品质方面，两个品种均未受到上年叶果比的影响。根据以上结果，将目标平均果重设定为600g左右时，暖壶栽培“爱红”的适宜叶果比为40 ~ 60。

{"title":"ポット栽培におけるマンゴー'愛紅'の収量および果実品質に及ぼす葉果比の影響","authors":"文室政彦","doi":"10.2503/HRJ.10.383","DOIUrl":"https://doi.org/10.2503/HRJ.10.383","url":null,"abstract":"ポット栽培（培土量25 L）マンゴーの‘愛紅’における葉果比が収量，果実品質，翌年の果穂形成および結実に及ぼす影響を‘アーウィン’を対照品種として検討した．収量については，‘アーウィン’は，葉果比40および60が80より多く，‘愛紅’では葉果比20が40および60より多かった．両品種とも葉果比が高いほど着果数が低下し，平均果重は大きかった．両品種とも果実品質（可溶性固形物含量，有機酸含量，果肉硬度および果皮色）は葉果比の影響を受けなかった．翌年，‘アーウィン’では1樹当たり有種子果穂数および1樹当たり有種子果数は，葉果比の影響を受けなかったが，‘愛紅’では1樹当たり有種子果穂数は，前年葉果比20が40および60より低かった．収量については，‘アーウィン’は葉果比の影響を受けなかったが，‘愛紅’は前年葉果比20が40および60より低かった．果実品質は，両品種とも前年葉果比の影響を受けなかった．以上の結果より，目標平均果重を600 g程度に設定した場合，ポット栽培‘愛紅’の適正葉果比は40～60であると考えられた．","PeriodicalId":114914,"journal":{"name":"Horticultural Research (japan)","volume":"82 1","pages":"0"},"PeriodicalIF":0.0,"publicationDate":"2011-07-15","publicationTypes":"Journal Article","fieldsOfStudy":null,"isOpenAccess":false,"openAccessPdf":"","citationCount":null,"resultStr":null,"platform":"Semanticscholar","paperid":"121513173","PeriodicalName":null,"FirstCategoryId":null,"ListUrlMain":null,"RegionNum":0,"RegionCategory":"","ArticlePicture":[],"TitleCN":null,"AbstractTextCN":null,"PMCID":"","EPubDate":null,"PubModel":null,"JCR":null,"JCRName":null,"Score":null,"Total":0}

引用次数: 0

アスパラガス全期立茎栽培における“母茎地際押し倒し法”が収量と収穫作業性に及ぼす影響芦笋全期立茎栽培中的“母茎地际压倒法”对产量和收获作业性的影响

Horticultural Research (japan)

Pub Date : 2011-07-15 DOI: 10.2503/HRJ.10.375

隆行坂本, 資泰越智, 昭夫田中, 俊治今井

アスパラガス全期立茎栽培において，母茎とする若茎を畝の片側へ押し倒して立茎し，母茎の群落位置と収穫位置を分離する栽培法（母茎地際押し倒し法）を考案した．本法は作業通路の確保を目的として，隣り合う2畝の母茎を向かい合わせに押し倒すため，母茎群落内が込み合い，群落内の相対積算日射量が減少した．また，収量は慣行の立茎を行った慣行区の76.5％であった．この改善策として，母茎を地際から畝の片側へ押し倒して立茎させた後，垂直位置に対して30°の角度で株元方向へ誘引することで，畝間中央部の畝面から100 cm以上の高さの相対積算日射量が慣行区と同等となり，夏芽の収量は92.9％，春芽収量を含む年間収量は96.1％となった．また，母茎地際押し倒し法により，母茎群落内へもぐり込む姿勢で収穫した若茎の割合を5分の1に軽減し，作業時間を24％短縮できた．さらに，OWAS法による作業性評価において，“ただちに改善すべき姿勢（AC4）”の出現頻度が減少した．以上の結果から，アスパラガスの“母茎地際押し倒し法”は，収穫における作業性の改善に有効であることが示された．課題として，慣行の立茎栽培に比べて畝間の群落内が込み合うため，寡日照による減収の可能性があること，防除作業環境の改善が必要であることが挙げられ，今後の検討が必要である．

在芦笋全期立茎栽培中，首创了将作为母茎的嫩茎倒向亩的一侧立茎，分离母茎的群落位置和收获位置的栽培方法(母茎地际倒法)。本法以确保工作通道为目的，将相邻两亩的母茎相对推倒，致使母茎群落内拥挤，群落内的相对累计日照量减少。另外，产量是实行惯秆立茎惯区的76.5%。作为改善方法，将母茎从地际倒向亩的一侧立茎后，以与垂直位置30°的角度向株源方向引导。亩间中部距亩面100cm以上高度的相对累计日照量与惯行区持平，夏芽产量为92.9%，包括春芽产量在内的年产量为96.1%。另外，采用母茎地际压倒法，将潜入母茎群落内收割的嫩茎比例降低到五分之一，作业时间缩短了24%。另外，在OWAS法的工作性评价中，“应立即改善的态度(AC4)”的出现频率减少。以上结果表明，芦笋的“母茎地际压裂法”可以有效改善收获的作业性能。作为课题，与惯例的立茎栽培相比，由于亩间的群落内拥挤，有因寡日照而减收的可能性，需要改善防治作业环境，今后有必要进行讨论。

{"title":"アスパラガス全期立茎栽培における“母茎地際押し倒し法”が収量と収穫作業性に及ぼす影響","authors":"隆行坂本, 資泰越智, 昭夫田中, 俊治今井","doi":"10.2503/HRJ.10.375","DOIUrl":"https://doi.org/10.2503/HRJ.10.375","url":null,"abstract":"アスパラガス全期立茎栽培において，母茎とする若茎を畝の片側へ押し倒して立茎し，母茎の群落位置と収穫位置を分離する栽培法（母茎地際押し倒し法）を考案した．本法は作業通路の確保を目的として，隣り合う2畝の母茎を向かい合わせに押し倒すため，母茎群落内が込み合い，群落内の相対積算日射量が減少した．また，収量は慣行の立茎を行った慣行区の76.5％であった．この改善策として，母茎を地際から畝の片側へ押し倒して立茎させた後，垂直位置に対して30°の角度で株元方向へ誘引することで，畝間中央部の畝面から100 cm以上の高さの相対積算日射量が慣行区と同等となり，夏芽の収量は92.9％，春芽収量を含む年間収量は96.1％となった．また，母茎地際押し倒し法により，母茎群落内へもぐり込む姿勢で収穫した若茎の割合を5分の1に軽減し，作業時間を24％短縮できた．さらに，OWAS法による作業性評価において，“ただちに改善すべき姿勢（AC4）”の出現頻度が減少した．以上の結果から，アスパラガスの“母茎地際押し倒し法”は，収穫における作業性の改善に有効であることが示された．課題として，慣行の立茎栽培に比べて畝間の群落内が込み合うため，寡日照による減収の可能性があること，防除作業環境の改善が必要であることが挙げられ，今後の検討が必要である．","PeriodicalId":114914,"journal":{"name":"Horticultural Research (japan)","volume":"73 1","pages":"0"},"PeriodicalIF":0.0,"publicationDate":"2011-07-15","publicationTypes":"Journal Article","fieldsOfStudy":null,"isOpenAccess":false,"openAccessPdf":"","citationCount":null,"resultStr":null,"platform":"Semanticscholar","paperid":"125775208","PeriodicalName":null,"FirstCategoryId":null,"ListUrlMain":null,"RegionNum":0,"RegionCategory":"","ArticlePicture":[],"TitleCN":null,"AbstractTextCN":null,"PMCID":"","EPubDate":null,"PubModel":null,"JCR":null,"JCRName":null,"Score":null,"Total":0}

引用次数: 1

カキ‘平核無’および‘刀根早生’のCTSD炭酸ガス脱渋法の実用化牡蛎“平核无”及“刀根早生”CTSD碳酸气体脱涩法的实用化

Horticultural Research (japan)

Pub Date : 2011-07-15 DOI: 10.2503/HRJ.10.295

正毅小川, 政彦石崎, 秀孝角田, 勧山内, 義彦中村, 昇竹本, 雅宏辻本, 黒田喜佐雄, 和彦岩本, 善守松本, 良允小野, 泰則澤村, 豊大西, 重孝植田

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中晩生カンキツ‘はれひめ’における夏秋季の水ストレスが果実品質に及ぼす影響中晚生柑橘“晴姬”的夏秋季水压力对果实品质的影响

Horticultural Research (japan)

Pub Date : 2011-04-15 DOI: 10.2503/HRJ.10.191

光徳岩崎, 浩深町, 篤今井, 圭介野中

中晩生カンキツ‘はれひめ’について，夏～収穫期までの水ストレスが果実品質に及ぼす影響を研究した．8月中旬～収穫期まで，葉内最大水ポテンシャルで−0.7～−1.2 MPaの水ストレスを付与した乾燥区は，付与していない湿潤区に比べ，収穫時の果汁内Brixは約3％高く，果実横径は1.3 mm小さくなった．特にBrixは，10月上旬までに2.9％の差がみられたことから，8～9月の水ストレスが果実内Brixの上昇に対して影響が大きいと思われる．収穫時の果実品質について，乾燥区は果実重で約1割低く，果皮色は紅色が濃くなった．果汁内の糖は，処理区間で成分比に変化はなかったが，全糖量は乾燥区が湿潤区に比べ約1.6倍であった．果汁内の有機酸については，乾燥区のクエン酸は湿潤区に比べ約1.3倍であったが，リンゴ酸は約0.7倍であった．果汁内のアミノ酸は，乾燥区が湿潤区に比べ9種類のアミノ酸で濃度が高く，アスパラギン酸は約3倍，グルタミン酸は約2.1倍となった．全アミノ酸含量は，乾燥区が湿潤区に比べ約1.7倍であった．以上のことから，夏以降の水ストレスにより果実はやや小玉になるが，果汁成分は濃厚となり，商品性の高い果実が生産できると考えられる．

针对中晚生柑橘“晴姬”，研究了从夏季到收获期的水压力对果实品质的影响。从8月中旬到收获期，在叶内最大水势下赋予了- 0.7 ~ - 1.2 MPa水压力的干燥区，与未赋予水压力的湿润区相比，收获时果汁内Brix高出约3%，果实直径减小了1.3毫米。特别是Brix，截止到10月上旬出现了2.9%的差异，因此8 ~ 9月的水压力对水果内Brix的上升影响较大。关于收获时的果实品质，干燥区果实重量低约一成，果皮颜色深红色。果汁内的糖在处理区间的成分比例没有变化，但总糖量干燥区约为湿润区1.6倍。果汁内的有机酸方面，干燥区的柠檬酸约为湿润区的1.3倍，而苹果酸约为0.7倍。果汁内的氨基酸中，干燥区比湿润区氨基酸浓度高9种，天冬氨酸约为3倍，谷氨酸约为2.1倍。干燥区氨基酸含量约为湿润区氨基酸含量的1.7倍。综上所述，夏季以后的水压力会使果实略小，但果汁成分浓厚，可以生产商品性高的果实。

{"title":"中晩生カンキツ‘はれひめ’における夏秋季の水ストレスが果実品質に及ぼす影響","authors":"光徳岩崎, 浩深町, 篤今井, 圭介野中","doi":"10.2503/HRJ.10.191","DOIUrl":"https://doi.org/10.2503/HRJ.10.191","url":null,"abstract":"中晩生カンキツ‘はれひめ’について，夏～収穫期までの水ストレスが果実品質に及ぼす影響を研究した．8月中旬～収穫期まで，葉内最大水ポテンシャルで−0.7～−1.2 MPaの水ストレスを付与した乾燥区は，付与していない湿潤区に比べ，収穫時の果汁内Brixは約3％高く，果実横径は1.3 mm小さくなった．特にBrixは，10月上旬までに2.9％の差がみられたことから，8～9月の水ストレスが果実内Brixの上昇に対して影響が大きいと思われる．収穫時の果実品質について，乾燥区は果実重で約1割低く，果皮色は紅色が濃くなった．果汁内の糖は，処理区間で成分比に変化はなかったが，全糖量は乾燥区が湿潤区に比べ約1.6倍であった．果汁内の有機酸については，乾燥区のクエン酸は湿潤区に比べ約1.3倍であったが，リンゴ酸は約0.7倍であった．果汁内のアミノ酸は，乾燥区が湿潤区に比べ9種類のアミノ酸で濃度が高く，アスパラギン酸は約3倍，グルタミン酸は約2.1倍となった．全アミノ酸含量は，乾燥区が湿潤区に比べ約1.7倍であった．以上のことから，夏以降の水ストレスにより果実はやや小玉になるが，果汁成分は濃厚となり，商品性の高い果実が生産できると考えられる．","PeriodicalId":114914,"journal":{"name":"Horticultural Research (japan)","volume":"56 1","pages":"0"},"PeriodicalIF":0.0,"publicationDate":"2011-04-15","publicationTypes":"Journal Article","fieldsOfStudy":null,"isOpenAccess":false,"openAccessPdf":"","citationCount":null,"resultStr":null,"platform":"Semanticscholar","paperid":"124030789","PeriodicalName":null,"FirstCategoryId":null,"ListUrlMain":null,"RegionNum":0,"RegionCategory":"","ArticlePicture":[],"TitleCN":null,"AbstractTextCN":null,"PMCID":"","EPubDate":null,"PubModel":null,"JCR":null,"JCRName":null,"Score":null,"Total":0}

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Effects of various substrates on growth and fruit yield in tomato forcing culture using a root-proof capillary wick 不同基质对番茄防根毛管强制栽培生长和产量的影响

Horticultural Research (japan)

Pub Date : 2011-04-15 DOI: 10.2503/HRJ.10.197

T. Kinoshita, M. Masuda

促成トマトの防根給水ひも栽培において，培地の種類が生育および収量に及ぼす影響について三相分布および培地溶液の無機成分の比較から検討した．培地の種類によって三相分布は大きく異なり，栽培の前後でも粉砕籾殻，混合培地（田土：バーク堆肥：ピートモス：パーライト = 2 : 4 : 1 : 1），籾殻燻炭およびバーク堆肥では，その分布が大きく変化した．可販果収量には培地間で大きな違いが見られ，混合培地で最も高く，粉砕籾殻で最も低かった．果実糖度は，培地間で有意差が認められなかった．栽培前後の培地の液相率および気相率と可販果収量との関係をみると，気相率よりも液相率の方が，また栽培後より栽培前の値の方が相関は高かった．また，バーク堆肥および粉砕籾殻において，培地溶液のECおよびPO43−を除く無機成分濃度が他の培地よりも高くなる時期があったが，養分の過剰や欠乏の症状は特にみられなかったことから，培地溶液の無機成分濃度が収量に及ぼす影響は小さいと考えられた．以上から，促成トマトの防根給水ひも栽培における培地選択の際には，栽培前の混合培地の液相率を指標にすることができ，本手法では，液相率が45～55％の範囲に入るよう設定すれば適当と判断され，この点で，上記の混合培地は本手法に適しているものと考えられた．

在促成番茄的防根给水绳栽培中，从三相分布及培养基溶液的无机成分的比较，探讨了培养基的种类对生长及产量的影响。根据培养基的种类，三相分布有很大的不同，栽培前后也有粉碎稻壳，混合培养基(田土:伯克堆肥:皮特莫斯:粗糠炭= 2∶4∶1∶1)，粗糠熏炭和粗糠堆肥的分布变化很大。不同培养基的可销售产量差异较大，混合培养基最高，粉碎稻壳最低。果实糖度在培养基之间不存在显著性差异。从栽培前后培养基的液相率和气相率与可销售产量的关系来看，液相率高于气相率，栽培前值高于栽培后值。另外，在伯克堆肥和粉碎稻壳中，虽然有一段时期培养基溶液中除EC和PO43 -以外的无机成分浓度高于其他培养基，但并没有明显的养分过剩和缺乏症状。培养基溶液的无机成分浓度对产量的影响很小。综上所示，在催熟番茄的防根给水绳栽培的培养基选择时，可以将栽培前的混合培养基的液相率作为指标，在本方法中，只要将液相率设定在45 ~ 55%的范围内即可。上述的混合培养基被认为适合于本方法。

{"title":"Effects of various substrates on growth and fruit yield in tomato forcing culture using a root-proof capillary wick","authors":"T. Kinoshita, M. Masuda","doi":"10.2503/HRJ.10.197","DOIUrl":"https://doi.org/10.2503/HRJ.10.197","url":null,"abstract":"促成トマトの防根給水ひも栽培において，培地の種類が生育および収量に及ぼす影響について三相分布および培地溶液の無機成分の比較から検討した．培地の種類によって三相分布は大きく異なり，栽培の前後でも粉砕籾殻，混合培地（田土：バーク堆肥：ピートモス：パーライト = 2 : 4 : 1 : 1），籾殻燻炭およびバーク堆肥では，その分布が大きく変化した．可販果収量には培地間で大きな違いが見られ，混合培地で最も高く，粉砕籾殻で最も低かった．果実糖度は，培地間で有意差が認められなかった．栽培前後の培地の液相率および気相率と可販果収量との関係をみると，気相率よりも液相率の方が，また栽培後より栽培前の値の方が相関は高かった．また，バーク堆肥および粉砕籾殻において，培地溶液のECおよびPO43−を除く無機成分濃度が他の培地よりも高くなる時期があったが，養分の過剰や欠乏の症状は特にみられなかったことから，培地溶液の無機成分濃度が収量に及ぼす影響は小さいと考えられた．以上から，促成トマトの防根給水ひも栽培における培地選択の際には，栽培前の混合培地の液相率を指標にすることができ，本手法では，液相率が45～55％の範囲に入るよう設定すれば適当と判断され，この点で，上記の混合培地は本手法に適しているものと考えられた．","PeriodicalId":114914,"journal":{"name":"Horticultural Research (japan)","volume":"9 4 1","pages":"0"},"PeriodicalIF":0.0,"publicationDate":"2011-04-15","publicationTypes":"Journal Article","fieldsOfStudy":null,"isOpenAccess":false,"openAccessPdf":"","citationCount":null,"resultStr":null,"platform":"Semanticscholar","paperid":"116271017","PeriodicalName":null,"FirstCategoryId":null,"ListUrlMain":null,"RegionNum":0,"RegionCategory":"","ArticlePicture":[],"TitleCN":null,"AbstractTextCN":null,"PMCID":"","EPubDate":null,"PubModel":null,"JCR":null,"JCRName":null,"Score":null,"Total":0}

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四季成り性イチゴ品種'なつあかり','デコルージュ' のランナー発生に及ぼす低温前歴、日長および冷蔵処理の影響对四季成气候草莓品种'夏明'，' decorouge '的循环产生的低温前史，日长及冷藏处理的影响

Horticultural Research (japan)

Pub Date : 2011-04-15 DOI: 10.2503/HRJ.10.173

濱野惠, 山崎浩道, 森下昌三, 今田成雄

四季成り性イチゴ品種‘なつあかり’，‘デコルージュ’を効率的に増殖するために，ランナー発生に関する諸条件を調べた．両品種において，ランナー発生には1,000時間以上の低温（5℃以下）に遭遇することを要し，低温遭遇後の株が短日条件に置かれた場合には，ランナー発生に必要な低温遭遇時間が長日条件下におかれた場合より長かった．低温遭遇時間が長いほどランナー数は増加する傾向を示し，2,000時間では低温遭遇後に短日条件下に置かれた場合の方が多い傾向がみられた．十分な低温を経た‘なつあかり’越年株は，短日（10時間）条件下でランナー数が少なかった．これに対し，‘デコルージュ’越年苗はむしろ長日（13～16時間日長）でランナー発生数が少なく，供試した四季成り性品種では日長が長くてもランナー数が増加しない場合があることが示された．冷蔵処理（−2℃；約90日間）により自然低温に遭遇するより早期に低温充足してランナー発生を早める試みにおいて，‘なつあかり’では7月採苗苗の方が5月採苗苗よりランナーが多く，‘デコルージュ’でも7月採苗苗のランナー数は5月採苗苗と同等以上で，両品種とも苗数が多く確保できる7月採苗苗を次年度の親株として利用することは，苗の増殖率の面で不利ではなかった．冷蔵処理開始時期については，‘なつあかり’で12月開始，‘デコルージュ’で11および12月開始で7月までの総ランナー数が多かった．

为了有效增殖四季成气候草莓品种“夏明”和“红胭脂”，研究了有关霉菌发生的各种条件。在这两个品种中，发生长跑需要遭遇1000小时以上的低温(5℃以下)，在遭遇低温后植株处于短日条件时，跑者发生所需的低温遭遇时间比长日条件下放置的情况长。显示出遇到低温的时间越长跑者数越增加的倾向，2000小时后遇到低温后在短天条件下跑者数更多。经过充分低温的“夏明”跨年植株在短日(10小时)条件下跑者数量较少。与此相对，“decorouge”跨年苗在长日(13 ~ 16小时日长)时跑路发生数量较少，试验的四季成性品种即使日长，跑路数量也不会增加。冷藏处理(- 2℃;约90天)尝试提前满足低温，提前发生跑量，“夏明”7月采的苗苗比5月采的苗苗跑量多，“decorroug7”的采苗数量与5月采苗数量相同，两个品种都能确保苗数较多，将7月采苗作为下一年度的亲株，对苗的增殖率并不不利。冷藏处理开始时间方面，“夏明”在12月开始，“decorouge”在11月和12月开始，因此截止到7月的总跑者数较多。

{"title":"四季成り性イチゴ品種'なつあかり','デコルージュ' のランナー発生に及ぼす低温前歴、日長および冷蔵処理の影響","authors":"濱野惠, 山崎浩道, 森下昌三, 今田成雄","doi":"10.2503/HRJ.10.173","DOIUrl":"https://doi.org/10.2503/HRJ.10.173","url":null,"abstract":"四季成り性イチゴ品種‘なつあかり’，‘デコルージュ’を効率的に増殖するために，ランナー発生に関する諸条件を調べた．両品種において，ランナー発生には1,000時間以上の低温（5℃以下）に遭遇することを要し，低温遭遇後の株が短日条件に置かれた場合には，ランナー発生に必要な低温遭遇時間が長日条件下におかれた場合より長かった．低温遭遇時間が長いほどランナー数は増加する傾向を示し，2,000時間では低温遭遇後に短日条件下に置かれた場合の方が多い傾向がみられた．十分な低温を経た‘なつあかり’越年株は，短日（10時間）条件下でランナー数が少なかった．これに対し，‘デコルージュ’越年苗はむしろ長日（13～16時間日長）でランナー発生数が少なく，供試した四季成り性品種では日長が長くてもランナー数が増加しない場合があることが示された．冷蔵処理（−2℃；約90日間）により自然低温に遭遇するより早期に低温充足してランナー発生を早める試みにおいて，‘なつあかり’では7月採苗苗の方が5月採苗苗よりランナーが多く，‘デコルージュ’でも7月採苗苗のランナー数は5月採苗苗と同等以上で，両品種とも苗数が多く確保できる7月採苗苗を次年度の親株として利用することは，苗の増殖率の面で不利ではなかった．冷蔵処理開始時期については，‘なつあかり’で12月開始，‘デコルージュ’で11および12月開始で7月までの総ランナー数が多かった．","PeriodicalId":114914,"journal":{"name":"Horticultural Research (japan)","volume":"66 1","pages":"0"},"PeriodicalIF":0.0,"publicationDate":"2011-04-15","publicationTypes":"Journal Article","fieldsOfStudy":null,"isOpenAccess":false,"openAccessPdf":"","citationCount":null,"resultStr":null,"platform":"Semanticscholar","paperid":"134038469","PeriodicalName":null,"FirstCategoryId":null,"ListUrlMain":null,"RegionNum":0,"RegionCategory":"","ArticlePicture":[],"TitleCN":null,"AbstractTextCN":null,"PMCID":"","EPubDate":null,"PubModel":null,"JCR":null,"JCRName":null,"Score":null,"Total":0}

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‘大和マナ’の異なる生育時期，大きさ，部位および調理法におけるアンジオテンシンI変換酵素阻害活性と糖含量の変動在“大和菜”的不同生长时期、大小、部位及烹饪方法中，血管紧张素I转换酶抑制活性和糖含量的变动

Horticultural Research (japan)

Pub Date : 2011-04-15 DOI: 10.2503/HRJ.10.261

浅尾浩史, 西本登志, 間島いつか, 奥田まみ子, 鷲田和人, 野本享資

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